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台湾2012:故宮晶華②~食後の甘味編

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前回アップしてから、またまたひと月も間が空いてしまった…。
故宮博物院を見学し(→参照)、その合間に同じ敷地内のレストラン故宮晶華でランチ(→参照
したところまでが、これまでの流れ。 故宮の締めは、食後のデザート。
すでにおなかいっぱいであっても、食後の甘い物はしっかり注文。
 
 
 
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せっかくなので、例えおひとり様には不向きでも、ここはドカーンと“多寶格甜點集”を。
清代のお宝収納器“多寶格”にきれいに飾られた皇帝の愛玩物の如く、
様々な中国伝統菓子を木製の博古架に陳列したチャイニーズ・スウィーツ・セット。
この1セットでNTD480也 (+サーヴィス料10%)。
写真が上手く撮れていなくて残念。 実際にはもっと趣きがある。
 
ひとつひとつ見てみると…  

★ 御皇鴨

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まずは、醜くないアヒルの子“御皇鴨”
可愛らしい黄色いアヒルちゃんを、残酷だけれど切ってみた。 中には何も入っていない。
形状こそアヒルちゃんだが、ほぼ中華の伝統菓子“碗豆黃”。
恐らくえんどう豆をベースにしており、和菓子の煉り切りに非常に近い。 

★ 壽桃

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おめでたい席で出される“壽桃”は、日本でもよく見掛けるいわゆる桃まん。
ここのは小ぶりで、中にはナツメ餡。
美味しいけれど、あくまでも小麦粉の生地で餡を包んだ“あんまん”なので
すでにパンパンのおなかには、やや重い。 

★ 南瓜果

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カボチャの形をした、その名も“南瓜果”
外は、米粉で作ったような透明感のある薄い皮で、モッチリした弾力がある。
中に包んでいるのは、カボチャ餡。 和菓子で使うカボチャ餡より、甘さ控えめであっさり。 

★ 翠玉白菜

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このレストランは、故宮博物院の至宝“翠玉白菜”を模したプチ白菜のお料理を提供しているけれど
その“翠玉白菜”は、甘いお菓子にもある。
外の皮は、上記の“南瓜果”と同じ物と推測。
中は、薄っすら黄味がかった色のお豆の餡で、やはりあっさり。
下のタルトは、ただのタルト生地。 あくまでも白菜を飾る台で、白菜と一緒に食べて相性の良い物ではない。 

★ 驢打滾

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“驢打滾”は、北京の伝統的なお菓子。
海苔巻きのように、薄くのばしたお餅で餡を巻き、表面にきな粉をまぶしてある。
このお餅は、粟を混ぜた粟餅だとか(…不確か)。
中の餡は、上記の“南瓜果”や“翠玉白菜”よりねっとりしていて、甘さもやや強め。 

★ 果仁紫米捲

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“果仁紫米捲”も、上記の“驢打滾”と同様、海苔巻き状のお菓子。
薄いお餅で、松の実を混ぜた餡を巻き、表面にココナッツをまぶし、トップをレーズンで飾っている。 

★ 桂花紅豆糕

イメージ 8
 
 
“桂花紅豆糕” は、桂花のゼリー桂花糕と、小豆で作った水羊羹のような物を二層に重ね
トップをクコの実で飾ったお菓子。
とてもサッパリしていて、ノド越しが良いので、どんどん食べられてしまう。
   
 
 
 
 
恐らくどれも単品で注文可能。 でも、博古架に全部並んでいた方が壮観で、ワクワクする。
2個ずつ有るお菓子も多く、シェアし易いので、本当は2人で注文するのがベスト (3人だとモメそう )。
私みたいに、おひとり様でドカンと頼む人なんて居なかったから、周囲のお客さんからチラチラ見られた。
自分でもよく食べるなぁ~と思うわ。 ほぼ完食したし。 甘味に対し、胃袋底無し。
どれもプチサイズなので、ちょこちょことツマメてしまうのだが、さすがに全部となると、相当な量になるので
並みの日本人女性には、食後の1セットはキツイであろう。
味は、他の一般的な中華伝統菓子同様、和菓子に比べ、甘さがかなり控えめ。
激甘党の私は、物によって物足りなささえ感じるが
なにぶん結構な量なので、全体を通し、これで丁度良いのかも。
特に気に入ったのは、ココナッツと松の実が香ばしい“果仁紫米捲”や、皮がモチッとした“南瓜果”か。
食後だったので、ノド越しよく、さっぱりツルンと食べられる“桂花紅豆糕”も美味しく感じた。
 
 
故宮に関する当ブログ過去のエントリは…
故宮博物院  (清代のコレクションが素晴らしい台湾が誇る世界屈指の博物館を見学)
故宮晶華① (故宮博物院の敷地内にあるレストランで見学の合間にランチ)

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