
普段、飲み物と言えば、大抵、糖分を加えないコーヒー、紅茶、日本茶、中国茶などで
フルーツジュースを飲むことはほとんど無い。
でも、蒸し暑い香港だと、おやつタイムに、喉を潤す果実味たっぷりのジュースが美味しい。
今回の旅で、特に気に入ったのが、許留山 Hui Lau Shanのとあるジュース。
許留山は、香港に50店舗チェーン展開する甜品の有名店。
特にフルーツをふんだんに使ったスウィーツが得意で、日本人観光客にも人気。
メニューには、フルーツてんこ盛りの美味しそうな甜品がいっぱい載っているが、私は地味ぃーにジュースよ。
★ 油麻地・上海街店
男人街(→参照)で飲み物休憩をしようとした時
レトロな茶餐廳、美都餐室 Mido Cafeの気分ではなかったので
すぐ近くにあり、目に飛び込んできた許留山に入店。 ここは小さな店舗。
店内の席につき、メニューを見たら、ジュース類が無い (あとで服務員に言われて分かったのだが
メニューの下の方に、写真無しで、申し訳程度に、ジュースの用意もある事が表記されていた)。
そこで、若い服務員に、好物のジュース、木瓜鮮奶(パパイヤミルク)は有るかと尋ねたら
彼女、奥の厨房に聞きに行き、「牛乳は無いけれど、ココナッツとならミックスに出来る」と言うので、それを注文。
これ当たり…!
パパイヤとココナッツを一緒にミキサーに入れて攪拌したわけではなく
元々単品で販売している木瓜汁(パパイヤジュース)と椰子汁(ココナッツジュース)を
カップの中に2層に注いだだけ。
パパイヤだけよりマイルドになるが、牛乳を加えたマイルドさとも違い、
南国の風を感じる清涼感。

太いストローでなければ吸い込めない、スムージーのようなドロッとした食感で
フルーツの自然な甘さがサッパリしており、これは本当に美味。
お店を出る時、レジでお会計をして、初めて値段を知る。 1杯18HK$であった。
こんな美味しいフルーツジュースを、店内で座って飲んで、200円弱とは感動価格。
日本だったら、身体に悪そうな缶ジュースだって、映画館の自販機で買うと、それ位になってしまうのに。
ちなみに、お店に居た若い服務員は
台湾の人気女性ユニットS.H.Eの陳嘉樺(Ella/エラ・チェン)にソックリであった。
本人にそう言ったら、「おぉぉ~、ありがとう!」と言っていたが
香港でもEllaは一応“カワイ子ちゃん枠”に分類されるのだろうか。
★ 機場店
許留山は、
香港國際機場にも出店しているので、出国の前にも立ち寄る。

ここは、レジで注文して、お金を払い、店内でも飲食できる、ファストフード店のようなシステム。
最後にもう一度木瓜+椰子汁が飲みたくて、レジで有無を尋ねたら、「できる」との答え。
カップの大きさは、小さな12ozか大きな16ozかで選べ、この画像の小さいサイズの方で1杯22HK$也。
上海街の支店よりは高いけれど、それでもまだまだお手頃価格。 味は変わらず美味。
テーブルに置いてあったメニューを改めて見て
それまでいまいち理解していなかったミックスの場合の値段設定が分かった。
値段は、果物の種類によって、3ツに分類。
一番高い果物は、苺とマンゴー。次が、パパイヤ、西瓜、メロン、キウイ。一番安いのがココナッツとなる。
小さいサイズ、12ozで比べた場合、値段は高い方から順に、27HK$、22HK$、17HK$。
私のように、価格の異なる2種類の果物をミックスにして注文する場合は、高い方の値段を取るようだ。
そう言えば、以前
『世界!弾丸トラベラー』で、中川翔子も許留山のジュースが好きで

空港の支店には必ず寄ると言っていた。
しょこたんにはしょこたんのルールが有るそうで、入国の際は西瓜汁(西瓜ジュース)、
出国の際は芒果汁(マンゴージュース)を飲むと言っていたように記憶する。
西瓜汁も芒果汁も好物だが、木瓜+椰子汁は、それらを上回る美味しさ。 しょこたんも次回はどうぞ。
◆◇◆ 許留山 Hui Lau Shan ◆◇◆
【油麻地・上海街店】
九龍 油麻地 上海街 263號


【機場店】
大嶼山 香港國際機場 客運大樓 抵港大堂 5樓 5T 161


他、支店多数。 香港島側より、特に九龍側に多いようだ。