第31回東京国際映画祭の上映全ラインナップ、本日発表。
公式サイトをチラリと覗いたが、もしかして、私が期待していた作品は、ことごとく入っていないかも…。
後でゆっくりチェック。
ところで、当ブログ、“范冰冰(ファン・ビンビン)”検索でお越しの方が、相変わらず非常に多い。
アクセス数最多は、やはり“紀香の范冰冰化が止まらない…”という2015年末の記事なのだけれど、
ここ二日は、范冰冰の体重を知りたがる人が増えてる。(ちなみに、身長は168センチ。)
范冰冰は過去に、「女性の美しさは人それぞれ、痩せているだけが良いわけではない」ともっともな事を仰り、
自身の事も“中国一おデブな女優”、“微胖(小デブ)”、“微胖界女神(小太り界の女神)”等と称しておられた。
が、俳優の大先輩・張豐毅(チャン・フォンイー)が言って広まった“范冰冰は体重60キロ”説には、
「いや、そこまではない」と否定しており、
ドラマ『武則天 The Empress~武媚娘傳奇』のプロモーションで、公開体重測定。
この時、体重計の針が指したのは、53.5キロ前後で、一応60キロ説の否定には成功。
それにしても、有名な美人女優がよく公衆の面前で体重計にのりますよねぇ。
范冰冰と限らず、中華圏の女優は、相対的に日本の女優よりアケスケでサバサバした印象がある。
(↓)こちら、2013年、路駐したVANの車中で休憩中、ファンに見付かり、サインを求められた范冰冰サマ。
フェイシャルマスク装着のまま、求めに応じサイン。
アケスケでございます(笑)。
ちなみに、15歳でスキンケアに目覚めたという范冰冰は、
特にフェイシャルマスク好きで知られ、市場に出回っている商品は大方試したそうで、
具体的な使用量は年間7百枚以上とも噂されている。
私も来世では、15歳から年間7百枚のフェイシャルマスクでケアいたします(悔しいかな、現世では手遅れ)。
さて、早いもので、あと一週間もしない内にもう10月。
来月のテレビ番組をチェックしようと、<J:COMマガジン>10月号をパラパラめくっていたら、
一ページを使い、「時代劇で堪能!美男美女絵巻」と題し、
日本で放送待機中の大陸史劇3本を紹介している。
取り上げられているのは、『琅琊榜<弐> 風雲来る長林軍~琅琊榜之風起長林』、
『三国志 Secret of Three Kingdoms~三國機密之潛龍在淵』、
そして『花と将軍 Oh My General~將軍在上』。
つい最近まで、<J:COMマガジン>で、ページを割き、ドーンと取り上げられるアジアのドラマは、
必ずと言って良いほど韓国のドラマであった。
ところが、『月に咲く花の如く~那年花開月正圓』が放送開始する時、
一ページ全部を使い、同ドラマが紹介されていたので、ちょっと驚いた。
で、10月号も、こんな感じ。
日本におけるアジアドラマのトレンドが、ようやく韓国から中国へシフトしてきたと感じる。
NHKもいい加減大陸ドラマの放送に踏み切る時期でしょ。
(日本語吹き替え版での放送なら、私は要らないけれど。)
本題はそこじゃなくて、『三国志 Secret of Three Kingdoms』の紹介部分。
主演俳優の馬天宇(マー・ティエンユー)が…
あらら、“マー・テンウー”に…。
日本語の音読み“ば・てんう”を、中国語ちっくにアレンジしたのか…?
(“小籠包 シャオロンバオ”を“しょうろんぽう”と呼ぶ日中ミックスのあの感覚。)
当初、<J:COMマガジン>の誤植かと思ったが、本ドラマを放送する衛星劇場の公式サイトを覗いたら…
やっぱり“マー・テンウー”…。
“馬天宇 Mǎ Tiānyǔ”は、“マー・テンウー”とは発音しない。
しかも、馬天宇は、別に今回初めて日本で紹介される俳優などではなく、
すでに複数本の出演作が放送されており、その度に正しい“マー・ティエンユー”で紹介されてきたハズである。
これまで誤表記されていたから軌道修正するというのなら分かるけれど、
元々正しかった物を、なぜ敢えて誤表記に軌道修“悪”したのか…?
私は、“マー・テンウー”を見て、『天才悪魔フー・マンチュー』とか『3匹の子豚 ブーフーウー』、
はたまたココアのバンホーテンや、アメリカの彫刻柱トーテンポールをも連想しちゃいましたヨ。
あっ、あと、上野には、東天紅(とーてんこー)という中華レストランも有りましたね。
次から次へとどんどん思い浮かぶわ、“マー・テンウー”もどき。
ついでに、他のキャストの表記も見てみたら、
日本でも有名な絶世の美女・貂蟬(任紅昌)を演じている董璇(ドン・シュエン)も…
“ドン・シュアン”の誤表記にされている。
これは、私の御贔屓・黃軒(ホアン・シュエン)を“ホアン・シュアン”としてしまったのと同じ過ち。
“Xuan”を日本語のローマ字風に読んではいけないという
中国語初学者でも知っている基礎さえ知らない人に、キャストの日本語表記を担当させているのであろう。
翻訳者に尋ねれば良いだけの事なのに、それすらやらずに、公けに誤表記を拡散させるなんて、無責任。
翻訳者に払うギャラをケチりたかったのか…?
さらに言ってしまうと、邦題を『三国志 Secret of Three Kingdoms』にしちゃうセンスにも疑問。
上陸前から、中華ドラマニアや出演者のファンの皆さまの間では、『三國機密』の原題で根付いていたし、
ズバリ『三国機密(さんごくきみつ)』の方がインパクトがあるのに…。
三国志マニアを当て込んで、何でも“三国志”をくっ付ける“三国志便乗商法”みたいのは、みっともないし、
“三国志”が氾濫し過ぎて、紛らわしくなるだけ。
(『三国志 Secret of Three Kingdoms』も、ネットで検索する時、
いちいち“Secret of Three Kingdoms”まで付けないと、他のドラマがヒットするから、非常に面倒くさい。)
中国の業者からも、「“三国志”関連と言えば、日本人はひょいひょい食い付いてくる」と足元を見られ、
高値でドラマを売り付けられていそう…。
邦題を『三国志 趙雲伝』とした現地では大不評だったドラマ『武神趙子龍』を観た時に、そう思った。
この度の『三国志 Secret of Three Kingdoms』は衛星劇場での放送で、視聴が限られているため、
いきなり“マー・テンウー”表記が定着するとは考えにくいが、
この先、他局でも繰り返し放送され、ドラマが評判になれば、
馬天宇も“マー・テンウー”で定着していってしまうかも知れませんね。
私は、黃軒(ホアン・シュエン)が“ホアン・シュアン”にされた事を、非常に根に持っているので、
馬天宇ファンのやるせない気持ちをお察しいたします。
そもそも、中国語の複雑な発音を日本語の五十音に当て嵌めようとする事自体に無理があるし、
中国語チンプンカンプンの日本の業者が無理矢理やった結果、実際、間違いが氾濫しているのだから
(黃軒、馬天宇の片仮名誤表記なんて氷山の一角)、
もう何度も言っているように、華人の名はちゃんと漢字で表記すべき。
漢字表記なら、この手の間違いは起きにくいし、
日本人にとっては、チャンだのチュンだのという片仮名の羅列より、記憶に残り易いから、一挙両得。
ちなみに、<J:COMマガジン>10月号で取り上げている3作品の放送予定は…
『琅琊榜<弐> 風雲来る長林軍~琅琊榜之風起長林』
2018年10月9日(火曜) 午後1時~
チャンネル銀河
毎週月曜~金曜 毎日1話、週5話進行 全50話『三国志 Secret of Three Kingdoms~三國機密之潛龍在淵』
2018年10月17日(水曜) 午後9時~
衛星劇場
毎週水曜 2話連続放送 全54話『花と将軍 Oh My General~將軍在上』
2018年10月5日(金曜) 午後6時~
アジアドラマチックTV
毎週木曜+金曜 一日一話、週2話進行 全60話
『三国志 Secret of Three Kingdoms』は、本日、9月25日夜11時に先行放送あり。
『琅琊榜<弐>』は、もう一回、最初から観直しちゃいそう。
その『琅琊榜<弐>』で太子・蕭元時を演じている子役出身の胡先煦(フー・シェンシュー)、
本日、自身の微博で、恋愛中であることを公表。
お相手は、この秋入学した中央戲劇學院の同級生・刁卓(ディアオ・ジュオ)。
どうやら、中戲の講師兼俳優で、昨年45歳の若さで亡くなった刁海明(ディアオ・ハイミン)の娘らしい。
画像上の“テへッ”は、私が書き込んだのではない。刁卓ちゃん自身の加工。
彼女、微博の紹介文も“かわいい人”と日本語で書いているし、アニメ等が好きな今どきの子なのかもね。
いやぁ、それにしても、この秋入学したばかりで、もう付き合っている女の子がいるなんて、
胡先煦クンって、幼く可愛らしい見掛けによらず、案外肉食系なのかしらー。
(…と思ったら、あちらでも“進展神速”と言われていた。 笑!)
ついでに、近々放送の要録画番組を一本。
9月29日(土曜)、TBSの『世界ふしぎ発見!』。
今回は、“玄奘三蔵の足跡を追ってシルクロード大紀行!”という特集。
<西遊記>に登場する三蔵法師のモデルとなった玄奘(602-664)が、唐代、往復3万キロを旅した足跡を、
ミステリーハンターの尾花貴絵がレポート。
シルクロードの玄関口・陝西省西安から、西へ西へ、敦煌、キルギスと進んで行くみたい。
清末を描くドラマ『月に咲く花の如く~那年花開月正圓』でも、主人公の周瑩が、商売のため、
住まいのある陝西から、西の迪化(現在の新疆・烏魯木齊)へ過酷な旅をしていましたよねぇ~。
日本で三蔵法師は、夏目雅子以降、女優が演じる役になっているため、華奢な僧侶のイメージがあるけれど、
実際には、そんなナヨナヨした人では、とてもとても無理な、険しい道中であった事は、想像に容易い。
映画祭で『大唐玄奘』(2016年)が上映された時、霍建起(フォ・ジェンチィ)監督が、
玄奘役に黃曉明(ホァン・シャオミン)を起用した理由の一つとして、「体格がいいから」と話していた。
玄奘の体格が立派だった事は、ちゃんと史書に記されているのだと。
お菓子は、秋らしく、栗を使った和菓子ばかりを一気に4ツ。
★ 紀の国屋:栗蒸し羊羹
大きさは、大体長さ5センチ×幅3センチ×高さ3センチ。
生地の中に栗を混ぜ、四角く切り分けた栗蒸し羊羹。
まずは、紀の国屋(公式サイト)の“栗蒸し羊羹”。
おこじゅや相国最中で有名な紀の国屋が、期間限定で出している生菓子。
最近は、三角形にカットした羊羹の上に栗を盛った、
ちょっと高級感のあるタ栗蒸し羊羹がよく売られているけれど、
紀の国屋のは、生地の中に栗を入れ、四角くカットした、昔からある素朴なタイプ。
生地は、蒸し羊羹らしいムッチリ食感。
原材料表示を見ると、小麦粉以外に、わらび粉も混ぜ込まれている。
栗は、ホクホク。
中に隠れているので、量は分かりにくいけれど、一個半から2個分くらいの栗が使われているかも。
今どき、これで160円は非常に良心的。
栗の量も充分だし、羊羹部分も美味。
とってもコスパの良い栗蒸し羊羹。
秋の限定商品とは言っても、販売期間は長めで、通常、1月半ばまで店頭に出ている。
★ 笹屋伊織:おはぎ(焼栗)
大きさは、直径約5センチ。
もち米を栗餡で包み、上部を刻み栗で飾ったおはぎ。
続いて、笹屋伊織(公式サイト)の“おはぎ”。
同店のおはぎ/ぼた餅では、小豆の餡や胡麻をまぶした物なら幾度となく食べたことがあるけれど、
この焼栗というのは初めて。
餡は、白いんげん豆の白餡をベースに、栗を練り込んだ物で、
洋菓子で使うマロンクリームとはまったく違う。
ただの“栗”ではなく、わざわざ“焼栗”と名付けているように、
天津甘栗のような、焼いた栗特有の味がほんのりする。
甘さはかなり控えめで、あっさり。
自然な甘さで、栗の風味が活きている。
このアッサリした感じは、栗を茶巾で絞った和菓子・栗きんとんにも近いかも。
但し、白餡がベースなので、栗きんとんより、ずっと水分が多く、シットリ。
小豆餡のおはぎは、甘くて重いという人でも、これなら食べ易いかも知れない。
私は激甘党なので、もう少し甘さが欲しい。
★ 梅園:栗かのこ
大きさは、直径約4センチ。
中に白玉を隠した白餡の周りを、栗の甘露煮ですっぽり覆った鹿の子。
こちらは、梅園(公式サイト)の“栗かのこ”。
あわぜんざいで有名な浅草の梅園が出している生菓子。
小ぶりな鹿の子である。
中には、さっぱりマイルドな甘さの白餡。
白+白の保護色で(?)、画像だと分かりにくいけれど、白餡の中には、さらに白玉のお餅が隠れている。
栗は、スライスした物が、周囲にたっぷり。底にまで栗。
そもそもが小ぶりなお菓子なので、栗の割り合いはかなり高い。
ちょっと甘い物が欲しい時に、丁度いいサイズ。
小さくても、丁寧に作られているし、中に白玉が入っているのが、ちょっと得した気分。
★ 仙太郎:生渋栗
大きさは、幅約4センチ。
渋皮付きの栗をこし餡で包み、さらにこし羊羹で衣掛けし、栗に見立てたお菓子。
最後は、仙太郎(公式サイト)の“生渋栗”。
栗を使った仙太郎の商品の中でも、特に好きで、毎年リピート買いしている物。
渋皮付きの栗を餡で覆っただけの、シンプルなお菓子。
見た目は例年通りなのだが、もしかして、餡の部分をマイナーチェンジした…?
昨年までは、栗を覆う餡の部分が、こし餡と蒸し羊羹の間くらいの質感の物であった。
若干ムチッとした弾力を感じる質感だったので、普通のこし餡ではないと思い、
店員さんに尋ねたら、いや、こし餡だ、と。
その答えに納得できなかったのだけれど、
まぁ美味しいから何でもいいワと、それ以上突っ込むことはしなかった。
そして、今年の物。
餡の部分をよく見ると、二重構造になっていて、内側のこし餡をこし羊羹で覆っている。
内側のこし餡は、昨年までの物より柔らかで、明らかにこし餡である。
その上に、もっと密な質感のこし羊羹を被せているので、あんこ玉っぽい感じ。
中に、渋皮付きの栗を丸々一個隠しているので、普通のあんこ玉より勿論もっと贅沢な印象。
本物と同じくらいの大きさの栗の形で可愛らしい。
田舎風の素朴で大きなお菓子が多い仙太郎にしては、小ぶりで上品なお菓子。
購入の時、店員さんから、要冷蔵だと言われた。
昨年までは言われた事が無かったので、やはり素材を変えたのではないだろうか。
変えて不味くなったらガッカリだが、この新ヴァージョンも美味。