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北京2014:地下鉄

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ホテルに荷物を置いたら、外へ!
旅行者にとって一番簡単で便利な足は地下鉄。
3年振りに北京へ行ったら、新しい路線、新しい駅が増えていて、また利用価値が高くなっていた。
 

★ 駅周辺

イメージ 1
 
 
中国の地下鉄駅出入り口附近では、よく無許可の物売りを見掛ける。
私がよく利用した駅限定かも知れないけれど
3年前と比べ、激増したと感じたのは、“专业贴膜(専業貼膜)”の看板。
スマートフォンやタブレット端末などに、保護フィルムを貼ることを生業とする人々。
 
えーっ、そんな事で商売になるの(しかも同業者多数)?!とも思うが、結構頼んでいる人を見掛ける。
貼るだけではなく、一緒に保護フィルムも売っており
価格はどうやら、保護フィルム代+貼る手数料となるようだ。 

★ 改札近辺

地下鉄の乗車賃は、約7年前に一度値下げされてから
何駅乗っても、乗り換えても、一律ありがたい2元(≒35円)ポッキリ。
もっとも年内には値上げに踏み切る模様。
以前この値上げに関し、微博で激論が交わされているのを目にした。
そんなの庶民イジメだ!と憤る人々の気持ちは分かるし
値上げで地下鉄離れが進み、車の利用が増えたら、大気汚染対策に逆効果という気もするけれど
今の中国の物価を考えたら、値上げも致し方ないのかも知れない。
 
 
値上げで、地下鉄運賃が一律でなくなったら益々便利になるのが、北京版SUICA・一卡通
値上げ前の現在でも、券売機は使える紙幣が限られているので(使える紙幣を持ち合わせていない場合は
窓口で切符を購入することになる)、一卡通を持っていた方がスムーズ。 
 
 
イメージ 2
 
そんな訳で、私も古い一卡通を日本から持参。
新たにチャージしようと思ったら、3年前の残金がまだ数十元入っていた。
上海地下鉄のICカード・公共交通卡は、最後の利用から2年が経過すると使用停止になると記憶していたし
確か北京も同様だと思っていたが、なぜか大丈夫であった。
 
それでも一応ちょっとだけ新たにチャージ。
“IC卡自动充值机 Add Value Machine”と記された専用機に一卡通を挿入し
画面で、中国語でチャージを意味する“充值(chōngzhí)を選択、
チャージしたい金額を選び、紙幣を挿入するだけ。最低チャージ額は20元。
 
 
 
チャージした一卡通を手にいざ改札!と思っても、その前にまず荷物検査。
空港と同じように、ベルトコンベアに荷物を置き、X線検査機に通す。
(その様子を撮ろうとしたら、係員に制御されたので、画像は無し。)
形式だけで、テキトーにやっているものと思っていたが、案外細かく、
私の場合、バッグに飲み物のボトルが入っていた時は、ほぼ100%足止めを食らった。
対応は駅によってまちまちで、バッグからボトルを出して見せただけでOKなことも有れば
ボトルに探知機のような棒を当てて調べる所や、ボトル専用の検査機が置かれている所も有った。
さらに、一度、危険物ではないと証明するため、「この場でひと口飲んでみせろ」と言われたことも。
えっ、ここでわざわざ飲むの?!とも思ったが、抵抗するほどの事でもないし、ハイ、飲みましたヨ。
 
荷物検査が終わっても、いくつかの駅では、ボディのセキュリティチェックも有り。
特に激しかったのが王府井駅。女性係員が、お尻や下腹をガッツリ触ってきたので少々戸惑う。
私は「この遠慮の無さが中国式」と理解したが、私の前後に居た中国人女性たちが同伴者たちと
「ナニ今の…?!」、「すごい!こんな風に触ったわよ!」と身振り手振りを交えグチっていた事から察するに
中国でも普通ではないようだ。 

★ 駅構内

イメージ 3
 
当たり前だけれど、ホームは、古い路線の古い駅はそれなりに古びていて
新しい路線の新しい駅は明るく綺麗。
新しい駅だと、天井までのガラスのスクリーンドアも設置されている。
運行状況の表示機は、駅が新しかろうと古かろうと設置。
現在の時刻、次の電車が到着するまでの時間、その次の電車が到着するまでの時間などを正確に表示。
 
 
 
 
イメージ 4
 
新しい路線だと、駅全体がとにかく明るく清潔で
駅によっては、その土地の特徴を出したデザインになっていることもある。
(赤い柱が有るのは、チベット仏教寺院・雍和宫(雍和宮)の最寄り駅である雍和宫駅。) 

★ 車内

イメージ 5
 
 
車内は、時間帯によっては、確かにかなり混雑するけれど
子供の頃から東京のぎゅうぎゅう詰めに慣れてる私には、許容範囲。
むしろ、人口13億を抱える超大国の首都が、なぜ東京並みの混雑で収まっているのか、やや不思議。 
 
ただ、背の高い人が多く、ちょっとでも混むと、東京で電車に乗っている時より、明らかに圧迫感がある。
南部より北部の方が身長が高いというのは本当で、目測で170超えの女性など珍しくない。
 
多くの乗客がスマートフォンにかじり付いている風景は、日本と同じ。
車内を見渡したところ、噂通り、中国の新勢力・小米 Xiaomiのスマートフォンを使う人が
若者を中心に非常に多い。
 
 
あと、ドアの上には、現在地を電光表示する路線図が必ず有るので、分かり易い。
駅名は、漢字とアルファベットの拼音で記されているが、日本人には漢字の方が断然見易いであろう。
車内アナウンスも、中国語と英語の2ヶ国語対応。 

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