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Channel: 東京倶樂部★CLUB TOKYO
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扇屋初夏の和菓子2種

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数日前、東京駅のみどりの窓口にて、私+イタリア男2人の計3人で
新幹線の往復チケットを購入しようとしたところ、
担当の若い女の子が入力間違い、計算間違い、クレジットカードの支払いやり直しと、
ありとあらゆる間違いを繰り返し、たかが3人分の往復チケット購入に要した時間が50分…。
余裕で乗れるハズだった便は当然逃したし、最終的に請求された額も、恐らく間違っており、
連れのイタリア人は、1万円程多く払ったように察するが
そのJRの女の子は、終始ぶすーっとしたままで、悪びれず、
ついぞ「スミマセン」のひと言も口にすることはなかった。
JRには、「非を認めると責任問題になるから、如何なる場合も謝罪の言葉は口にしてはならない」
というマニュアルでも有るのだろうか。

この連れのイタリア人たちは、15分を過ぎた頃からイライラしだし、30分が経つと内一人が
かなり強い口調で「30分もかけて、たかが発券も出来ないって、この女は知能障害でも患っているのか?!
オレだったら、30分も有れば、子供3人作れるわっ…!!」と怒り心頭。
えっ、そこ?私も本当はかなり怒っていたのだけれど、彼のその言葉で
「この男、本気で怒っている時までしっかりイタリア人だわ…」と、
そっちの方に関心が反れてしまったのであった。

50分後、ようやくチケットを入手したその彼曰く、
「日本人は、日本の電車は速いと自慢したがるが、チケット販売にこんなに時間をかけて、どーする…?!
イタリアの電車は、運行時刻は正確ではないが、チケット販売はもっとずっとスピーディだから
合計の所要時間は、所詮日本もイタリアとトントンだな」と。
まぁね。返す言葉も有りませんでしたわ…。




さてさて、本日5月16日(土曜)は
東京MXで一週間ぶりの『明日、どこ行くの!?明天去哪儿!?』の日。
20代半ばの女性を密着した先週の放送も、録画を先程観たばかりなのだけれど。
この女性、目、鼻、唇、アゴと、手を付けていない部位は皆無と思われる程あからさまにお直し顔な上、
「10代の頃モデルとして稼いだお金があるから、
今は仕事をせず、世界中を旅する日々」と素性も神秘に満ちている。
正直なところ、現在の容貌を見る限り、何年も遊んで暮らせるほど稼げるモデルだったとは考えにくい。
とても不思議な人だけれど、あっけらかんとしていて、この番組放送開始以来最も面白い回であった。
今晩の放送では、レストランをチェーン展開する北京のリッチな母娘の旅に密着するらしい。
こちらも楽しみ。



そして、ここのところずっと再放送ばかりだったNHK BSプレミアム『桃源紀行』のシリーズ“君住む街で”は
ようやく新作を出してくるのか?
明日、5月17日(日曜)は、女子大生の一週間を追いながら、広東省広州を紹介。
この番組は、映像に工夫が有ったり、普通とは少々違う角度から中国の都市を紹介しているから、好き。



5月19日(火曜)、フジ『世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?』もアジア。
狩野英孝が“狩野八先生”として、モンゴルの子供たちに授業を行う特集の他、
日本各地のお土産で、海外でウケるのはどれかを調べる“全国47都道府県 お土産甲子園”のコーナーが
香港で、香港人が好む日本の味を調査。




『セカホン』の“お土産甲子園”にエントリされるお菓子は、空港やドライブインで売られているような
安いだけが取り柄の工場大量生産品ばかりで、ぜんぜんソソられない。
私のおやつの方が美味しいもん♪
今回は、文京区本郷、東大赤門前の有名な和菓子屋さん、扇屋(公式サイト)の季節のお菓子を2種。

★ 麩まんじゅう

イメージ 1


大きさは、直径約5センチ。
小豆餡を入れた生麩を笹の葉で巻いたお菓子。



ひとつめは“麩まんじゅう”
冷蔵庫でちょっと冷やしてから食す。

笹の葉をむくと、中から緑がかった麩まんじゅう。
ヨモギかと思いきや、青海苔を生麩に練り込んでいるらしい。
磯臭さは無い。お麩にほんのり移った笹の香と相俟り爽やか。
中に入っているのはこし餡。

お麩特有の弾力と、ツルンとノドを通っていく滑らかな感触。
笹と青海苔の爽やかな香も加わり、初夏にぴったり。

★ あやめ餅

イメージ 2


大きさは、幅約9センチ。
白と藤色、二色の餅で、ゴボウの甘露煮一本を味噌餡と共に包んだお菓子。



ふたつめは、“あやめ餅”
この季節のお花、あやめの可憐な姿をイメージしたお菓子。
本体とは別に、おやめをかたどった干菓子が添えられている。

ゴボウの甘露煮と味噌餡を包んだこのお餅は、
色合いが少々異なるけれど、お正月のお菓子・花びら餅とほぼ同じ。

薄い2枚のお餅がフワフワ♪
ゴボウは、柔らかでも、適度に歯応えを残し、ホクホクに炊かれている。
白いんげん豆に白味噌を加えた味噌餡は、やや甘めで、お味噌の塩分が程よい。

2016年のお正月まで、もう花びら餅を食べることは無いと思っていたけれど、
“あやめ餅”にアレンジされ、この時期にもう一度食べられるとは。華やかに上品で美味。

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