G-SHOCKのイベントで上海を訪れた木村拓哉が、
現地滞在中の12月22日、中国版twitter微博を開設し、ひと晩で20万を超えるフォロワーを得たことが、
日本のメディアで結構大きく取り上げられた。
正直言って、キムタクは中華圏でもすでに旬を過ぎた芸能人と見られている印象で、
日本的感覚だと驚きのフォロワー数も、
莫大な人口を抱える中華圏では、実のところ特別多いとは言い難い。
例えば、同じ日本人で比べた場合、当ブログでも何度か取り上げている(↓)こちら
中国在住の日本のヲタク、山下智久と一字違いの“ヲタク界の山P”山下智博でさえ、
キムタクより一桁多い人々にフォローされている。
“ヲタク>キムタク”なわけ。(ましてや、中華圏の人気スタアとでは、比較することさえ憚られる…。)
微博を開設したことで、キムタクが微博にトレンド入りしたのも事実だが、
それも、キムタク単独ではなく、あくまでも羅志祥(ショウ・ルオ)とのセット。
と言うのも、すでに御存知の方も多いでしょうが、
台湾の羅志祥が、開設され間も無いキムタクの微博をすぐさまフォローし、なおかつ…
キムタク本人に向け、メッセージを発信したから。
羅志祥は昔から自他共に認めるキムタクのファン。
今月初旬、キムタクが仕事で台湾を訪れた時には、アメリカに滞在中で、
「なんで木村拓哉は僕の不在中に台湾へ来るんだ?!」と悲痛のコメントを出し、さらに…
キムタクを真似た画像までアップ。
ソックリ(笑)。
私、羅志祥のモノマネでは、劉華(アンディ・ラウ)が最高だと思っているのだけれど、
キムタクの顔マネもかなりクオリティが高い。
それはともかく、このような羅志祥が、彼のアイドルであるキムタクにメッセージを発したことで、
「キムタクはそれに答えるのか?」と多くの人々がキムタクの反応を見守り(私もその一人)、
結果、羅志祥とのセットでキムタクがトレンド入りしたというのが、事実。
(羅志祥のフォロワー数は、キムタクよりふた桁多い。)
この状況下で羅志祥を無視したら、キムタクには“感じの悪い男”という印象が付いてしまう。
私、全然キムタクのファンではないけれど、
頼むから、羅志祥に何かお返事してさし上げて…、と心の中で祈ってしまいましたヨ。
そうしたら、遅ればせながら、クリスマス・イヴの昨晩…
キムタクから羅志祥に向け、「Thanks & merry x'mas!」のメッセージ。
羅志祥もすぐに反応し、喜びの雄叫び。
良かった、良かった。私もホッといたしました。
こういう気持ちは、イモトアヤコが安室奈美恵に会う回の『イッテQ』以来かも。
憧れのスタアと接触できた時のファン心理は、なんとなく分かるから、応援したくなるものだ。
それにしても、ジャニーズでは、“山P”山下智久に続き、キムタクも微博開設。
ずっと所属タレントの画像使用やSNSを禁じ続けている手前、日本ではいきなり解禁できないが、
さすがに時代に取り残されたと悟り、中国でシレーッとやらせる方向に動いてきたのでしょうか。
今回のキムタク微博開設だって、日本での報じ方は、こう(↓)
キムタクがシルエットに。
誰でもネット上で見られるのに、こんな処理をして何の意味が…。
まぁ、私にとって、ジャニーズはどうでもいいけれど、
映画の舞台挨拶といったイベントでの撮影許可解禁になら、興味がある。
撮影を禁じておきながら、司会者が「皆さん、SNSでどんどん宣伝して下さいね~」と言うのを聞く度に、
「はっ…??」である。
世界的ハリウッドスタアでさえ、日本以外の世界中で、イベント時の撮影を許可しているのに、
日本でだけ肖像権の侵害を理由に、撮影を拒んでいる訳がないし
実際に海外の一般人によって撮られた画像は、ネット上に拡散している。
もしかして、日本は、取材に来てくれるメディアを優遇する暗黙の了解があるがために、
一般客の撮影を禁じているのかしらぁ~とも想像しているのだけれど、実際のとこ、どうなのでしょうか。
もはや既存のメディアの影響力の方が低下しているので、宣伝や拡散といった目的がある場合、
慣習的に一般客の撮影禁止を続けても、メリットよりデメリットの方が大きいと感じる。
ジャニーズも微博を始めたことだし、
世界より軽く十年は遅れてる日本も、そろそろ変わってくるのかも知れませんね。
ちなみに、同じく、日本では一切SNSをやらないにも拘らず、
中国映画出演を機に、微博を開設した綾野剛は(→参照)、結構マメに更新。
最初に挙げた自己紹介動画で、初めて綾野剛の中国語を聞いた時は、
これで大丈夫なのかと心配になったけれど、最近、少し上達しましたヨ~。
毎日中国人と一緒に過ごしているし、良い先生にも付いているだろうから、まだまだ進歩することでしょう。
頑張ってね、剛子。
ところで、昨日、当ブログに、「今年はクリスマス限定販売のケーキを食さず」と記したばかりなのだが、
その後、母からのお裾分けで、駆け込みで、クリスマスケーキに有り付けた。
(でも、うーン、満足度は低し…。)
★ オーボンヴュータン:プチ・ブッシュ・ド・ノエル・フランボワーズ
大きさは、長さ約6センチ、幅約4センチ。
フランボワーズ・クリームを巻き込んだロールケーキを、フランボワーズ・バタークリームで覆い、
切り株に見立てたクリスマスの季節菓子。
今年食べたクリスマス期間限定のケーキはこちら、
オーボンヴュータン(公式サイト)の“プチ・ブッシュ・ド・ノエル”。
クリスマスの定番ケーキ、切り株に見立てたブッシュ・ド・ノエルを、お一人様用に小さく作った物。
チョコレート、マロン、フランボワーズの3種類を販売。
母が全種類購入してきたので、内、私はフランボワーズをセレクト。
上にのっているサンタクロースの飾りは、最初から付いていたわけではなく、母が勝手に付けた物らしい。
「あまりにもセコかったから、サンタクロースを付けておいたわ」と母。
確かにね、私がこのケーキを見た第一印象は、「うわっ、ショボっ…!」。
非常に小さい。私なら、ふた口で食べ切れてしまうサイズである。
小さくても、通常サイズの大きなブッシュ・ド・ノエルと、作りは基本的には変わりナシ。
バタークリームを用い、キノコ型メレンゲ等でデコレーションした伝統的なブッシュ・ド・ノエル。
フランボワーズの酸味が効いていて、バターのコクや甘さとのバランス良し。
アルコール分は、一切感じられない。
子供と一緒に食べられるクリスマスケーキの需要が有るのかも知れないけれど、
そういう物なら、日本風のケーキ屋さんが、いくらでも売っている。
フランスで学んだオーナーシェフによる本格的フランス菓子の店として有名なオーボンヴュータンなら、
日本の味覚に媚びないホンモノを堂々と提供して欲しい。
さらに言うなら、価格にも疑問。
袋の中に入っていたレシートを見たら、一個702円。
確かに、お味は良いです。でも、702円のケーキだとは、想像すらしなかった。
なぜなら、あまりもショボいから。
私が普段買うケーキで7百円越えの物は、材料が凝っているし、手ももっと込んでいる。
アルコール不使用のこのショボいただのお子様向け超プチサイズ・ロールケーキが702円とは、
店名に驕った上、クリスマス需要に甘えた、御祝儀価格としか思えない。
商品の質と価格のバランスに納得できないので、自腹なら、私は買わない。
念のため補足しておくと、オーボンヴュータンは基本的には良いケーキ屋さんだと思っております。
但し、この商品に関しては、今ひとつの満足度…。
お一人様ブッシュ・ド・ノエルなら、
フランス人パティシエ、アンドレ・ルコント存命の頃ルコントが出していた商品が最高であった。
おフランスの伝統を踏まえたシンプルな物で、
ケーキから染み出るほどアルコールが含まれており、甘さも充分で、サイズもたっぷり。
非常に満足度の高いお一人様ブッシュ・ド・ノエルであった。
氏が亡くなり、ルコントもすっかり変わってしまったし、
ああいうお一人様ブッシュ・ド・ノエルは、もう食べられないのでしょうか…。
あゝ残念…。シンミリ…。