昨晩放送の『未来世紀ジパング』の“香港異変!中国返還から17年 今何が起きているのか”という特集は
民主的選挙を求めるデモから、日用品の運び屋ビジネス、三陸干しアワビの売り込みまで内容色々。
香港の地価高騰が止まらないことはよく語られているが
銅鑼湾(コーズウェイベイ)で30平米の空き店舗の賃料が月700万とは、確かに高い。
そんな狭いスペースで一体どんな商売をすれば、採算がとれるのだろうか…。
ドラマでは、先週放送を開始したBSフジの
中国時代劇『傾城の雪~傾城雪/美人如畫』を観始めた事は

こちらにも記した通り。
先週はもう一本、『ふたりのパパ~兩個爸爸』もホームドラマチャンネルで放送開始。
昨年台湾で大ヒットしたドラマで、興味が有ったのだけれど
日本では、本来全73話のものを→36話に大幅削減して放送するという暴挙に出たことを知り、ガッカリ…。
49%以上をばっさりカットしたら、オリジナルとは掛け離れた別物になってしまいそう…。
案の定、第1話から迷走ぎみ。
蘇文汶という女性が出産したばかりの女児を残し、無責任にも国外へ。
その女児の父親の可能性がある男性は、弁護士の唐翔希とお花屋さんの溫振華。
ふたりは「どちらがこの子の父親か、DNA鑑定でハッキリさせようじゃないか!」ともっともな事を言う。
…が、ドラマは、DNA鑑定をスルーし、次のシーンでは、なぜかふたりの男性と女児がすでに同居。
女児は、弁護士と同じ“唐”の姓を名乗っているのだが
そこに至るまでには一体どういう紆余曲折が有ったのやら…。
これから徐々に明らかになっていくの…?それとも、そこはカットしちゃって、もう無かった事にしたの…?
気になって仕方が無い。
さらに字幕では、登場人物の名前が、このドラマもまた許し難い片仮名表記…。
本ドラマでは、雅妍(メーガン・ライ)扮する方靜竹の、自動車修理工場を営んでいる父親の名が…
なぜか方大同(カリル・フォン Fāng Dàtóng)と同音の方大銅(Fāng Dàtóng)だったりするのにサ…。
同じくホームドラマチャンネルで放送中の『ショコラ~流氓蛋糕店』はすでに第4話まで。
長澤まさみ以外にも何人か日本人が出演しており
例えば、モデル出身の“Tet Wada”こと和田哲史が、敵対する稻重會の大物ヤクザ謝澤に扮している。
寡黙な男の役で、台詞は少ないが、たまに発する中国語がめちゃくちゃ上手い!と思ったら…
クロージングクレジットを見たら、なんとあの那維勳(ナー・ウェイシュン)が吹き替えを担当しておられた。
あまりにも自然な吹き替えで、まさか那維勳だとは、まったく気付かなかった。
あと、確か長澤まさみはこのドラマに出演するにあたり、ヘアメイクも衣装も全て台湾側にお任せすると
当初言われていたはずだが、クロージングクレジットを見ると
“造型指導” として、麻生久美子の夫でもある日本の有名スタイリスト、伊賀大介が名を連ねている。

『たった一度の約束~時代に封印された日本人』が、9月28日(日曜)、BSジャパンで再放送されるそう。
このドラマには、宮崎滔天も宮崎龍介も白蓮も出てこないけれど、広ぉぉーーい意味で
“『花子とアン』スピンオフ”とも捉えられなくもないから、今再放送?(…というのは多分深読みし過ぎ。)
このドラマ、観る前は、梅屋庄吉に柳葉敏郎は違うでしょー!とキャスティングに懐疑的であったが
いざ観たら、案外合っていた。
孫文役も、日本人じゃなくて、ちゃんと中国人俳優を使うべし!と思っていたけれど
こちらもいざ観たら、扮した奥田達士が、笑っちゃうほど孫文に激似で、納得するしかなかった。
奥田達士はもし華人に生まれていたら
趙文瑄(ウィンストン・チャオ)から“孫文俳優”の座を奪えていたかも知れない…?!
長崎出身の梅屋庄吉と妻・トクが、「孫文先生」と言うべきところを
真顔で「孫文しぇんしぇー」と発音するのは微笑ましい。
映画『横道世之介』でも、高良健吾扮する長崎出身という設定の主人公・世之介が
確か一度、「先輩」を「しぇんぱい」と呼んでいたが、長崎では“せ”の発音が“しぇ”になるのだろうか。
「選手宣誓!」は「しぇんしゅしぇんしぇーっ!」になっちゃうの…??!
孫文や梅屋庄吉とも薄ーく繋がっている『花子とアン』の方は、今週でついに最終回。
次週から始まるNHK朝ドラの新作『マッサン』は…

玉山鉄二扮する主人公の名は、亀山政春。“鶴”じゃなくて“亀”ね。
実際のリタは、1920年(大正9年)に国際結婚して日本へやって来たそう。
そんな時代に日本人男性と結婚して、東の最果てにやって来るなんて
ものすごい“都落ち感”が有ったに違いない。それに、すごい勇気…。
脇のキャストに目をやると、マッサンの両親が泉ピン子と前田吟だったりして、『渡鬼』を髣髴。
青い目のお嫁サマ、きっとピン子にイビられるに違いない。御愁傷様でござます…。
さて、吉祥寺のケーキ屋さん、
A.K.Labo(公式サイト)がお店を移転して早一年。

以前よりさらに駅から遠くなってしまったため、移転後はすっかり足が遠退いてしまい
大好きなケーキとも御無沙汰…。
この度、母が買ってきてくれたので、久し振りに有り付けた!
★ ムラング・シャンティ
大きさは、幅約8センチ、厚さ約6センチ。
ふたつのメレンゲでホイップクリームをはさんだお菓子。
ひとつめの“ムラング・シャンティ”は大好きなお菓子。
Crème Chantilly(クレーム・シャンティ)=ホイップクリームと
Meringue (ムラング)=メレンゲで作られるシンプルなお菓子。
お店によっては、チョコレートやキャラメルの風味にしたり、ナッツやフルーツを添え、アレンジしているけれど
A.K.Laboの物は、まったく無駄の無い直球勝負。
今回、A.K.Laboのムラング・シャンティと久し振りに対面したら、形が少々変わっていた。
以前は、こぶしのようにゴロンとしたメレンゲを使用していたけれど
新たなムラング・シャンティは、絞り器で3ツの山に絞り出した、より装飾的なメレンゲを使用。
最初見た時は、わざわざこのようなマイナーチェンジをする必要性が本当に有ったのかと疑問に感じたが
いざ食べてみると、以前よりフォークで切り分け易く、食べ易くなっていることが判る。
以前のだと“デートで食べられないミルフィーユ”と同じで
イケメンの前で食べるのは躊躇してしまう感じであったが、新しいのなら大丈夫。
でも、家でひとりで食べるなら、以前のに、ダイナミックにかぶり付く、あの感じも好きだったけれど。
あと、気のせいか、以前よりクリームの量が少々減ったようにも感じる。
味は相変わらず良い。
誤魔化しのきかないシンプルなお菓子なので素材が重要になってくるが
A.K.Laboはやはり高品質の生クリームを使っていると感じる。
濃厚なのに後味サッパリ、非常に軽いクリームが、とても美味。
★ フィグ
大きさは、幅約5センチ、高さ約5センチ。
いちじく、オレンジ・ピール、レーズンといったドライフルーツと胡桃を、生地と共にギュッとまとめ、
表面をマジパンで覆い、いちじくの形に整えたお菓子。
ふたつめは、いちじくの形をした可愛らしいお菓子、その名もズバリ“フィグ”。
箱から出そうと手にとると、ズシッと重い。
それもそのはず、中は色々な具材を生地と一緒にギューッとまとめた、まるで粘土の塊りのようだから。
その中身だが、じゃがいもの形をしたA.K.Laboの別のお菓子、“パタット”とほぼ同じ。
あちらには、いちじくが入っていないけれど、いちじくの形をしたこちらには、中にもドライいちじくがゴロゴロ。
あと、“パタット”は表面にココアパウダーをまぶしているけれどど、こちらはマジパン。
いちじくのツブツブや胡桃のサクッとした歯応え、オレンジピールの苦味が、
それぞれ食感と味のアクセントになっている。
全体を覆うマジパンのアーモンド特有の風味も良し。
本場ヨーロッパのお菓子という感じ。欲を言うならば、アルコール分がもっと強い方がより良いが
フワフワ至上主義の日本風の洋菓子にはまったく納得していない私は、この重量感だけでも、もう充分満足。
美味しいし、見た目も可愛らしい♪