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日中季節菓子3種(+胡歌御生誕記念、范冰冰案件、月餅など諸々)

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本日9月20日は、胡歌(フー・ゴー)の御生誕記念日。
1982年生まれの胡歌、36歳になりました。
胡歌は、すでに約一ヶ月前から、お誕生日の事に触れており、
「ファンの皆さんが自分の誕生日にお金を使うことは望みません。プレゼントは受け取りません。
それより、本当に助けを必要としている人々の事を常日頃から考えて欲しい。
僕の誕生日を祝う目的で寄付金集めなどせず、
チャリティーは自身の本当の気持ちからしてくれたらと願います。
もし9月20日を普段とちょっと違う日と感じるなら、自分のために何か小さなお願い事をしたり、
心の中で僕に祝福を送って下さい。それが僕にとっては一番のプレゼントです。
もし、その日にどうしても何かしたいのなら、歯をよく磨いて!
9月20日は、國際愛牙日だからね。」などと言っておられた。
多分、毎年、お誕生日に、おびただしい数のプレゼントが送られてきちゃうんでしょうねぇ。
“國際愛牙日”なる記念日は、初耳。ちょっと調べてみたが、日本には無いみたい。
恐らく、中国で1989年に制定された“全國愛牙日 Chinese Teeth Care Day”の事を指しているのだと思う。

胡歌は、“もう36歳”というより、“まだ36歳”という印象。
内面は、すでに人生を達観した86歳並み。
やはり、若い頃からスタアで、早い内から一流の世界を知っている人は、
一般の36歳とは精神的成熟度が違うのだと感心してしまう。

画像は、一番最近のピアジェの広告から。
広告だけじゃなく、映画でもドラマでも、そろそろ新たな出演作を観たい。
何はともあれ、胡歌サマ、お誕生日おめでとうございます。




そして、もう一人、やはり最近お誕生日を迎えた大陸のトップスタア、范冰冰(ファン・ビンビン)。

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最近、当ブログでは、“范冰冰”検索が激増。
どうやら、范冰冰が巨額脱税疑惑で行方不明になっている事を、
日本のごく普通のワイドショウまでもが、こぞって取り上げ始めたからみたい。

本来報道すべき日本の暗部にはダンマリを決め込むくせに、
中国のスキャンダルとなると、大袈裟に騒ぎ立てる日本のメディアの質の低さは、誠に嘆かわしいが、
まだ知らない人のために、ここで范冰冰案件を簡単におさらい。

事の発端は、中国では脱税用に以前からよく行われていると噂される“陰陽合同”と呼ばれる二重契約。
2018年5月末、有名司会者・崔永元(ツイ・ヨンユエン)が、
自身の微博で、実名こそ伏せてはいるものの、
馮小剛(フォン・シャオガン)監督作品『手機2~Cell Phone2』のために交わした范冰冰の物と思われる
二重契約書のコピーを暴露したのを機に、国税局が動きだし、范冰冰が雲隠れ。
海外逃亡説だの、いや、すでに逮捕され収監されているだの、色々と憶測が飛び交ったが、
最近では、どうやら家に戻っていると見られ、報道もおとなしくなっている(…むしろ日本の方が大はしゃぎ)。
9月16日、范冰冰37回目のお誕生日にも、特別な動きは無かったけれど、
微博の范冰冰のアカウントと、婚約者・李晨(リー・チェン)のアカウントが、
同時刻に10分ほどオンラインになっていたという目撃情報あり。
今のところ、“范冰冰の処遇は当局の公表待ち”と受け止める人が多いように見受ける。


この一件が日本で報道されるようになってから、
前述のように、当ブログにも“范冰冰”検索で来る人が激増。
中でも、どういう訳か、アクセス数が際立って多いのが、
藤原紀香が范冰冰をパクった旨を記した“紀香の范冰冰化が止まらない…”という2015年末の記事。
日本で、范冰冰の巨額脱税疑惑が報道されればされる程、
紀香のみっともない范冰冰パクリ疑惑を知る人が増えるなんて、紀香にとっては想定外の災難であろう。
「これ以上、事を荒げず、追徴課税でサッサと済ませて」と范冰冰案件の穏便な収束を願っているのは、
范冰冰以上に紀香だったりして…。



私のように、映画やドラマが好きな人なら、范冰冰が関わった作品が今後どうなるのかが気になるところ。

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公開が厳しくなったであろう作品は、大作ドラマ『巴清傳~Legend of Ba Qing』。
このドラマの主要登場人物である秦の始皇帝嬴政を演じる高雲翔(ガオ・ユンシャン)が、
2018年3月、オーストラリアで現地の華人女性に性的暴行を働いた容疑で裁判沙汰になったため、
元々公開が危ぶまれていたけれど、
高雲翔のシーンを李晨で撮り直し、なんとか難を乗り越えたと安心したのも束の間、
今度は范冰冰の脱税疑惑である。
最近の様子だと、このドラマは、お蔵入りほぼ確定なのでしょうか。
『巴清傳』は、主演・范冰冰×監督・高翊浚(ダニー・コー/ガオ・イージュン)という
『武則天-The Empress-~武媚娘傳奇』コンビによる史劇で、私はその『武則天』にえらく失望したので、
『巴清傳』に対する期待も低く、実のところ、お蔵入りしても別に大して惜しくない。


私が、お蔵入りしたら残念に思うのは、曹保平(ツァオ・バオピン)監督によるクライムサスペンス『她殺』。

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だって、これ、黃軒(ホアン・シュエン/ホアン・シュアン)とのダブル主演映画なのですもの…。
しかも、以前、こちらにも記したように、日本でも撮影が行われているの。
(↓)こちら、『她殺』撮影のために来日した際の范冰冰。

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范冰冰サマin渋谷。東京在住の人なら、ここがどこなのか、すぐに分かりますよね?
ドン・キホーテ真向かい、クロサワ楽器店の横道。(画像右は、撮影by私)
こんな馴染みの場所で范冰冰に出くわしたら、ビックリ。あぁ、出くわしてみたかった…。
そして、何よりその『她殺』、観たいのに、お蔵入りだったら、ガッカリ…。


ちなみに、私が先日たまたま目にしたワイドショウでは、
范冰冰の代表作が『楊貴妃 Lady Of The Dynasty』(2015年)と紹介されていた。
私は、これ、クズ映画だと思っているので、
今回の一件で范冰冰に興味をもった中華芸能をあまり知らない人が、試しに『楊貴妃』を観て、
中国映画ってレベル低っ!と思ったら、残念。
まぁ、“美しい范冰冰サマ鑑賞用”と割り切るなら、最悪の映画じゃないかも知れないけれど。
作品の出来が良い范冰冰出演作なら、私個人的には、『ロスト・イン・北京』(2007年)が好き。




ところで、最近、朝夕は肌寒いくらいで、めっきり秋らしくなりました。
暦の上でも、すっかり秋。
2018年秋のお彼岸は、本日9月20日(木曜)が彼岸入りで、
中日にあたる秋分の日が9月23日(日曜)、彼岸明けが9月26日(水曜)となるらしい。
一方、広く中華圏で祝う中秋節は、今年は9月24日(月曜)。
22日(土曜)から24日(月曜)まで3連休となるようだ。
そのすぐ後に、国慶節の大型連休も控えているし、今秋の中国は、休みがギュッとまとまっていますね。

★ 月餅商戦2018

中秋節と言えば、月餅。
この時期に中華圏へ行くなら、月餅はお約束のお土産。
そして、そんな日本人観光客にも人気なのが、星巴克(スターバック)の月餅。
値段はとらやの上生菓子以上なのに、味がまるでコンビニの練り切りなので、私はあまり買いたくないけれど、
新作は一応毎年チェック。
今年も例年通り、コーヒー風味等、華洋折衷のカラフルなミニ月餅を数種類出しているのだが、
これまで有りそうで無かったのが、(↓)こちら。

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5種類のナッツを詰めた伝統の五仁月餅を星巴克風にアレンジ。
(マカダミアナッツ、カシューナッツ、ヘーゼルナッツ、アーモンド、パンプキンシードと
ナッツを洋風の5種で揃えているのが星巴克流。)
“より斬新な物を”という傾向が長らく続いていたので、伝統回帰がちょっと新鮮。


華洋折衷で、インパクトが強い物なら、(↓)こちら。

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烤鴨(北京ダック)で有名な大董の“松露竹炭月餅”。真っ黒です!
西洋料理の高級食材・松露(黒トリュフ)を中国伝統の月餅に。これ、案外、美味しいかも。



お土産用にするなら、星巴克より良いかも知れないと思ったのは、(↓)こちら。

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故宮博物院とお菓子の老舗・北京稻香村のコラボ商品。
北宋屈指の芸術家として名高い、
第8代皇帝・徽宗趙佶(1082-1135)からインスピレーションを得て作ったという月餅。
中国的なデザインが可愛らしいし、お菓子の専門店が作っているので、星巴克より、味も期待できるかと。



この時期、飲食店のみならず、欧米の一流ファッションブランドも月餅作り。
以前、エルメスの“H”の刻印入り月餅なら見たことがあるのだけれど、
他のメゾンも中華圏では大抵は月餅を用意しているようだ。

(↓)こちら、2018年度版ルイ・ヴィトン月餅。

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“LV”の刻印が押されたカラフルな月餅。


ルイ・ヴィトンでさらに凄いのが、(↓)こちら。

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アメリカの超人気メゾンSupreme(シュプリーム)とのコラボ月餅。
もはや月餅用の贈答箱じゃないし。
これは、高額で転売されそう。


Supremeより価格的にもカジュアルなストリート系ブランドでも月餅。
(↓)こちら、彭浩翔(パン・ホーチョン)監督が、今年、余文樂(ショーン・ユー)から贈られたお品。

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余文樂のブランド、Madness(マッドネス)の月餅。
上部に“Madness”の刻印が押されている。
月餅を食べ終えたら、お弁当箱として使えそうな容器。



過剰包装とか、法外な価格とか、批判も色々有るだろうけれど、
伝統がこういう形で現代に受け継がれ、盛り上がっているのは、羨ましくもある。
日本にも、中秋節の月餅に代わる、伝統行事の伝統菓子が何かないものかと、考えてしまう。
スタバ等でも、毎年期間限定で売り出し、外国人もこぞって買いたがるような日本の伝統菓子…。
そんな事を考えつつ、私自身は地味ぃーに、毎度のお菓子を。
日本のお彼岸に合わせ和菓子を一個と、中国の中秋節に向け月餅を2種。

★ 仙太郎:七穀ぼた

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大きさは、長さ約7センチ。
刻んだ青じそを混ぜ込んだ七穀米で、つぶ餡を包んだぼた餅。




和の季節菓子は、仙太郎(公式サイト)“七穀ぼた”

秋のお彼岸に食べるのは、“ぼた餅”ではなく、
季節のお花・萩に由来する“おはぎ”と呼ぶのが定説になっているが、
仙太郎では一年を通して常に“ぼた餅”。
仙太郎曰く、元々、“ボタ”とはお米の卑称で、欠けて売り物にできないお米を“ボタ米”と称し、
それで作ったお菓子が“ぼた餅”になったという由来に準じ、
同店では、敢えて一年中“ぼた餅”の呼称を使用。

何種類か有る仙太郎のぼた餅の中で、私の一番のお気に入りは、もうずっとこの七穀ぼた。
七穀米で、餡子を包んだぼた餅。
七穀とは、もち米、黒米、ひえ、粟、たかきび、押し麦、そして小豆。
一般的なぼた餅より、お米の形状を残した八分つきなので、ただでさえシッカリした質感で、
さらに、所々で多種多様な雑穀の異なる食感も楽しめる。

中の餡は、素朴なこし餡。
餅生地に混ぜ込まれた青じその清涼感が、餡に合う。


どっしりと大ぶりだが、雑穀を使った、お食事系とも呼びたくなるぼた餅は、案外アッサリ。

★ 聚楽:白あん大月餅

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大きさは、直径約7.5センチ、高さ約3.5センチ。
中に蓮の実餡を包んだ月餅。




中国の季節菓子は、聚楽045-651-2190)の月餅。
2ツ食べた内、こちらは“白あん大月餅”という物。
中国語では、“蓮蓉大月餅”。
月餅上部にも、“蓮蓉”らしき刻印が押されているけれど、
今回購入の物は、文字がはっきり浮き出ていない。

“白餡”とは言っても、日本で一般的な白いんげん豆や白小豆で作る白餡とは違い、
蓮の実を練り上げた餡。
生地にギューッと密にたっぷり詰められているため、一見重そうだが、
とても繊細でシルキーな質感で、舌触り滑らか。


蓮の実の白餡は、日本ではあまり一般的ではないので、ちょっと贅沢な印象。
質感も味も上品で、美味。

★ 聚楽:ココナッツ月餅

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大きさは、直径約7.5センチ、高さ約3.5センチ。
白胡麻を混ぜ込んだココナッツロングを詰めた月餅。




聚楽の月餅2ツの内、こちらは“ココナッツ月餅”
上部には、“椰絲月餅”の刻印。
恐らく当ブログで最も登場回数が多い、私のお気に入り。

一般的には、白餡ベースにココナッツを練り込んだ物をココナッツ餡と呼ぶことが多いけれど、
これは、ココナッツそのものをギッシリ詰め込んでいる。
ココナッツは半生状態で、シャキシャキの食感。


これ以上ココナッツ含有量の高いココナッツ月餅は見たことが無い。
ココナッツ好きな人にお勧め。

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