
最初の20分でブチッと切れていた…。なんでー?!ガッカリ。
そこで、土曜に放送した『有吉くんの正直さんぽ~初海外だよ!香港SP』の録画を観る。
レギュラー出演者の有吉弘行と生野陽子に、バカリズム升野(←この人知らない、初めて見た)が加わり
3人で香港を
ブラブラお散歩する番組。

特に男性2人は、的を突いた鋭い毒舌とは言い難い見下したグチみたいな事をだらだらとボヤくだけだし
食レポ下手だし、見ていて不快感さえ湧き、大して好きではない生野アナがマシに思えてくる。
でも、テレビに映し出される香港らしいゴチャゴチャした街並みや、押し寄せる漢字の看板は
見ているだけで気分を上げてくれるワ。香港マジック。
あと、「ちょっとゴタゴタしているので、落ち着いたらこちらから連絡します」という簡単なメールが届いたきり
音信不通になっているセレブなおば様Oさんの事が、最近気になって気になって仕方が無かったのだが
つい先ほど、(なぜか)中国のサイトで、Oさんの義理のお兄様が10日前に亡くなっていたことを偶然知る。
この義兄様は、誰もが知る有名な作品をプロデュースし、
3度もアカデミー賞を獲っていたり

大ヒット作の映画化権を長年保持していたハリウッドの大物。
数年前に「かなりの高齢だけれど、もの凄く元気で、10年先までスケジュールが立て込んでいる」
と聞いていたが、92歳の大往生だったようだ。聞く話は全て桁外れでビックリさせられるけれど
チャラいハリウッドセレブとは異なり、あまり派手に表には出なくても
私が何もしなくても一生左団扇で暮らせる程の高額寄付を毎年匿名でするような立派な方だったみたい。
お姉様夫婦ととても仲良くしていたOさんも、もしかして今はアメリカかしら…。陰ながら御冥福を祈ります。
さて、
おフランスで新年、正確には公現祭(1月6日)に食べられる伝統菓子、

ガレット・デ・ロワ Galette des Roisを食す。
今回食べたのは、これがお初となるジャン=ポール・エヴァン(公式サイト)のもの。
★ ジャン=ポール・エヴァン : ガレット・デ・ロワ
大きさは、直径約13センチ、厚み約3.5センチ。
ショコラ風味のパイ生地で、ショコラ風味のアーモンドクリームを包んだ焼き菓子。
ジャン=ポール・エヴァンでは、2種類のサイズの“ガレット・デ・ロワ”を販売しており、これは小さいサイズの方。
販売期間は、昨年末から年を跨ぎ、明日1月14日まで。
購入すると漏れなく紙製の王冠と、フェーヴが付いてくる。
フェーヴ fèveとは、ソラマメの意。元々は、ソラマメをひと粒だけガレットの中に隠し
皆で切り分け、食べる時、ソラマメが入っていた人が“当たり”で、
王冠を被り、祝福される。

いつの頃からか、ソラマメではなく、陶器の小物を入れるようになったが
呼び名は相変わらずフェーヴ=ソラマメ。
ジャン=ポール・エヴァンでは、毎年フェーヴのデザインを変えており
2014年は偶然にもOさんの義兄様を想い出さずにはいられないオスカー像(…う~ン、あんまり可愛くない)。
このフェーヴは、ガレットの中に隠されておらず、別に付いてくる。
なんでも日本では、こういう物をお菓子の中に入れるのは“異物混入”になってしまい、
禁止されているそう。

そんな訳で、ガレットの中には、問題にならないアーモンドがひと粒隠されている。
陶器と違って、なにぶんアーモンドなので、ガレットを切る時、
不覚にも一緒にアーモンドをまっぷたつに切ってしまった…。
一年のラッキーをひとり占めせず、ふたりで分けられるから、良しとする。
肝心な本体。一般的なガレット・デ・ロワは、アーモンドクリームをパイ生地で包んだお菓子。
これもまさにそんなお菓子だが、ショコラティエのガレット・デ・ロワらしく

パイ生地もチョコレート風味だし、中のアーモンドクリームにもチョコレートが混ぜ込まれ、
さらに、トップには、チョコレートニブがパラパラと散らされている。
チョコレートで中和されているため、アーモンドの風味は、一般的な物と比べ、弱く感じるけれど
これがここの特徴なので、これはこれでまぁ良い。
味だけに拘ってジャン=ポール・エヴァンのお菓子を選ぶなら、通常のケーキの方が美味しいと思う。