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キムタクin台湾~コラボwith吳宇森監督だと。

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昨日、2015年8月11日(土曜)、夜8時40分(現地時間)、木村拓哉が、台北・松山空港に到着。
我々はアナタ様を30年近く待った!と、空港に集まった約5百名のファンがキムタクを熱く迎えたという。

現在42歳のキムタクは、SMAPのメンバーとして芸能界にデビューし、あれよあれよと言う間に28年。
約9年前、妻・工藤静香と共に、サーフィンをしに台湾へやって来たとの噂が実しやかに流れているが、
とにかく公式な渡台は、今回が初めてなのだと。




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その日のキムタクは、Tシャツとデニムに、グレーのフェルトハットと眼鏡を合わせるというカジュアル・コーデ。
ちょっと和製ジョニー・デップっぽいイメージを狙っている?
気のせいか、日本に居る普段より、笑みを浮かべているようにも見える。


(↓)こちら、その時の動画。


熱烈歓迎!空港ロビーに現れたキムタクは、簡単に約2分半メディアの取材を受け
(9年前にサーフィンに来たとは言っておらず、「初めて来た」と答えている)、
出口までの約20メートルを3分で通り抜け、お迎えのバンに乗車。
ファンの前に姿を晒したのは、計約5分半ポッキリ。
その後は、一路、宿泊先の台北晶華酒店(リージェント・タイペイ)へ。



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ホテルに到着後は、黒Tの男性陣と傘でキムタクをがっちりガードし、そのお姿を人目に晒さぬよう配慮。
(別に現人神じゃないんだから、そこまでする必要無いでしょー、って気もするが…。)




私個人が木村拓哉を好きか嫌いかはさて置き、
李威(リー・ウェイ)等、台湾の特に30代の男優の演技が“もろキムタク”であることからも、
キムタクが中華圏に与えた影響は大きく、“中華圏で一時代を築いた日本明星”であると感じる。
しかし、最近のアイドル市場は、韓流などの台頭があったり、人々の好みも細分化し、
日本の独壇場とはいかなくなっているし、そもそもキムタクだって、もうしじゅー過ぎのおっさんだし、旬も越え、
キャーキャー騒がれることなんて無いでしょー、と思っていたら、あらら、キャーキャー騒がれているし。
キムタクの神通力、未だ健在。
台湾のメディアが、ここまで大々的に日本の明星を取り上げるのは、昨今珍しい。

今朝、日課の中華芸能チェックをしたところ、キムタク、キムタク、キムタクの嵐。
昨晩の空港でのフィーバーは勿論のこと、過去の主演作や、その人となりを振り返るプロフィール紹介など、
キムタク関連の記事で溢れている。
それらの中で、私がちょっと興味をもったのは、ギャラや身長についての記述。
キムタクのドラマ一話あたりのギャラは560万円なのだとか(←多いのか少ないのか分からない)。
また、身長に関しては、中華圏では常々“キムタク実はチビ疑惑”、
“キムタク身長詐称疑惑”が囁かれているけれど、
ドラマ『月の恋人~Moon Lover』(2010年)で共演した身長174センチの林志玲(リン・チーリン)が
「彼は私より背が高い」と発言したことから、176~177センチくらいが妥当とされていたが、
今回空港にナマ身で出現したことで、“目測170センチ”と下方修正されている。



話は元に戻り、キムタクin台湾。
ちょっと前、キムタク主演のテレ朝ドラマ『アイ'ム ホーム』(中文タイトル『家的記憶』)に関する報道を
目にしていたので、今回の訪台は、その番宣なのだと思っていたら、
実は、台湾の交通部觀光局が、日本向けに制作する台湾観光PRのCM撮影なのだと。

台湾の觀光局は、ドラマ『花より男子~流星花園』でブレイクしたF4を、
2007年、日本と韓国向けの宣伝に起用し、一定の成功を収めて以降、
飛輪海(フェイルンハイ)、羅志翔(ショウ・ルオ)といったアイドル路線での観光客誘致に力を入れている。
(私の感覚では、一般的な日本人が、F4、飛輪海、羅志翔などに触発され、
台湾に赴いているようには見受けないけれど…。)
台湾観光誘致CMのイメージキャラクター以外にも、“親善大使”という名目で、御指名することもあり、
昨2014年は、福山雅治にその白羽の矢が立っている。


ちなみに、(↓)こちらが、これまで台湾観光誘致に一役買った面々のリスト。
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漢字で見ればだいたい判るだろうけれど、念の為補足しておくと、
2013年の陽岱鋼(ヤン・ダイカン/よう・だいかん)は、日本で活躍する台湾出身の野球選手。
同じく2013年、アメリカ向けの宣伝を任された“勞伯・史奈”は、
アメリカ人俳優ロブ・シュナイダーの漢字表記。
2014年に記されている“倫敦靴子 一號二號”は、まんまロンドンブーツ1号2号。



で、今年、2015年、日本向け台湾観光誘致CMに登場するのが木村拓哉。
日本の男性、特に中高年層やホワイトカラーへの影響力の大きさを考慮した起用だという。

その昔は、台湾といえば、“ニッポンのオヤジたちのパラダイス”というイメージであった。
渡辺満里奈が「台湾大好き!」と言い出した頃から状況が変わりはじめ、
そのまま今日まで女性たちに人気の旅行先として定着した印象。
で、今度は、男性も呼び込みましょう!という計画なのであろう。
周囲の中高年男性を見ている限り、彼らがキムタクに感化されるとは考えにくいので、
觀光局の今回の目論見が当たっているとはあまり思えないけれど、
今までの中で一番“大物感”がある人選であることは確か。

觀光局の力の入れようは、それだけではなく、
その台湾観光誘致CMを、あの吳宇森(ジョン・ウー)監督に撮らせるという。
吳宇森監督がメガホンをとると知ったキムタクは、このオファーを二つ返事で受け、
ギャラも“友情価格”だという。まぁ、吳宇森監督と顔を繋げるキッカケになるなら、
仮に時給8百円でも謹んでお受けすべきお仕事でしょう。“損して得取れ”ですわ。


このCMの撮影期間は2日間。
日本側との契約で、撮影スケジュールやロケ地は非公開。それでも…

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今朝早くキムタクがホテルから内湖の花市に向かい、そこで撮影していることが、すでに暴露されている。



吳宇森監督が日本の明星と組んだCMと言えば、
2013年、福山雅治で撮ったアサヒスーパードライのCMがある。
今回は、觀光局のCMなので、ああいうカッコイイ系とは違う仕上がりになるのでは?
観光PRで、キムタクがまさか二丁拳銃持って台北の街を暴れるワケないだろうが(←私の中ではOK)、
台湾の空に白い鳩を飛ばす平和的演出なら“アリ”か…?!
とにかく、どんな感じのCMなのか、公開を楽しみに待たせていただきます。

なお、キムタクの台湾滞在は、3泊4日の予定。

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