“世界一安いミシュラン![]()
星獲得店”として、最近日本のメディアでもよく紹介される添好運點心專門店。
星獲得店”として、最近日本のメディアでもよく紹介される添好運點心專門店。香港唯一のミシュラン３ツ星中華レストラン龍景軒で腕をふるったコックさんが独立してオープンしたお店で
現在、香港に４店舗、旺角、深水埗、旺角、中環、北角（←ここ知らなかった）に店を構える。
内、ミシュランで１ツ星を獲得しているのは、１号店の旺角店と、２号店の深水埗店。
どの店舗に行こう…？
１号店と２号店は、いつも混んでいて、入店するまで随分待たされるという噂。
中環店は、「空いていたけれど味イマイチ」という評価を幾度となく目にし、引けてしまい、選択肢から除外。
（その後、偶然中環店の前を通り掛かったら、外に待つ人の行列ができていた。
味改善？ それともイマイチでも行列？ そもそもイマイチという悪評が嘘…？）
★ 添好運點心專門店 旺角店
食前食後の予定や移動を考え、好都合だった旺角店に決定。
お昼ゴハンにしては遅いけれど、晩ゴハンにしては早過ぎるという中途半端な時刻に行ったら
お店の外で入店待ちをしているのは、ひと組だけ。
中からちょうど店員が出てきたので、我々も人数を告げ、２番手をキープ。
ゆっくり長居するようなお店ではないので、回転も良く、待ち時間１０分程で、席に案内された。
店内は狭くゴチャゴチャしている。 お世辞にも素敵♪とは言えない。
これまで『アナザースカイ』で玉木宏に
『世界！弾丸トラベラー』で渡辺直美に紹介された深水埗店の方は
この旺角店より席数が５倍も多いそう。 テレビで見る限り、雰囲気も深水埗の方が良さそう。
でも、観光客に便利な立地は、やはり旺角店の方かしら。
席につくと、頼まなくても、まず![]()
普洱茶が運ばれてくる。 ひとり２HK$也。
普洱茶が運ばれてくる。 ひとり２HK$也。食器は丈夫なベークライト製。 こういうお店では、高級感より、取り扱い易さが重視されるのであろう。
注文は、オーダーシートにチェックして、渡す。
こんな物を食べてみた。 ★ 酥皮焗叉燒包
まずは、添好運へ行った人の大半が注文するお店の大人気点心“酥皮焗叉燒包”。
１皿に３個入りで１７HK$也。
ほんのり甘い小ぶりの![]()
メロンパンのような生地で、チャーシューを包んだ点心。
メロンパンのような生地で、チャーシューを包んだ点心。甘さが絶妙。 大人気点心というのが頷ける。 ホント、美味しいもん。
友人Mとふたりで行って、３個という半端な数。 お互い譲ることなく（笑）、最後の一個は半分コして完食。
★ 鮮蝦燒賣皇
蒸し点心は、定番の“蝦餃”を避け、同じように海老を使った“鮮蝦燒賣皇”の方を選択。
海老としいたけを入れた![]()
ポーク焼売。 まぁ、これも定番だけれど。 ひと蒸籠に４個入りで２４HK$也。
ポーク焼売。 まぁ、これも定番だけれど。 ひと蒸籠に４個入りで２４HK$也。プリッとした海老とポーク。 ちゃんと旨みがあるから、何も付けずに。
子供から大人まで万人にウケる間違いの無い点心。
★ 陳皮牛肉球
焼売以外の蒸し点心も。 “陳皮牛肉球”は、３個入りで１６HK$也。
要は肉ダンゴ。 ![]()
牛肉の肉ダンゴに湯葉を巻いたもの（“巻く”と言うより、“貼り付けた”？）。
牛肉の肉ダンゴに湯葉を巻いたもの（“巻く”と言うより、“貼り付けた”？）。
陳皮（みかんピール）と香菜で風味付け。 陳皮より断然香菜の方が勝っている。これは“万人ウケ”という訳にはいかない。
香菜が苦手な私には、“まぁ食べられるけれど、わざわざ何個も食べなくて良い”という感じの点心。
★ 蠔皇鮮竹卷
湯葉を使った点心だったら、こちらも。 “蠔皇鮮竹卷”は、３本入りで１５HK$也。
お肉を主に、海老や野菜を湯葉で巻き、トロみのあるタレで和えた蒸し点心。
味付けしっかり。 私は“陳皮牛肉球”より、こちらの方がずっと好み。
★ 黄韮鮮蝦腸
クルクルした巻き物をもう一品。 “黄韮鮮蝦腸”は、３本で２２HK$也。
定番の巻き物点心・腸粉は、何種類か有る内、海老と黄ニラを巻いた物にする。
中の淡白な具材に、醤油ベースの濃いソースがたっぷり絡み、丁度いい感じ。
皮もベタベタせず、程良い食感。
★ 醬王牛肉燒茄子
何だかよく分からない“醬王牛肉燒茄子”というのを注文してみる。 ひと皿３個入りで、１６HK$也。
これ正解！ ![]()
茄子のはさみ揚げね。 いや、挟んでいない。
茄子のはさみ揚げね。 いや、挟んでいない。２～３センチのブツ切りにした茄子の上に、牛肉のミンチをのせて揚げた点心。
茄子がふっくら♪ 油で揚げた重さも感じない。
★ 香滑馬拉糕
甘い物も食べたくて、“香滑馬拉糕”を。 ひと蒸籠に、カットしたひと切れが入り、１２HK$也。
日本でもお馴染みの馬拉糕（マーラーカオ）。
家でもよく電子レンジで温めて食べるのだが、冷めているより、フワッと蒸されている方が、やはり美味しい。
★ 杞子桂花糕
おなかいっぱいでも、次にいつ来れるか分からないから、この機会にもっと甘い物を食べておかねば。
でも、お汁粉のような物やお饅頭は、さすがにおなかにキツイので、軽めに“杞子桂花糕”を。
ひと皿に３個入りで、１２HK$也。
桂花とクコの実のゼリー寄せ。 のど越しが良く、サッパリしているから、これなら満腹でも大丈夫。
かなり空腹状態で入店したが、それにしてもよく食べた。
これだけ食べてお会計は１３８HK$也。 日本円にして１５００円程度。
ふたりで行ったので、ひとり頭たったの７～８００円ポッキリ…！
お店のガサツな雰囲気からは想像のつかない上出来な味。
香港の安いお店って、本当に安物の味がすることが多々あるが、ここは“安かろうマズかろう”ではない。
“世界一安いミシュラン星獲得店”という言葉に納得。
唯一の難点は、現地に行ってみない限り、混雑状況が分からないこと。
時間に余裕があまり無い旅行者は、あまり待たされると、次のスケジュールが狂ってきてしまうから。
今回はさほど待たずに入れてラッキーだったけれど。 とにかく、満足度の高いお店であった。
もし“次回”が有るならば、今回食べなかった物を試したいが
叉焼バンズ“酥皮焗叉燒包”と、揚げ茄子“醬王牛肉燒茄子”は、きっと再注文すると思う。
◆◇◆ 添好運點心專門店 ◆◇◆
旺角 廣華街 ２２０號 翠園大樓 ８號 地下
２３３２２８９６
１０：００am～１０：００pm彌敦道に交わる登打士街に入り、左手の女人街を通り過ぎ直進、左斜めに伸びる廣華街の右手がお店
彌敦道から徒歩６～７分程度
他、深水埗、中環、北角に支店あり。