御存知の方も多いと思うが、
ここ数日、“中浦悠花(なかうら・はるか)”という日本人女性の名が、
中華圏の芸能ニュースに繰り返し取り上げられている。
台湾の芸能ニュースに、私のような一般日本人女性が知らない日本人女性が取り上げられている時は、
大抵、日本のAV女優が訪台してイベントを行ったという記事なのだが(苦笑)、今回は違います。
その女性は、日本でも出演作が何本か入ってきている大陸明星・蔣勁夫(ジャン・ジンフー)の交際相手。
蔣勁夫は、胡歌(フー・ゴー)も所属する大陸大手・唐人の若手俳優で、将来を期待されていたのに、
2018年4月、芸能界を実質引退し、念願の日本に留学。
東京の語学学校に入り、「彼女はいません」と自己紹介している動画などが出回っていたが、
夏には恋人ができたことを公表し、9月には、その女性を伴い、一時帰国。
その女性こそが、この度、中華圏を賑わせている中浦さん。
当時、“日本の有名モデル”と報道されていたので、私は「・・・・?」。
その後、幸せなハズの蔣勁夫は、行方不明となり、最近久し振りに芸能ニュースを騒がせたのは、
お相手の中浦さんが、蔣勁夫からDVを受けたと、アザだらけになった自身の写真をインスタにアップしたため。
雲隠れしていた蔣勁夫は、11月20日、久々に微博を更新し
「この一ヶ月、後悔の念に苛まれている。
どんな事情が有ったとしても、衝動的に悠花を傷付けてしまい、申し訳なかった。
自分が行った行為への責任をとり、如何なる罰も受けるつもり」と、ひたすらの平謝りで、暴力行為を認めた。
えぇ~、あんなにおっとりおとなしそうな蔣勁夫が暴力?!と、私はちょっと驚いたのだが、
とにかく、本人が起こした事実を認めた事で、この話も終わるのかと思いきや、話が二転三転。
昨日、女性側は、インスタ上で、「蔣勁夫におなかを蹴られ、宿していた彼の子を流産」と主張、
それに対し、蔣勁夫の友人が、そもそも妊娠などしていなかったと反論。
彼女の名前や品川のクリニックの名や医師の名前もハッキリ記された、
妊娠の兆候が見られない診断書も、ネット上に出回っている。
蔣勁夫は彼女から告げられた偽りの妊娠を信じ、結婚するつもりだったのだから、結婚詐欺だという。
妊娠以外にも、学歴や家族に関する話に怪しい点が多かったり、
夜遊びや男性関係といった素行も疑問視され、周囲には蔣勁夫を心配する人も少なからず居たようだ。
この一ヶ月、蔣勁夫が行方不明になっていた事に関しても、
友人は、「蔣勁夫はヤクザ者に追われ、身を隠すしかなかった」と擁護し、
弁護士とのやり取りを記した文書を公表している。
日本語で書かれた文書なので、中華圏の人々の大半は読めないでしょうが、
そこには、準暴力団“怒羅権(ドラゴン)”の関係者を名乗る者から、
「蔣氏に10億円支払うよう伝えてくれ。我々は、中国にある蔣氏の家も蔣氏の両親の家も知っている。
10億円を払わなければ、追い込みをかける」と脅された事など、ヤクザ映画さながらのヒェ~!な内容が、
有楽町の法律事務所の弁護士の実名入りで、克明に記されている。
示談交渉もあったようだが、女性側が2億5千万円以上の額にこだわったため、話がまとまらなかった旨で、
その文書は終わっている。
“怒羅権(ドラゴン)”って、以前NHKでも特集した、中国残留日本人孤児の子孫たちを中核にした組織よねぇ?
お金を持っている有名人の蔣勁夫は、いいカモで、最初から狙われていたという事はないの?
あまりにも短期間に色々と起き過ぎているし。
もし、この文書の内容が事実なら、
蔣勁夫は自業自得とはいえ、かなり面倒な事件に巻き込まれたのかも知れない。
暴力団絡みなら、ただの痴話ゲンカでは済まされない事件性があるように感じるけれど、
こういう場合、警察は動かないものなのだろうか。
なお、日本に入って来ている蔣勁夫出演作には、
ドラマ『続・宮廷女官 若曦(ジャクギ) 輪廻の恋~步步驚情』や、映画『最後の晩餐』(2013年)があります。
近々放送の要録画番組もちょっとだけ。
一本目は、2018年11月28日(水曜)、NHK BSプレミアムで放送の
『ぐっさんの台湾トラック旅~夏木マリ&ベッキーが爆笑!ディープな台湾もいっぱい!』。
ドライブ大好きなぐっさんが、日本を飛び出し台湾へ。
“2回に分け、台湾を一周”との事なので、2週続けて台湾特集を放送するのかも。
一回目の今回は、高雄から台北まで西海岸を縦断。
地元を知り尽くしたトラックドライバーを案内役に、台湾最大級の夜市他、ディープな台湾の魅力を紹介。
続いて、BS12トゥエルビの『China Hour~あなたの知らない中国』。
中国で制作・放送された傑作ドキュメンタリーを紹介する、知る人ぞ知るBSトゥエルビの隠れた名番組。
これまで放送してきたのは、『舌尖上的中國~A Bite Of China』。
『舌尖上的中國』は、食に関する良質のドキュメンタリー番組で、
かなり話題になったので、日本でもタイトルくらい目にしたことがあるという人は多いと思う。
番組の総顧問の一人は、かつて『料理の鉄人』で審査員を務めたため、
日本でも知られる香港の蔡瀾(チャイ・ラン)。
『舌尖上的中國』は、あまりにも評判なので、ずっと観てみたいと思っていたのだが、
録画したドラマの消化にアップアップで、なかなか手が回らずにいた。
そうしたら、思い掛けずBSトゥエルビで放送が始まったので、ようやく観始めたら、噂に違わぬ興味深い内容。
私は、最近、ドラマ『三国志 司馬懿 軍師連盟~大軍師司馬懿:軍師聯盟/虎嘯龍吟』や
『月に咲く花の如く~那年花開月正圓』に登場する食に興味をもち、ちょっと調べてみたら、
えっ、この食べ物ってこんな風に生まれたの?とか、こんな調理法がそんな大昔から有ったの?!
と驚かされる事がいっぱいだったのだが、
『舌尖上的中國』は、そういう諸々を凝縮して紹介してくれるドキュメンタリー番組で、
中国の食の世界の奥深さに、改めて感嘆させられる。
そんな『舌尖上的中國』も、BSトゥエルビの放送は、本日の第7回で終了。
当然、第2シーズン、第3シーズンと放送が続いていくのかと思いきや、
BSトゥエルビでは、ここで一端打ち切り、『China Hour~あなたの知らない中国』枠では、
2018年11月29日(木曜)より、他のドキュメンタリーシリーズの放送に入る。それが、(↓)こちら。
『功夫少林~The Kung Fu Shao Lin』。
2016年、CCTV中央電視台で放送された、これまた評価の高いドキュメンタリー番組である。
『絕學』、『秘笈』、『神兵』、『江湖』、『天下』の計5回から成り、
中国伝統の功夫と少林武術の歴史や超絶技などを紹介している模様。
中国は、食のみならず、伝統武術の世界もまた奥深いですよね。
元リアル少林武僧の俳優・釋延能(シー・イェンノン)が登場する回もあるはずだから(恐らく第4回)、
映画ファンも必見!
あと、数回目の再放送になるけれど、
同日、その後、NHK BS1では、『中国のゴッホ 本物への旅』をまたまた放送。これは…
『世界で一番ゴッホを描いた男』の邦題で、先月公開されたドキュメンタリー映画を、
テレビ向けに短く編集した物。
でもね、私には、それ以上に再見したいNHKのドキュメンタリー番組があるの。
『中国のゴッホ』と同じように、深圳の大芬で複製画を描き続ける画家を取材した回の『地球イチバン』、
“世界一の油絵村”と題された回。
その年に観たドキュメンタリーの中で最も秀逸であった。
あれこそ是非ぜひ再放送して欲しい…!
お菓子は、和の物を一つだけ。
短期間の限定販売なので、取り急ぎ。
★ 叶匠壽庵:五穀餅
大きさは、直径約6センチ。
五穀でこし餡を包み、秋の豊穣の喜びを表した餅菓子。
こちら、叶匠壽庵(公式サイト)の期間限定商品“五穀餅”。
きな粉の物×一個+通常の物×2個の計3個をセットにして販売。
残念ながら、画像は、自分が食べた通常の物しか無い。
5種類の雑穀で餡を包んだ一種のおはぎである。
5種類の雑穀とは、もち米、豆、麦、粟(あわ)、黍(キビ)を指す。
中の餡は、こし餡。
私は食べていないきな粉のだと、つぶ餡が入っているらしい。
似た商品として、私もよく購入している仙太郎の“七穀ぼた”を思い出す。
叶匠壽庵のこの五穀餅は、米粒をかなり残した仙太郎の七穀ぼたと比べ、お米をよりしっかりとついている。
とは言っても、雑穀なので、通常の米のお餅より、ずっと弾力があるし、
雑穀の種類による食感の違いは、それなりに出ている。
米粒をしっかり残した生地でつぶ餡を包んだドカンと大きな仙太郎の七穀ぼたは、
素朴な田舎風の“お食事系ぼた餅”という印象、
滑らかなこし餡を包んだ小ぶりな叶匠壽庵の五穀餅は、より“お菓子”っぽく、上品な印象。
どちらもそれぞれに美味しい。
なお、叶匠壽庵のこの五穀餅は、毎年販売期間が晩秋の約一週間と非常に短く、
今年は、11月11日(土曜)から23日(金曜)まで。
興味のある方は、駆け込みで!