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和菓子3種+(周杰倫様ウェルカムto東京)

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先週、ほぼ日課の中華芸能チェックをしていたら、
2016年8月10日(水曜)、台湾明星・周杰倫(ジェイ・チョウ)が妻の昆凌(ハンナ)と、
お揃いのゴールドのスニーカーで、東京の街をブラブラしているところを、
一般人に“捕獲された”という記事を目にする。(↓)こちら、その現場を捕らえた証拠写真。

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東京にお住いの方なら瞬時にお分かりになるのでは。
ここは新宿3丁目。目抜き通りの新宿通りから横に入るビックロとティファニーの間の小路。
私も、前日の9日(火曜)だったら、ここ通ったのに。
私もゴールドのシューズで新宿3丁目を闊歩する杰倫サン夫婦を捕獲したかった。



そんな杰倫サン、12日(金曜)には、まだ1歳の娘・Hathawayちゃんも交え、一家3人で仲良く、
妻・昆凌の23回目のバースデーを白亜のレストランでお祝いしたという。

イメージ 2

画像は、周杰倫が自身のfacebookに出した物。
普段エゲツない取材をする中華メディアでも、
ここがどこの国の何というレストランかまでは特定できていないようなので、私が教えて差し上げます。

杰倫サンは、この時まだ東京に潜伏していたのです。
ここは、西麻布にあるオーベルジュ・ド・リル・トーキョーl'Auberge de l'Ill Tokyo(公式サイト)という
ひらまつ傘下のフレンチレストラン。
結婚披露パーティーで使う人が多いレストランだと思うけれど、
きっと杰倫サンは一家3人のためだけに貸し切ったのでしょう。
よくドラマで、レストランで席に案内された女の子が、周囲を見渡し、他に誰も客が居ないことに気付き、
「えっ、まさか私のために貸し切り…?!」と感激するシーンがあるが、
あれを本当にやっちゃう男性が居るのですねー。
こういう演出好きなところは、日本の出川哲郎にも通じる(…と言ったら、周杰倫ファンに怒られるだろうか?)。
とは言っても、やはり台湾屈指のお金持ち明星・杰倫サンだからこそ出来る事で、
「サスガ!」のひと言でございます。





イメージ 3

あと、染谷将太が主演する2部作の映画『奇生獣』が、一本にまとめられ、2016年9月2日、
大陸で大規模に全国7000スクリーンで公開されるというニュース。
染谷将太と言えば、最近こちらに記した通り、
大陸の巨匠・陳凱歌(チェン・カイコー)監督の新作映画『妖猫伝』への出演が明らかになったばかり。
こういうタイミングで、『奇生獣』が大規模公開と聞くと、
全てが一連の計画の中で進められている事のように感じる。
大陸で事を成すには、やはり裏で何か大きな力を動かし、協力を得る必要が有るのだろうと想像。
『妖猫伝』はとても観たいので、政治のゴタゴタに振り回されず、完成に漕ぎ付くことを願います。
(『奇生獣』大陸版ポスターが、日本版より素敵。)



テレビでは、昨晩放送されたNHKスペシャル、
『村人は満州へ送られた~“国策”71年目の真実』の録画を、つい先ほど観る。
戦況が悪化する一方の中、補助金をエサに、各農村の指導者にノルマを課せ、
主導して満州に農民を送り続けた農林省の経営課長が、戦後、
「全て失敗と言えば失敗ですけれども、日本の農家から見ればですね、いいことだったと思うし、
今でもいいと思ってます」と、のうのうとホザイたのに、目が点。
隣国から叩かれるまでもなく、さきの戦争では、日本の国民自身も、
こういう官僚や軍の暴走の犠牲になったにも拘らず、
それでも日本は悪くないと擁護する日本人って、どれだけMなのでしょう。
昨晩のNHKスペシャルで何か感じた方には、池谷薫監督のドキュメンタリー『蟻の兵隊』(2006年)もお薦め。



お菓子は、和の物を3ツ。

★ こ寿々:わらび餅

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箱の大きさは、だいたい幅10センチ×長さ18センチ×深さ3センチ。
きな粉と黒蜜を添えていただくわらび餅。




鎌倉・こ寿々0120-24-9351)の“わらび餅”
お蕎麦とわらび餅で有名な鎌倉の名店らしいが、私はお初。
お蕎麦“もしくは”わらび餅で有名、…なら分かるけれど、
お蕎麦“&”わらび餅というタイプの異なる2種類の食品両方で有名とは、なんか不思議なお店。
ふたつとも、“こねて作る”という共通点があるから、案外両立するものなのだろうか。

ひとつの箱の中には、9切れのわらび餅。
一応切れ目が入ってはいるけれど、くっ付いてしまっている。
粘り気のあるわらび餅と格闘しながら、なんとかひと切れずつ取り出した。
一緒に箱の中に入っている黒蜜ときな粉を添えて、いざ実食。

箱から取り出す時にすでに感じたように、結構弾力のあるわらび餅。
それでいて、舌を滑るようにノドへ通っていく滑らかな食感。

この商品を扱う通販サイト等には、「稀少な本蕨粉を使用したわらび餅」と記されているが、
実際には、本蕨粉の他に、蓮粉や加工でんぷんが混ぜられている。
ちょっと前に食べた、本当に本蕨粉だけを使った高山の有名なわらび餅、“いわきの早わらび”が、
衝撃的な食感だったため(→参照)、このこ寿々の物は、充分美味しくても、やや霞んでしまった。
お蕎麦屋さんが作った素朴なわらび餅という印象。

★ あさ川:偕楽

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大きさは、長さ約5センチ、幅約2センチの筒形。
梅肉ゼリーを求肥で包んだお菓子。




明治5年(1872年)創業、茨木の老舗・あさ川(公式サイト)“偕楽”
あさ川と言えば、“水戸の梅”があまりにも有名だが、他にもいくつか梅菓子あり。
その一つが、この“偕楽”。
名前は、日本の三名園の一つにも挙げられる、茨木が誇る名勝・偕楽園に由来する。
3千本の大梅林で有名なその天下の名園・偕楽園を誇りにする気持ちを、和菓子に託して創作したのが、
この“偕楽”なのだと。
日本のお花というと、一般的には桜を思い浮かべる人が多い気がするけれど、
水戸の人々にとっては、梅が春を告げる身近なお花なのだろうか。

そんな偕楽は、簡単に説明すると、梅肉ゼリーの求肥ロール。
ゼリーは、白餡に梅肉ピューレを練り込んだ物。
なので、食感は、ゼリーというより羊羹に近い。
甘さは控えめで、梅に尖った酸っぱさは無く、角の取れたまろやかな酸っぱさ。
求肥は、とても柔らか。

口に広がるほんのりした酸味が爽やかなお菓子。
このままでも勿論OKだが、私個人的には、もう少し酸味を強くし、パンチを効かせた方が、より好みかも。

★ 鈴懸:山椒餅

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大きさは、直径約4センチ。
山椒を混ぜ込んだヒヨクモチで、こし餡を包んだお菓子。




最後は、鈴懸(公式サイト)の夏の限定品、“山椒餅”
7月、新宿伊勢丹のお店で見当たらなかったので、「山椒餅は無いのですか?」と尋ねたら、
「入って来るとしたら8月ですが、東京に入って来るかは分かりません」と店員さん。
何を店頭に置くかは、どうやら博多の本店が決めているようだ。
これ、好きなので、入って来て欲しい!と願い続けていたら、8月に入ってからちゃんと入荷された。
あぁ~、良かった…!

佐賀県産のヒヨクモチで作られたお餅は、粘り気がありつつも、ふんわり柔らか。
所々に緑のプツプツが入っていて、一見カビが生えているかのようだが、それが山椒。
使っているのは、高知県仁淀の山椒で、香りが高い。
中に包まれている鈴懸定番の上品なこし餡と、山椒特有の辛みが、相性抜群。

見た目はごく普通の餅菓子なのに、結構山椒が効いていて、後味爽やか。
やはり、これ美味しい。山椒と餡は、とても合う。
鈴懸の他のお菓子より、一回り小ぶりなので、あっと言う間にペロッと平らげてしまう。
私mangoの独断で、京都・鍵善良房の“岩山椒”、鎌倉・長嶋屋の“切山椒”、そしてこの鈴懸の“山椒餅”を、
“日本三大山椒銘菓”に認定させていただきます。
頼むから、来夏も東京のお店で売って。

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