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端午の節句の食卓(+豪華!Met Gala2015)

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NYマンハッタンのメトロポリタン美術館で
<VOGUE>名物編集長アナ・ウィンターが主宰するコスチューム研究所が
毎年この時期に行われる展覧会に合わせ、研究所の運営資金集めを目的に開催するイベント、Met Gala。

2015年は、“China:Through the Looking Glass 中國:鏡花水月”と題し、
中国が西洋のファッションに及ぼした影響を
服、絵画、陶磁器、映画などその他のアートを通し考察する展覧会を、5月7日から8月16日まで開催。



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この展覧会は、香港の大実業家・曹其峰(サイラス・チョウ)が名誉チェアマンを務め、
共同チェアマンとして、アメリカの女優ジェニファー・ローレンス、中国の女優・鞏俐(コン・リー)、
メディア王ルパート・マードックの元妻として知られる中国出身の文迪(ウェンディ・デン・マードック)、
Yahoo!CEOメリッサ・メイヤー、そしてアナ・ウィンターが名を連ね、
さらに、映画監督・王家衛(ウォン・カーウァイ)が芸術総監督に就任したのは
数ヶ月前のニュースで発表された通り。





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2014年范冰冰(ファン・ビンビン)がカンヌ映画祭で着て話題になり、後にバービー人形にもなった(→参照
勞倫斯許(ローレンス・シュー)デザインによる“東方祥雲”も、やはり展示されるようだ。(→画像上段右)
横に展示されているのは、トム・フォードがイヴ・サンローラン時代にデザインした物。
画像2段目真ん中と右は、ロベルト・カヴァッリのガウン。
中国の伝統的な染め付け磁器・青花瓷をイメージさせると、発表当時中華圏で話題になった物。
他にも、ディオール、ジョン・ガリアーノ、ジャン=ポール・ゴルティエ、ラルフ・ローレン、シャネル等々
中国からインスピレーションを受けデザインされたハイエンドなメゾンのガウンが
清朝を中心とした中国の貴重な品々と共に展示。
王家衛監督が監修しているので、勿論自身の監督作『花様年華』(2000年)のスチールも。




この展覧会開催を目前に控えた昨日2015年5月4日に開催されたのが
メトロポリタン美術館恒例のイベントMet Gala。
“ファッション界のアカデミー賞”と呼ばれるほど、毎年華やかに着飾ったセレブリティが集結。
今年は当然中華圏からも大量に明星を投入。

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左から、今や阿里巴巴影業の大株主で女優の趙薇(ヴィッキー・チャオ)、
“中国版アナ・ウィンター”著名ファッションジャーナリストの張宇(アンジェリカ・チャン)、
日本でもお馴染みのファッションデザイナー譚燕玉(ヴィヴィアン・タム)、
以降全員女優さんで、李冰冰(リー・ビンビン)、范冰冰(ファン・ビンビン)、
高圓圓(ガオ・ユェンユェン)、周迅(ジョウ・シュン)。



以下、改めて一部の中華明星をお召し物と共に見てみると…

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鞏俐(コン・リー)

欧米でアジア人女優と言えば、もう鞏俐か章子怡の独壇場なわけで、
特に鞏俐は今回の展覧会の共同チェアマンに名を連ねているため、アメリカでの扱いは別格。
お召し物は、最近鞏俐の着用率が高いロベルト・カヴァッリで
正面から見ると中国伝統の旗袍をアレンジしたシックなガウンという印象だが…

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背中はガバッと開き、総レース。ロベルト・カヴァッリらしいとてもセクシーなデザイン。
それにしても、鞏俐お姐サマ、相変わらずものすごいスタアオーラですわ。


范冰冰(ファン・ビンビン)

華やかなイベントには欠かせない范冰冰。
いつもド派手なファッションで、目を楽しませてくれるプロ中のプロ・范冰冰は
今回も私の期待を裏切らなかった。
范冰冰御用スタイリスト卜柯文(クリストファー・ブゥ)デザインによる物で…

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黄金色に輝くウロコ(?)も眩いシンプルなガウンに、
孔雀を彷彿させる玉虫色のマントを合わせたゴージャスなお召し物で、その名は“紫禁城”…!


倪妮(ニー・ニー)

張藝謀(チャン・イーモウ)監督に見い出された“謀女郎(イーモウ・ガール)”でありながら
日本ではまだあまり知られていない倪妮も、着実に世界進出。
イエローが若々しいラルフ・ローレンのガウンで。


章子怡(チャン・ツィイー)

鞏俐同様、西洋世界での知名度抜群の章子怡が今回選んだのは
“ケネディ家御用達”として知られるNYブランド、キャロリーナ・ヘレラ。
襟元を旗袍風にデザインした、純白の可愛らしい雰囲気の物。
その襟元と腰に輝く赤いアクセサリーは、元々の付属品ではなく、
趙心綺(シンディ・チャオ)のブローチをあしらっている。



湯唯(タン・ウェイ)

アメリカでは、この展覧会の名誉チェアマンで大実業家の曹其峰の娘・曹穎惠(ヴェロニカ・チョウ)と
間違えられて報道されていた。鞏俐、章子怡と比べると、あちらでの知名度はまだまだのようだ。
そんな湯唯のお召し物は、バーバリー。
この画像だと、ただの白い生地に見えてしまうけれど
実は細かいクリスタルを全体にびっしり縫い付けた、とても手の込んだ贅沢なお品(…重そう!)。


劉嘉玲(カリーナ・ラウ)

劉嘉玲お姐サマは、スキャパレッリで。
画像では分かりにくいが、右は腕を全部出し、
左腕は袖とグローヴが一体化した黒い布ですっぽり覆われている。
白黒二色の色合いと、このデザインが、陰陽図を彷彿させ、さり気なくチャイナ・テイスト。



ここには出さなかったけれど、他にも李宇春(クリス・リー)や、
男性だと陳坤(チェン・クン)、元EXOの中国人メンバー吳亦凡(クリス)、
あと秦舒培(シュウペイ)、劉雯(リウ・ウェン)、杜鵑(ドゥ・ジュアン)といったスーパーモデルも参加。


当然、このイベントには、例年通り、地元アメリカのセレブリティもいっぱい。
毎回“テーマに沿ったお召し物を着用しなければならない”という決まりは無いようだが、
中国テイストのデザインを着ているセレブは結構居るし、例年になく赤い色も目立つ。
そんなセレブのごくごく一部をザッと見てみると…

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左から順に、女優のアン・ハサウェイ、シエナ・ミラー、クロエ・セヴィニー、
ミック・ジャガーの娘でモデルのジョージア・メイ・ジャガー、そしてジャスティン・ビーバー。

ジャスティン・ビーバーって、最近またカメラマン殴って国際指名手配されていませんでした…?
このイベントに参加する男性は、基本的にシンプルな装いが多いのだけれど、
お騒がせジャスティン君は、ドラゴン総刺繍のジャケットで、チャイニーズマフィア風。
こちら、チャイナタウンで購入した安物ではなく、バルマンのお品。



さらに特に目立った人を二名挙げておこう。

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まずは、バルバドス出身の人気シンガー、リアーナ
布の量もファーの量も半端ではない、黄金色に輝く皇帝気分のこちらは
中国の女性デザイナー郭培(グォ・ペイ)による“一千零二夜”と呼ばれるシリーズのオートクシュール。
郭培は中華明星御用達女性デザイナーで…

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覚えている方はいらっしゃるでしょうか。范冰冰も、2009年の東京国際映画祭のオープニングでは
この郭培のお召し物で、カーペットを歩いていらっしゃる。



続いて、『セックス・アンド・ザ・シティ』でお馴染みのサラ・ジェシカ・パーカー

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いや、いや、キャリーもド派手です。
しかし、注目すべきは服より頭部。

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単なる“帽子”の概念を覆す奇抜な被り物。
ラグジュアリーブランドのショー等にも使われ有名なアイルランド出身の帽子デザイナー、
フィリップ・トレーシーのお帽子で、なんでも京劇からインスピレーションを受けデザインしたらしいのだけれど、
中華圏では、北京オリンピックのマスコットキャラクター“歡歡”を彷彿させると言われている。



良いものを見せていただきました。
世界の二大お金持ち&派手好き国家、アメリカと中国が手を組むと、相乗効果でスゴイですワ。
それに、“中國:鏡花水月”も良さそう。きっと私好みの展覧会。
これを鑑賞するためだけにニューヨークへ行く気は無いから、日本でもこういうのを開催して欲しい。
もちろん、近々ニューヨーク行きを御予定の方は、現地でお楽しみ下さいませ。


◆◇◆China:Through the Looking Glass 中國:鏡花水月◆◇◆
場所:Metropolitan Museum of Art メトロポリタン美術館
1000 5th Ave, New York
(会期:2015年5月7日から8月16日)




さて、一気に地味ぃに現実に戻り、テレビ。

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5月10日(日曜)、BS朝日の『大和田兄弟ぐるり鉄道旅』という番組は
“魅惑の台湾~美味と感動、絶景百景”と題した台湾特集。
えっ、前も同じ台湾鉄道旅を放送したわよねぇ?再放送?と思ったら、
以前のは“ONLY 獏”で、今回のは“WITH 伸也”と、ビミョーに変えていた。
中高年男性向けの内容かなぁ~とも想像するけれど、一応録画。



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いつの間にか火曜日に放送日が変わっていたフジ『世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?』
(わざわざTBSの『世界の日本人妻は見た』と放送時間をぶつけるなんて…。)
5月12日(火曜)の放送で、パラオ、フランス、香港を取り上げる。
香港は、“セカホンB級グルメNO1決定戦”というコーナーで。
パラオ、フランスとの抱き合わせだが、最近台湾の番組ばかりで、香港はあまり無いから、貴重。




それはそうと、本日は子供の日。こんな物を食べてみた。

★ 東京吉兆:鯛赤飯

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まずは、東京吉兆(公式サイト)“鯛赤飯”で、ちょっと腹ごしらえ。
別に端午の節句の限定商品ではなく、常時売られている物。
新宿伊勢丹で、基本的には予約販売。

赤い鯛をかたどった小さな陶器の器入りで、見るからにおめでたい。
蓋を開けると、中には鯛の切り身をのせたお赤飯。
蒸し器、もしくは電子レンジで温め、附属の胡麻をかけていただく。

もち米は好きだけれど、お赤飯は特別好きではなく、普段ほとんど食べない。
ここのは、お米ひと粒ひと粒が艶やかに立っており、
もち米なのに、ベタつく感じがなく、ふっくらなのに、きっちりした歯応え。
鯛の身は柔らかでふっくら。胡麻さえ美味しい。
この胡麻は、よくあるゴマ塩とも少々異なり、適度な塩分と旨味がある“味付き胡麻”という感じ。
原材料表示には、“醤油胡麻”と記されている。胡麻をお醤油で炒るのかしら?

美味しいがなにぶん少量。
ひと口でガバッと食べちゃえる量だが、もったいないので、3口で食べました。

★ 亀屋:柏餅

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大きさは、幅約6センチ。
こし餡を餅で包み、柏葉で巻いた季節の和菓子。




甘味はこの時期ならではの物で。こちら、亀屋042-385-8181)の“柏餅”
確か、つぶ餡もみそ餡も有るらしいけれど、私が食べたこれは、こし餡の物。

お餅には、適度に歯応え。
口にした時、もっちりした弾力がありながら、すっきり歯で噛み切れるあの感じは、
上新粉で作ったお餅特有の食感。
中には滑らかなこし餡。

見た目にも味にもアレンジは無く、昔ながらのの正しい柏餅という印象。
ちなみに、柏餅をのせたお皿は、毎年この時期だけ活用する桃太郎柄。

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