録画しておいた10月30日(金曜)深夜放送の『孤独のグルメ』台湾編後編を観る。
出演が予告されていた台湾版・伍郎、趙文瑄(ウィンストン・チャオ)が、
放送開始から20分が過ぎても登場せず、「えぇー、もう番組、終わっちゃうじゃないの…」と焦ったその時、
井之頭五郎と同じ豆花を食べる中年スウィーツ男子としてチラリと登場。
出演シーンは短かったけれど、舞台裏では皆和気藹々(画像は趙文瑄の微博より)。
この『孤独のグルメ』台湾編後編には、方大同(カリル・フォン)の楽曲<聽 Listen>のMVに出演し、
最近は、映画『我的少女時代』で大ブレイクの台湾若手俳優・王大陸(ワン・ダールー)と
付き合っているんじゃないの?と噂される劉奕兒(ユージェニー・リウ)も、
井之頭五郎が豆花を買うお店・古早味豆花の店員として出演。
台湾で、劉奕兒が楊穎(Angelababy)に激似!と言われている意味が私にはまったく分らないので、
動いている姿で確認したかったのだけれど、彼女の出演シーンは非常に短く、顔はほとんど映らなかった。
でも、まぁ、こういう日台コラボは楽しいから、またやって欲しい。
オマケ。(↓)こちら、『孤独のグルメ』では扱いが小さかった劉奕兒が音符の精役で出演している

べいべーに似ている?!ロングヘアの混血という以外の共通点が私には見当たらず…。
他、
気になるテレビでは、まず今晩、11月1日(日曜)、TBSで放送の『旅ずきんちゃん』。

田中みな実、南明奈、原幹恵の3人が、シンガポールを旅する後編。
まったく興味が湧かない顔ぶれだが
(どうせなら、スタジオで司会進行役をしている大久保佳代子と友近に旅してもらいたかった)、
後編には食べ物が結構出てくるようなのでチェック。
ついでに記しておくと、来週はこの番組に、
久々に、あのM字開脚の創始者(?)インリン・オブ・ジョイトイが出演するらしい。
明日、11月2日(月曜)、NHK BS1『Asia Insight』は“中国文化に魅せられた外国人たち”と題し、
異文化に敬意を払いつつ、中国と真正面から向き合う人々を、外国人が最も多く暮らす上海で取材。
私の周囲を見渡しても、近年“上海好き”というイタリア人が非常に多い。
11月5日(木曜)、NHK BSプレミアムで放送の『世界入りにくい居酒屋』は、
約ひと月前、台北の居酒屋を紹介したのに引き続き、またまた台湾からで、今度は高雄。
台北のお店は、とっくの昔に離婚した元夫婦で切り盛りしているというのが、なんか可笑しかったけれど、
今度の高雄はどうでしょう。土地柄、台北よりさらにユルい感じかも?
台湾は、他にも、11月7日(土曜)の朝、フジで放送の『にじいろジーン』、
“ジーンちゃんがキキコミ!世界ピカイチ☆ツアー”のコーナーでも。こちらは台北を取材。
台湾を取り上げる番組は非常に多く、ネタももう出尽くしているようにも見受け、あまり期待はできないけれど、
取り敢えず録画。
その11月7日(土曜)の晩は、NHK総合の『アジア巨大遺跡』第3集、
“地下に眠る皇帝の野望~中 国始皇帝陵と兵馬俑”を放送。
杏がナビゲーターを務める4回シリーズの第3弾は、私が最も観たかった回。
兵士の像がザックザックと発見されたのは今から41年前だが、
兵馬俑の謎を解く手掛かりは、今でも次々と見付かっているという。
番組は、最新の研究結果を交え、始皇帝の中国統一の秘密に迫る。
翌、11月8日(日曜)は、BS朝日で放送の『大和田兄弟ぐるり鉄道旅』を。
これまで、タイ、ベトナム、マレーシア、台湾など、アジアを巡ってきた兄弟が、今度は香港・マカオへ。
大和田兄弟の旅番組は、“父親にお薦めしたいおじさん向け旅番組”という印象で、
正直なところ、私の興味とはズレを感じるのだが、
香港を取材する番組は、台湾取材の番組より少なく、貴重なので、有り難く拝見いたします。
週をまたぎ、11月10日(火曜)、NHK BSプレミアムで放送の『世界ふれあい街歩き』は、
マレーシアの首都クアラルンプールを特集。
断食明けのお祝いをするマレー系の人々、移民してきた先祖を祀る霊廟に集う中国系の人々、
インドのお洒落に興じるマレー系の女性たちなど、様々な民族文化が共存する街をお散歩。
テレビ番組表をチェックしていたら、やたら高倉健主演映画の放送が目立つ。
もしかして…、と思ったら、案の定、11月10日は昨2014年に亡くなった健さんの命日。
もう一周忌なのですねぇ。時の経つのは速い。
11月に放送される健さん主演映画は、ここに挙げ切れない程かなりの本数あり。
特番だと、11月7日(土曜)、NHK BSプレミアムが『拝啓 高倉健様』を放送。
様々な形で高倉健に関わった人々が“拝啓 高倉健様”と寄せた手紙や証言を中心に
不世出のスタアの謎に迫る番組。
初回放送ではないけれど、その前日11月6日(金曜)には、NHK BS1で『10億人が愛した高倉健』を再放送。
何らかの形で高倉健やその作品に影響を受けた中国の人々を取材した番組。(→参照)
なお、『追捕』のタイトルで公開され、中国に健さんブームを起こし、
今度また
吳宇森(ジョン・ウー)監督によりリメイクの制作が決まっている『君よ憤怒の河を渉れ』は、

11月9日(月曜)にNHK BSプレミアムで放送。
先日、第28回東京国際映画祭で“SAMURAI(サムライ)賞”とやらを受賞し、来日した吳宇森監督によると、
リメイク版『追捕』は、中国・日本・韓国の3ヶ国チームで制作され、2016年1月にクランクイン、

肝心のキャストについては明かされていないが、
「主役の二人の男性を中国と日本の俳優に演じてもらう」としており、あくまでも明言はしていないけれど…
“氣質(風格)”のある俳優として、金城武や張涵予(チャン・ハンユー)を挙げたようだ。
金城クンは、前から主演男優候補に名前が挙がっていて、
期待ばかりが高まったしまっているので、ホント、出て欲しい。
張涵予は、日本だと、他の大陸男優に比べ、まだマイナーかも知れないが、
確かに硬派な男気が感じられ、『追捕』向きという気がする。
この二人、実際のとこと、どうなのでしょう…?!出るの、出ないの…??
あともう一人重要な役となる女性は(オリジナル版で中野良子が演じた役?)、
新人女優を起用するとのこと。
ロケ地に関しては、当初「2015年秋、ソウルでクランクイン」と言われていたけれど、
MARSの感染拡大を懸念し、白紙に。日本はその後、撮影誘致に成功したのでしょうか。
クランクインが先送りになったので、制作国のひとつである韓国でも、勿論撮影される可能性はあるだろうが。
それに日本も、この冬万が一妙な伝染病でも流行ってしまったら、撮影予定が白紙に戻される恐れがあるから、
日本の皆さま、せめてうがいと手洗いで、ささやかながら病気の予防に努めましょう。
初回放送が2015年6月なので、情報はもはややや古いけれど、
今週6日(金曜)に再放送される『10億人が愛した高倉健』の中でも、
リメイク版『追捕』に関する吳宇森監督のインタヴュが流れるので、以前観逃した方は、この機会に。
★ いの子餅
大きさは、長さ約5センチ、幅約3.5センチ。
金胡麻入りの外郎生地で黄身餡を包み、炒った大麦粉をまぶした季節菓子。
ひとつめは、“いのこ餅”。
ここのお店では、平仮名表記だが、漢字にすると“亥の子餅”。
亥の月(旧暦の10月)、亥の日、亥の刻(午後10時前後)に食すと無病息災とされる、
この時期ならではの伝統菓子。
平安時代に中国から伝わった儀式が由来なのだとか。
事実、このお菓子はかの<源氏物語>にも登場しているらしい。
亥は、陰陽五行説で極陰の水性に当たるため、火災を逃れるという言い伝えがあり、
江戸時代には、亥の月の亥の日に囲炉裏や炬燵(こたつ)、火鉢を出すという風習ができたり、
茶の湯の世界では、炉開きの日になっている。
また、イノシシが子沢山であることから、子孫繁栄の意もあり、
<源氏物語>の中では、火災予防ではなく、子宝祈願で食べられているようだ。
そんな亥の子餅は、同じ伝統菓子でも、柏餅、チマキ、はなびら餅等と比べ、
知名度も普及率もまだまだのように見受ける。
私自身、幼少期には食べた記憶が無い。
もう少し大きくなってから、当時茶道をかじっていた母が、炉開きの時に食べるこのお菓子を買ってきて
食べたのが、恐らく私の亥の子餅初体験だったような気がする。
世間一般でも、昔よりむしろ最近の方が、
この時期になると、店頭に亥の子餅を出す和菓子屋さんが増えているように思う。
かと言って、私は、色々なお店の亥の子餅を何個も食べ比べたことがないので、
“亥の子餅のスタンダード”がどのような物かは、よく分からない。
この梅花亭の物は、生地が金胡麻入りの外郎(ういろう)であることが特徴的。
外郎は、米粉と白玉粉と葛粉を混ぜた生地で、
いわゆる“お餅”より透明感があり、瑞々しくシットリした軽い生地。
そこに混ぜられた金胡麻が、ほんのり香ばしい。
中の餡にもこれといった決まりはなく、お店によってまちまちみたいだけれど、
ここのは北海道産手亡豆と大福豆の白餡に卵黄を加えた黄身餡。
玉子が懐かしい甘さの餡。小豆餡ほど主張がないので、軽めの外郎生地にも合っている。
外にまぶされた粉は、一見きな粉のようだが、実は、炒った大麦の粉らしい。
以前、梅花亭の亥の子餅を食べた時は、確かお餅の背中に焼きゴテで線が入れられていて、
より
“亥の子”っぽく見えていた。

でも、今年は焼きゴテの線無し。入れ忘れたということはないだろうから、デザイン変更か。
私は、亥の子っぽい焼き印入りも好きだったけれどね。
★ ほろほろ糖
大きさは、だいたい3センチ角×厚さ1センチ。
和三盆を使ったお干菓子。
こちらの“ほろほろ糖”は初めて。
和紙に、薄いタイル状のお干菓子が2枚包まれている。
見た目は、完全に落雁。
ところが、食べてみたら、なんだか落雁とは違う…!
主原料は、和三盆糖と卵と寒天。
要は、乾燥させた淡雪かん。
“ほろほろ”という表現は、むしろ落雁の方が合っているかも知れない。
こちらは、非常に軽く、かじるとホロッというより、サクッとした歯応えがある。
ところが、その“サクッ”も、口の中に入ると、
中に含まれている寒天がじわじわ溶けていくような、少々トロみのある質感に変わっていく。
見た目が落雁なので、もっと甘い物を予想したが、その予想も外れ、甘さはかなり控えめ。
糖分よりも、卵の優しい味が後に残る。
予想を裏切る、お干菓子の変化球であった。