今現在追っている物の中では一番楽しんでいる
チャンネル銀河で放送の大陸ドラマ『名家の妻たち~愛情悠悠藥草香』が本日で最終回らしい。
これ、多少心臓に負担が掛かっても、悪女たちの壮絶なドロドロに度肝を抜かれてみたいという人には、
生ヌルい『武則天 The Empress~武媚娘傳奇』などより、実は余程お勧めしたいドラマ。
で、週明け、2017年1月23日(月曜)からは、林心如(ルビー・リン)+袁弘(ユエン・ホン)主演のドラマ、
『秀麗伝 美しき賢后と帝の紡ぐ愛~秀麗江山之長歌行』が始まるらしいのだが、これ、どうなんでしょうねぇ?!
袁弘が出演しているから、興味が無いわけではないけれど、
アラフォーで未だガーリーを引きずる林心如は、どうも苦手。
お試しで第1話だけ観たら、案の定キャピキャピだった。
全50話だって。どうしましょ。取り敢えず、一週間分は録画か。
ちなみに、その『秀麗伝』でガーリー林心如の相手役・袁弘は、
お仕事で、今週火曜日まで開催されていた
ミラノ・ファッションウィーク(Milano Moda Uomo)に行っていて、

微博に現地で撮った写真をボチボチ出していた。
ここ、絶対にプリンチペ・ディ・サヴォイアでしょ。
私、ここで、天皇・皇后両陛下と遭遇し、わざわざ足を止めてご挨拶していただいたことがある。
恐らく、私が人生の中で“偶然に出くわした有名人”の中で一番の大物。
さすがにサインや写真のおねだりは控えた(そもそもカメラを持っていなかったし)。
ミラノは街が小さいので、有名人遭遇率が非常に高い。あぁ、袁弘にも会いたかった…。
さて、
テレビ。


近年、日本のテレビは、国内の空気を読み、“中華圏”というと当たり障りの無い台湾ばかりを取り上げ、
中国というとネガティヴな報道ばかりを垂れ流し。
いい加減ウンザリしているので、取り敢えず明日からの一週間は新鮮に楽しめそう。
まずは明日、1月20日(金曜)、NHK BS1の『地球タクシー』。
毎回ディレクターが外国の街を訪れ、タクシーを乗り換え、
現地をよく知るタクシードライバーとだからこそ触れられる街の側面を紹介する紀行ドキュメンタリー。
今回の舞台は、“魔都”上海。
SF的な現代建築と歴史的な洋館が不思議なハーモニーを奏でるこの街で、
上海蟹を求め、あちらこちらを彷徨ったり、庶民の生活感を肌で感たり、B級グルメを食べ、
上海の様々な表情を体感。
“SF的現代建築”は沢山あるから、番組でどこが映るのか分からないけれど
(建築やアートの番組ではないので、そもそも具体的に紹介しない可能性が大)、
例えば、日本では新国立競技場の計画が白紙に戻された故ザハ・ハディッドの作品は、
中国にはかなり有って、その内の一つ、
凌空SOHOは…

『お昼12時のシンデレラ~杉杉來了』や『歡樂頌~Ode to Joy』といった
上海を舞台にしたドラマの撮影にも頻繁に使われている。
なぜ、私が今わざわざそんな事を書いているかというと、
“お昼12時のシンデレラ ロケ地”、“お昼12時のシンデレラ オフィス どこ”といった検索で、
当ブログに起こしになる方がボチボチいらっしゃるからでございます。
同日、その後は、毎度の日テレ『アナザースカイ』。
今回のゲストは、ザハ・ハディッド案却下で、新国立競技場の設計を手掛けることになった建築家・隈研吾で、
中国出張の3日間に密着し、北京、上海、そして“東洋のハワイ”と称される三亞を巡る。
『アナザースカイ』で大陸を取り上げるのは、多分、2012年の岡本玲以来。待ってました!って感じ。
その大陸には、隈研吾の作品がかなり有り、日本人でも知らず知らずの内に目にしている物も。
例えば、(↑)こちら。
北京市内から一時間ちょっと、万里の長城からほど近い場所に、
アジア12人の建築家がそれぞれデザインしたヴィラで構成された
長城腳下的公社(Commune By The Great Wall)という施設があり(ホテルとして宿泊可)、
その内の一棟が、隈研吾による“竹屋(Bamboo Wall)”。
ここは以前、吉永小百合が出演するシャープAquosのCMに使われていたので、覚えている人も多いのでは。
あと、北京を中心に撮られている彭浩翔(パン・ホーチョン)監督作品『恋の紫煙2』(2011年)にも出てくる。
他、(↓)こちらもとても有名。
北京・三里屯に建つホテル、
瑜舍(The Opposite House)。

最寄りの地下鉄駅・団結湖から、距離がそこそこ有るので、
私のホテル選びの条件には合わず、一度も宿泊したことが無いのだけれど、多分良いホテルだと思う。
(ただ、以前泊まろうと思って調べたら、客室のお風呂に仕切りが無く、完全に丸見えだったので、
人と一緒に泊まる場合は、要注意かも。)
上の画像は、前回の北京旅行の時に撮った物。
写真の整理がつかず、ブログの旅記録がすっかり滞ってしまっているのだが、
三里屯附近についても、その内更新いたします(…多分)。
隈研吾の比較的新しい作品in北京には、(↓)こんなのもある。
紫禁城東大門正面辺りに建つ四合院を改築した
北京茶室(Beijing Tea House)。

超素敵。但し、ここ確か会員制と聞いた記憶が…。
わざわざ行っても、非会員は中を見られない気がする。残念です。
今回の『アナザースカイ』で巡る3ヶ所の内でも、私が最も興味あるのは、やはり北京。
番組の中で、北京に行った隈研吾は、手掛けた胡同地区のプロジェクトの完成を見届けるらしい。
隈研吾だか誰だかが、前門東區の辺りの開発を手掛けると以前何かで読んだのだけれど、それかしら?
北京で行きたい場所、見たい場所が、またまた増えてしまいそう。
ちなみに、隈氏、番組司会者と並んでいる上の画像を見ても分かるように、
実はあの世代の日本人とは信じ難い長身で、190センチ近くもあるらしい。
週末、1月22日(日曜)の朝、NHK BSプレミアムの『桃源紀行』は、
久し振りの新作で、中国の最南端、海南省の瓊海(Qiónghǎi けいかい)を紹介。
行ったことがないので、よく分からないが、『アナザースカイ』で隈研吾が訪れる三亞の近くよねぇ…?
まだ三亞ほどではなくても、リゾート開発が進んでいる場所ではないだろうか。
特にビーチリゾートに興味がある人には、面白い回かも。
私自身は、ビーチリゾートにはあまり興味が無いけれど、
瓊海は三亞ほどメディアで紹介される機会が無いので、結構楽しみ。
そして、1月25日(水曜)は、NHK BSプレミアムの『中国王朝 よみがえる伝説』。
このシリーズ、濱田岳をレポーターに、皇帝たちの権力の秘密に迫った前回から約一年、
今回は、“悪女”と非難されてきた女性たち、西太后、楊貴妃、趙姫の実像に迫る3本立て。
新たなレポーターは、戸田恵梨香(&毎度の浅田次郎が同行しているみたい)。
月一の放送で、第一回目では、清の西太后を取り上げる。
皇帝を差し置き、実権を握り、政敵を残虐に殺害、
王朝が存亡の危機にあるにもかかわらず、別荘建築に金を湯水のように使うなど、
私欲から国を滅ぼした悪女とされる西太后だが、
番組では、急速に進む考古学の発掘や新資料から、彼女の知られざる素顔に迫る。
NHKでは、数年前、『近代中国に君臨した女たち』というシリーズでも西太后を取り上げているが
(他の“君臨した女たち”は、婉容、宋慶齢、江青。このシリーズも面白かった)、
今回はアップデートして、ちゃんと新ネタが用意されているみたい。内一つが西太后のお墓の副葬品。
これまで、清朝滅亡後、盗掘され、副葬品は根こそぎ奪われたとされてきたけれど、
実は文革のさなかに研究者たちが再調査し、土の中に埋もれていた副葬品の一部を
大切に保存していたことが判明。NHKは、海外メディアとしては初めてそれらの撮影に成功。
中国国内でも数度しか公開されていない貴重なお品とのこと。
また、台湾師範大学が、光緒帝のアドバイザーだったイギリス人、
ティモシー・リチャード(中国名:李提摩太)の新発掘の資料を分析し、
光緒帝が国政の改革にあたり伊藤博文を重用しようとしていたことも判明。
様々な新事実からは、国難に真摯に向き合う西太后の素顔が見えてくるという。
浅田次郎に西太后といえば、日中合作ドラマ『蒼穹の昴~蒼穹之昴』を思い出す。
浅田次郎は、きっと西太后に対する関心も高いのでしょう。
戸田恵梨香は、歴史モノのイメージがぜんぜん無いのだけれど、
“歴史上の女性の生き方に関心を寄せる女優”と紹介されている。今回、どんなレポをしてくれるでしょうか。
戸田恵梨香in中国。兵馬俑は、最後の趙姫の回か。
趙姫はこれまでこの手の番組で取り上げられていなかったから、特に新鮮に視聴できる気がする。
最後はちょっと番外で、1月26日(木曜)、NHK BS1の『BS世界のドキュメンタリー』。
海外のテレビ局やプロダクションが制作した多岐に渡るテーマのドキュメンタリー作品を紹介するこの番組。
最近は、
酉年にちなんだ鳥関係のドキュメンタリーを放送しているが、

今回は2014年にアメリカで制作された『将軍のチキンを探して~The Search for General Tso』。
“ツォ将軍のチキン(General Tso's chicken 左宗棠雞)”とは、鶏の唐揚げを甘辛いソースで和えた中華料理。
料理の中国語名を見ても分かるように、
この“ツォ将軍”は、清朝末期の著名な大臣、湖南省出身の左宗棠(1812-1885)のことを指す。
その左宗棠の名を冠したこのお料理は、アメリカの中華レストランでは定番メニューだが、
実は御本家・中国には存在しない。
そこで、各地の飲食店オーナー、グルメライター、歴史家、フォーチューンクッキー製造業者、
左将軍の子孫らを取材し、ルーツを探り、蔣介石にこの料理を提供した料理人にまで辿り着くと同時に、
さらにそこから中国系移民が辿った苦難の歴史を浮き彫りにしている作品らしい。

全国に多くの支店をもつお馴染み・叶匠壽庵であるが、以下の物は、買える場所が限定されている商品。
★ あかい~東京限定セット
こちら、“あかい”という商品。
叶匠壽庵の人気商品らしいが、私は食べたことが無く、どのようなお菓子かも知らなかった。
この箱入りは、定番の“黒蜜きなこ”と、東京限定の“みたらし”を詰めた東京でしか買えないセット。
黒蜜きなこ2個とみたらし3個の計5個入り。
★ あかい~黒蜜きなこ
容器の大きさは、だいたい長さ7センチ×幅4.5センチ×高さ3センチ。
黒須きな粉をまぶした求肥餅に、黒蜜をかけていただくお菓子。
まずは定番の“黒蜜きなこ”から。
主となる求肥は、近江羽二重粉を使用。1パックに3切れ入り。
それにまぶされているのは、黒須きな粉。
しっかり焙煎した深入りきな粉を“黒須きな粉”とか“京風きな粉”と呼ぶそう。
添えられている小袋は、沖縄産の黒糖で作られた黒蜜。
羽二重餅粉の求肥は、とても柔らか。
黒須きな粉は、一般的なきな粉より、明らかに色が濃く、見た目からして違うし、
味もより香ばしく、旨味の中にかすかな苦みが感じられる。
ぜんぜんイヤな苦みではなく、むしろその苦みが黒蜜と合わさって、深い味わいになっている。
高級版・桔梗屋信玄餅って感じ。
信玄餅より、きな粉が濃厚で、より大人っぽい味。
★ あかい~みたらし
容器の大きさは、だいたい長さ7センチ×幅4.5センチ×高さ3センチ。
求肥餅に、醬油を甘辛く仕上げたみたらしのタレをかけていただくお菓子。
そして、こちらが、東京限定の“みたらし”。
近江羽二重の求肥は、きな粉がまぶされた前出の定番商品と異なり、裸で真っ白なまま。
柔らかで、これ自体に、ほんのり甘みがある。
みたらしのタレは、まろやかな甘さで、醬油の塩分がアクセント。
まぁ美味しいけれど、私は、そもそも
みたらし団子があまり好きではないので、

こちらより、定番の黒蜜きなこの方が気に入った。
みたらし団子が好きな人は、みたらし味の求肥もきっと気に入るのでは…?
★ 銘物 匠壽庵きんつば(小豆)
大きさは、長さ約6.5センチ、幅約3センチ、厚さ約2.5センチ。
小豆の餡に、水で溶いた生地を付け、店内で焼き上げる出来立てきんつば。
最後は、“銘物 匠壽庵きんつば”。
店内で焼き上げるコダワリのきんつばで、東京では紀尾井町店のみで購入可。
週末限定や季節限定といった限定の味もあるらしいけれど、私が試したこれは定番の小豆。
見た目からして、普通のきんつばと違う。
きんつばは、日本刀の鍔(ツバ)が語源であるように、元々は鍔をイメージした丸く平たい形だったという。
でも、私が現在東京のお店で買う一般的なきんつばは、大抵が正方形で、全面生地で覆われている。
ところがこれは、拍子木のような形で、生地は上下の2面のみ。
2枚の白い生地でサンドされた餡のように見える。
その生地には、近江米のもち米を使用。
一般的なきんつばの生地は、水で溶いた小麦粉だと思うので、そこも違う。
小麦粉生地より、シットリしているように感じる。
メインの餡は、30年かけて育てたオリジナルブランド、滋賀県産の“浅井大納言小豆”を使用。
一粒一粒がふっくら炊けており、甘さはあっさり。
水分を多く含み、瑞々しい。餡子でもない、羊羹でもない、紛れもなく小豆!って感じ。
元々きんつばは餡を楽しむお菓子だと思うけれど、これは特に小豆を堪能できる。
ワンランク上のきんつば。作られてから時間が経った物を家で食べて、充分美味しいのだから、
出来立てなら、もっと美味しいのかも。
今回、定番の小豆を食べたので、次は限定の味も試してみたい。