日本ではよく“台北の渋谷”とか“台北の原宿”と紹介される西門町。
原宿は、用が無ければ積極的に行かない私だけれど、“台北の原宿”へは一応行っておく。
★ 西門紅樓 Red House Theater
若者の街・西門町にも、
日本統治時代に建てられたヒストリックビルヂングが遺る。

公益市場として利用されていたこの建物、西門紅樓、旧・八角堂市場は
近藤十郎による設計で1908年竣工。
辰野式の壁と、当時日本で流行した丸みをおびた窓に、あの時代を偲ばせる。
現在は、中心的建物・八角堂に、後方に繋がる十字樓、さらに隣接する南北廣場を加え
“西門紅樓”と呼び、展示区、茶坊、ショップ、劇場を有し、文化発信地に。
日没直前に通り掛かったら、不思議な色の空を背に西門紅樓が柔らかな光で浮かび上がり
そこだけまるで映画のセットのような独特な世界になっていた。
建物内部では、レトロな壁の前で、女の子たちがモデルに成り切り撮影会。
邪魔しては悪いと遠慮していたのだが、待てども暮らせども終わらないので、私も彼女たちを
ぱしゃっ。

◆◇◆ 西門紅樓 Red House Theater ◆◇◆
台北市 萬華區 成都路 10號


★ 西門町
日本人が、西門紅樓と同じくらい“西門町のランドマーク”と感じる場所は

渋谷におけるスクランブル交差点のように
西門町といえば、この附近の風景が、雑誌やテレビに必ず映し出されるから。
ここから、背後に広がる商業エリアをブラブラ散策。
洋服屋さん、雑貨屋さん、食べ物屋さんが建ち並び、若いコたちで賑わう。
★ 西門町の花美男♪
でも、西門町で、私の印象に一番残ったものは、小ジャレた洋服屋さんでも可愛いカフェでもなく…
そう、彼ヨ、彼! 新生代“人工進化天王”(…!)、その名は花美男・傑樂漢クン…!
進化前(?)は、
ギター侍・波田陽区にちょっと似ていた?

元々そんなに悲観するような顔ではないと思うけれど、私は。
でも、本人は、どうしても“人工進化”したかったわけね。
ダーウィンも草葉の陰でびっくり。

この広告、西門町の何ヶ所かに出ていた。 気になって仕方なく、遭遇する度に、足を止めて、ジーッと凝視。
そのせいで、私の記憶の中の西門町は、人工進化天王・傑樂漢クン一色になってしまった。
★ 収穫
西門町でも、ちょっとだけお買い物した。
5大唱片 Five Musicで、
CDを3枚だけ。 3枚の内2枚は新譜だったので、すぐに見付かった。
