たった今、微博で知ったのだが、日本でもお馴染みの
ピザハット(中国語名:必勝客)の大陸での新CMって、

監督:關錦鵬(スタンリー・クワン)×スタイリング:張叔平(ウィリアム・チョン)×主演:胡歌(フー・ゴー)だと。
關錦鵬監督&張叔平といったら、映画『藍宇~情熱の嵐』(2001年)、『長恨歌』(2005年)、
ドラマ『画魂~畫魂』(2003年)といった、なんとも耽美な香港コンビ。
このCMはぜんぜん耽美ではなく、ポップでコミカルな雰囲気さえあり、
始まって早々『琅琊榜(ろうやぼう) 麒麟の才子、風雲を起こす』を思わすアニメが一瞬挿入されていたり、
どこかで見覚えのあるコスプレ姿の若者まで出てくるが、
とにかく、たかがピザハットに(←スミマセン…)、キャストもスタッフも贅沢。

ところで、2016年3月20日(日曜)の昨晩、

北京の大柵欄と思しき場所で、お猿の着ぐるみをまとったイモトアヤコが映っていたので、リモコンを置いた。
イモトはその後、天壇公園だの故宮だのを取材して、台湾へ移動。
そこで、「今、台湾では“小鮮肉”が大流行」、「“小鮮肉”は“細マッチョ”という意味」と“小鮮肉”ブームを紹介。
ひとこと言わせていただくと、“小鮮肉 xiăoxiānròu”は、もう2年くらい前に中華圏で使われだした言葉で、
そもそも“細マッチョ”というより、“若いイケメン”を意味する。
試しに、英語だとどう説明されているのかと思い調べたら、“Young hunk”とか
“Young, good-looking, handsome men who are between the ages of 12 and 25.”等と訳されていた。
“小(若くて)”、“鮮肉(新鮮な肉)”とは、やけに生々しくて、上手い表現だと思う。
ま、とにかく、細マッチョなら何でも良いという訳ではなく、あくまでも“若い”ということが重要。
なので、我が愛しの金城武も、昨年映画『太平綸~The Crossing』のプロモーション中、
メディアに「僕の“小鮮肉”時代はもう過ぎているヨ」などと自虐的に語っている。
日本の中年男性の皆さま、昨晩の『イッテQ』で“小鮮肉”という言葉を覚えたからといって、
台湾旅行で若い女の子にモテようとして、一生懸命引き締めた上腕二頭筋をチラつかせながら、
お調子に乗って「ほら、オレ、“小鮮肉”!」なんて言ったら、
ただのウザいセクハラおやじになってしまうから、
気を付けるようにねー!頼むワ。

昨晩の『イッテQ』で、イモトは、“小鮮肉”という流行語のみならず、
“小鮮肉”にまつわる(↓)こんなヒット商品を紹介。
その名は“小鮮肉奶茶(小鮮肉ミルクティー)”。
中は普通のミルクティーらしい。単純だが、面白いアイディア。
鍛え上げられたボディにしたたる汗まで生々しいこと(笑)。
台南にある張三瘋冰火菠蘿油專賣店(公式facebook)というお店が売り出し、
連日行列ができるほどのヒット商品に。
(日本の株式会社mokkuが手掛けるボディウォーターのボトルのパクリとの指摘もかなりアリ。)
このヒットに乗じ…
♀女性版“小鮮女奶茶(小鮮女ミルクティー)”も登場。
昨晩テレビで紹介されたことで、これらの商品は、
これから春休み、黄金周と台湾へ出向く日本人観光客にも人気がでそうですね。
ちなみに…
イモトアヤコのtwitterによると、本日イモトは香港経由で帰国らしい。
林村の許願樹に
おみかん投げしてきたのでしょうか。

近々『イッテQ』で放送されることでしょう。楽しみ。
今後の放送で注目は、まず、NHK Eテレ『テレビで中国語』。
今年のレッスンは先週で一通り終わり、明日、3月22日(火曜)は、特別企画。
番組を通し一年間中国語を学んできた壇蜜が、北京へ行って、勉強の成果を試すという。
近年は日中関係の悪化もあってか、この番組の卒業スペシャルは台湾と決まっていたが、
ようやく私のお気に入りシティ・北京で撮影してくれて嬉しい。壇蜜自身、大陸上陸はお初とのこと。
なお、『テレビで中国語』、2016年4月からの新たな生徒は、こちら(↓)
川島海荷ちゃん。
この3月に卒業したばかりの明治大学で2年間必修科目として中国語を学んだ経験があるらしい。
同じNHKの語学番組でも、ハングル講座は最近生徒を男性タレントにしたり、
K-Popアイドルを出演させているのに対し、
中国語講座がセクシー系の壇蜜や癒し系の川島海荷を起用するのは、
それぞれの語学を学習するメインターゲットに合わせているわけよね…?
翌3月23日(水曜)は、NHK BSプレミアム『世界で一番美しい瞬間(とき)』。
今回は“森の民 女神を祝うとき”と題し、中国・貴州省の少数民族・侗(トン)族の村、肇興(しょうこう)で、
この地が一年で最も華やぐ旧正月の模様を取材。
民族衣装に身を包んだ人々が、豪華な料理が並んだどこまでも続く長いテーブルを囲む
“長卓宴”の風習などが見られるようだ。こういう長~いテーブルを囲む野外の宴は…
高倉健主演の張藝謀(チャン・イーモウ)監督作品
『単騎、千里を走る』(2005年)の中にも出てきた。

似たような伝統文化が、貴州、雲南といった中国南部のあの一帯にあるのであろう。
3月26日(土曜)は、久し振りにTBS『世界ふしぎ発見!』を。
“台湾一周 ぐるっと環島(ホァンダオ)”という台湾特集。
近年自転車愛好家から注目されている自転車での台湾一周“環島”に、
ミステリーハンター鈴木ちなみが挑み、
自転車大国としての台湾をレポ。

ちなみに、自転車を使った“環島”ブームの火付け役となったのは、映画『練習曲』(2007年)と言われている。
日本版DVDも出ているので、興味のある方はどうぞ。地味だけれど、味のある良い映画。

…と言っても、通常の洋風ケーキのみならず、和菓子屋さんが作る変わり種ケーキも。
和と洋という違いは有れど、どちらもサッパリ系というよりは、ややコッテリ系。
暦の上では春分でも、まだまだ冷えるから、良いのでは。
(私個人的には、コッテリも激甘も、季節を問わず、いつでもウエルカム。)
★ 鎌倉五郎本店:和菓子屋さんのモンブラン 小波(こなみ)
箱の大きさは、約12センチ角。
刻んだ蜜漬け渋皮栗と生クリームを、きんとんの上にのせ、マロンクリームを絞り覆ったモンブラン。

12センチ角の箱に収まっている本体は、10センチ角程度のケーキ。1/4にカットして食すことに。
見た目は特別和を強調していない。どういう部分が和風なのだろうか…?
最も和を打ち出している特徴的な部分は、恐らく下に敷かれた
栗と
お芋を合わせたきんとんの層。


と言っても、おせち料理のきんとんとは別物で、ずっと甘さ控えめで、そこだけ浮くことなく、全体に調和。
原材料表示を記されている白餡も、多分このきんとんに練り込まれているのだろう。
そのため、味の印象がまろやか。
渋皮栗は、期待していたほどの量は入っていなかった。
ほんのり洋酒の香りも感じるし、一般的な洋風のモンブランとの極端な違いは無い。
ただ、私はスポンジ生地を使った日本式のモンブランが好きではないので、
そういった小麦粉生地を一切使っていない点に、高評価。
安っぽいコンビニスウィーツ程度を想像していたので、意外とイケた。
★ リュー・ド・パッシー:サンクロード
大きさは、直径約5センチ、高さ約7センチ。
メレンゲ生地にヴァニラ風味のバタークリームをはさみ、
周囲に細かいクランブルをまぶし、トップにアーモンドを添えたケーキ。

このお店の物では、塩キャラメルを使った人気のケーキ“キャラメル・サレ”他、
何種類かのケーキを試しているけれど、これは、見るのも食べるのも初めて。前から有った…?
私がこの“サンクロード”に飛びついたのは、
大好きなメレンゲとバタークリームをメインにしたケーキだと知ったから。
バタークリームは、濃厚でもシツコくなく、滑らかで口溶けもよい。
香ばしいナッツと、クランブルの歯応えも上手く調和。
これ好き。バタークリームがコーヒー風味でも美味しいかも。
でも、そうすると、モンサンクレールの“モンサンクレール”やピュイサンスの“ピュイサンス”と似てしまうので、
このままの方が差別化されて良いかしら。