選択肢が多く、ホテル選びに、いつも悩まされてしまう北京旅行。
日本未上陸のホテルブランドも進出している北京は、ホテル好きにはたまらない隠れたホテル天国。
通常、私が北京でホテルを選ぶ際の絶対条件は、“地下鉄駅から近いこと”。
タクシー争奪戦が激しい昨今の北京で、これは絶対に外せない条件。
(映画『見えない目撃者』によると、近年中国の大都市では、
専用アプリを使ってタクシーを呼ぶのが主流になりつつあるようだが、
アプリをダウンロードして、さらにそれを使いこなさなければならないとすると、
短期滞在の外国人旅行者には、ハードルが高そうじゃない…?
どういうタクシーが来るのかも分からないし…。実際、映画では、やって来た運転手がサイコキラー。…笑!
トラブル回避のため、もう少し様子を見たいところ。)
前回の2014年は、方大同(カリル・フォン)のコンサートが最大目的だったため、
“地下鉄駅から近いこと”に、さらに、“夜、コンサート会場から乗り換え無しで帰れること”を条件に加え、
北京柏悦酒店(パークハイアット北京)を選択。
今回は、そういう縛りが無いので、幸か不幸か選択肢が余計に増えてしまった。
絞りに絞り、交通の条件が折り合わず前回諦めた北京四季酒店(フォーシーズンズ・ホテル北京)、
日本未上陸のラグジュアリーホテル、北京瑰丽酒店(ローズウッド北京)、
それから、立地がやはり魅力の北京柏悦酒店(パークハイアット北京)の3軒で悩み、
最終的に、北京四季酒店に決定。
非常に評判の良いホテルなのに、条件が合わずに前回諦めた事が、どこかで引っ掛かっており、
一度泊まらないことには、どうも気が収まらなかったので。
連泊すると一泊無料になるキャンペーン中だったのもポイント。
ただ、値段に関しては、この5月の税制改革・営改増の影響なのか(便乗値上げとか)、
私が宿泊を考えた外資系ホテルに限って言えば、軒並み目に見える値上げをしており、
円高もキャンペーンも焼け石に水という感じであった。
★ 場所

この附近だったら、以前、金茂北京威斯汀大饭店(ウェスティン北京朝陽)に泊まったことがある。
ドラマ『五星大飯店~Five Star Hotel』の撮影にも使われた
原作者・海岩(ハイ・イェン)が経営する北京昆仑饭店(北京昆侖飯店/北京クンルン・ホテル)も近場。
余談になるが、『宮廷女官 若曦(ジャクギ)~步步驚心』の⑬様、俳優・袁弘(ユエン・ホン)が、
以前自身の微博に出したワークアウト中の自撮り写真は、
私の間違いでなければ、そのウェスティンのフィットネスセンターで撮られた物であった。
ファンの皆さまは、ウェスティンの駐車場で張っていれば、袁弘に会えるかもヨ。
軌道修正して、北京四季酒店。
空港からのアクセスは、
タクシーの利用で20~30分。料金は、だいたい70~80元。

行きに空港から乗ったタクシーの運転手さんは、北京四季酒店を知らず、
亮馬橋に近付くと、さっさとメーターを止め、場所探し。お蔭で、60元で済んでしまった。
運転手さん、ありがとう…!
ホテルの近くには、私の希望通り、地下鉄駅あり。
最寄駅は、地下鉄10号線の亮马桥(亮馬橋)。

朝の出勤時間には、駅の近くの簡単な朝食を売る屋台に人が並び、
モダンでありながら、庶民的な光景が見られる。
★ 北京四季酒店 Four Seasons Beijing
北京四季酒店は、2012年開業のホテル。
客室数は313室。日本人の私からすると、“高級”と呼ぶには、部屋がやや多いようにも感じてしまうが、
北京の高級ホテルとしては、平均的な規模。
どういう造りになっているのだろう…?
途中階から、大きな吹き抜けになっている。
エントランスを入ってすぐの1階に吹き抜けは無いが、
エレベーターホールを囲むように、四方に空間が広がっており、かなり広い。
私の宿泊中は、白とグリーンを基調にしたお花が綺麗に活けられていた。
宿泊客は、欧米人と中国人が多数。台湾人、香港人と思しき人もボチボチ。
日本人らしき人は、ただの一人も見掛けなかった。
このホテルは、サービスの良さとエレガントな雰囲気で、大変な好評を博しているようだが、
到着して、ロビーに足を踏み入れた時の私の第一印象は、正直言って、“ちょっと雑な大型ホテル”。
間違った所に来ちゃったかも…、と一抹の不安もよぎった。
私個人的には、ロビーが上階に設けられているため、人の出入りが限られている
北京柏悦酒店(パークハイアット北京)などの方が、隠れ家的な雰囲気で好み。
北京四季酒店に関しては、この後、客室詳細に続く。
◆◇◆ 北京四季酒店 Four Seasons Beijing ◆◇◆
北京市 朝阳区 亮马桥路 48号

