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2013話題になったドラマin台湾+まるで干し柿!のような和菓子2種

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気が付けば、2013年も残すとこあと4日。
12月末まで、もう3~4日余分に有ると勝手に思い込んでいたのに、次の水曜が新年だなんて…。
“新年”なんて聞いても、ぜんぜんワクワクしない。それより、あまりにも早過ぎる時の流れにゾッとする…。
テレビもすでにどうでもいい特番ばかりになってきてしまい退屈~。
 
 
 
先程たまたま台湾Google2013年度検索ワードランキングを目にする。
もう10日ほど前に発表されたもので、急上昇ワードのランキング等はすでに見ていたのだけれど
テレビドラマに特化したランキングはその時は見ていなかった。
 
で、2013年度Google台湾でよく検索されたテレビドラマTOP10は…
 
 蘭陵王~蘭陵王
 半沢直樹~半澤直樹
 宮廷の諍い女~後宮甄嬛傳
 風水世家~Feng Shui Family
 兩個爸爸~Two Fathers
 天下女人心~The Heart of Woman
 Love Around 恋するロミオとジュリエット~真愛白配
 LOVE♥NOW ホントの愛は、いまのうちに~真愛趁現在
 美味的想念~A Hint Of You
 主君の太陽~主君的太陽 주군의태양
 
 
1位は予想通り『蘭陵王~蘭陵王』。(参照→こちらこちら
日本では2014年2月にDVDが発売されるが、それよりサッサとテレビで放送して下さい。
(その際は、くれぐれも日本語吹き替え版などで放送しないように!)
 
2012年に大ヒットした『宮廷の諍い女~後宮甄嬛傳』は、繰り返し再放送され
年を跨いでも検索されまくり、2013年度の3位に食い込むとは立派。確かにこのドラマは傑作であった。
 
以上2本、圧倒的に強い豪華大陸時代劇の他は
やはり地元台湾のドラマに注目が集まり、ランキングの大半を占める。
あちらでは人気でも、台語を使った郷土色の濃いドラマなどは、日本に入って来る可能性は極めて低い。
言葉や文化に馴染みが無いとか、そういう問題だけでなく
『天下女人心~The Heart of Woman』なんて全262話(!)だと。絶対に日本に入らないでしょー。
 
日本に入って来るものは、残念ながら今のところ“偶像劇”にジャンル分けされるようなドラマばかりで
案の定、この中からだと、7位の『Love Around 恋するロミオとジュリエット~真愛白配』
8位の『LOVE♥NOW ホントの愛は、いまのうちに~真愛趁現在』は日本上陸。
今週、駄作『1/2の両想い~美人龍湯』の後番組としてホームドラマチャンネルで始まった後者、
『LOVE♥NOW』は、録画したけれど、まだ観ていない。
 
中華圏以外のドラマでは、日本と韓国からそれぞれ一本づつランクイン。
今年日本でも大ヒットした『半沢直樹』、あちらでも『蘭陵王』に次いでの堂々2位は大健闘だし
実はドラマ部門のみならず社會議題(話題のニュース)急上昇ランキングの8位にも入っている。でかした。
 
また、このランキングを見て注目せざるを得ないのが、俳優・胡宇威(ジョージ・フー)である。
『蘭陵王』、『Love Around』、『LOVE♥NOW』と、ランクインされた10本の内3本に出演。
そんな訳で、人物ランキングでも9位に。
 
でもね、その人物ランキングで胡宇威よりずっと上の4位に
急上昇ランキングでも9位にランクインされている日本人が…。
Q.さて、それは誰でしょう? 恐らく日本人の9割は当てられない。
↓(どうせ当てられないから、サッサと答え)
A..二丁目のタクヤ、あちらでの通称“拓也哥”
持ちネタが過激すぎるためか、日本に逆輸入されブレイクすることは無かったが
ランキングに唯一食い込んだ日本人で、あちらではかなり話題になったことが窺える。
『半沢直樹』がヒットした堺雅人も、有名政治家なども入っていないのにねぇ…。ちょっと複雑な気持ち。
拓也哥については、こちらから(←18禁)。
 
 
 
 
当ブログにお菓子を出すのも、もう今年最後になるかも。
2013年ラストを飾る(かも知れない)のは、まるで干し柿と見紛う和菓子を2ツ。 

★ 小布施堂 : 市田

イメージ 1
 
大きさは、長さ約5センチ、幅約3.5センチ。
紫米栗餡を包んだお菓子。
 
 
 
ひとつめは、長野県小布施町にある栗菓子の老舗・小布施堂(公式サイト)“市田”
小布施堂と言えば、どこのデパートでも売られている“栗鹿ノ子”が有名だが
他の商品はまったく知らなかった。
実は、生菓子や期間限定品など、色々な商品を売っているようだ。
この“市田”も、11月から3月までの期間限定販売の生菓子。
 
“市田”とは、お菓子らしからぬ名前。なぜこのように命名したのだろと疑問が湧いたが
江戸時代から長野県で作られている干し柿の名前なのだと。
正確には、長野県で栽培されている“市田柿”という品種の柿から作られる干し柿で
その“市田柿”が、現在の長野県下伊那郡高森町、旧・市田町で特に盛んに栽培されていたのが
名前の由来。
 
小布施堂は、地元長野の市田柿をイメージしたこの“市田”を創作。
栗菓子のお店で柿…?!とは矛盾しているようだけれど、いえいえ、中に包まれているのは、やはり栗餡
私がこれまでに唯一食べたことのある小布施堂の商品“栗鹿ノ子”のような甘い餡ではなく
栗の自然な味を生かしたあっさりした餡。
 
餡を包むお餅が、紫米なのも特徴的。
適度にねっちり感は有るけれど、普通のもち米より歯切れがずっと良い。
 
中の餡も外のお餅もサッパリ目で、とても素朴なお菓子。
これと限らず、山岳地とか寒い地方のお菓子は、素朴という印象がある。  

★ 鈴懸 : 古老柿

イメージ 2
 
大きさは、長さ約5センチ、幅約4センチ。
干し柿を練り込んだ白餡求肥で包み、周りに上南粉をまぶし、干し柿に見立てたお菓子。
 
 
 
ふたつめは、鈴懸(公式サイト)“古老柿”。読み方は“ころがき”。
“枯露柿”と漢字を充てる場合が多いようだが、鈴懸では“古(ふる)く老(おい)いた柿”と記している。
鈴懸の柿の形をしたお菓子では、以前“照柿”というとても可愛らしい物を食べたことがあるけれど(→参照
こちらは初めて。“照柿”同様、ヘタの部分は、本物の柿のヘタをしようしているが
可愛らしい玩具のような“照柿”と異なり、この“古老柿”はホンモノの干し柿にソックリ!
 
特に表面に白い粉をふいた感じが、干し柿そのもの。
その粉は、蒸して乾燥させた米を細かく砕き煎り上げた“上南粉”と呼ばれる物。
上南粉がまぶされることによって、表面にやや硬めのごく薄い膜ができ
下の求肥は柔らかなまま、外側だけちょっとサックリした食感が生まれている。
 
餡は、白餡をベースに刻んだ干し柿がたっぷり練り込まれた、言うなれば“柿餡”。
干し柿特有の凝縮した甘みがあり、果実味も充分感じられる。
 
見た目の可愛さでは“照柿”が優っているけれど、味はこちらの方が美味しい。販売期間中にまた買いたい。

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