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和菓子3種(+『琅琊榜』スウィーツとかテレビ雑記とか)

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本日放送の『徹子の部屋』はゲストが渡辺美佐子だと知り、わざわざ録画し、今しがた視聴。
「そこはもう首の領域だろ?!」って所まで、下方にビヨーンと引っ張られてる渡辺サンのお耳に目が釘付け。
生前の山田五十鈴を越えたわね…。
元々美人女優で売っていた訳でもないのに、なぜこんなにいじってしまったのだか…。
リフティングはほどほどに。
(私が『徹子の部屋』を録画したのは、渡辺美佐子のお顔の変化を見たかったためだけ。)



それより、BSジャパンで放送中の大陸ドラマ『琅琊榜(ろうやぼう)麒麟の才子、風雲起こす~瑯琊榜』
一話一話の内容が濃く、一分たりとも観逃せない程ガンガン物語が動いておりますが、
皆さま、ちゃんと追えていらっしゃいますでしょうか。

本日の放送は29話。
太子を負かしてイイ気になっていたものの、自分の立場もどうも芳しくないと薄々感じていた譽王、
ついに秦般若から、「殿下、お気付きになりましたか?!麒麟の才子を得たのは靖王ですっ!」と断言され、
ヤケ酒食らっていましたね。


そして“気付いた”と言えば、もう一人、靜妃。靜妃は、梅長蘇の正体が林殊だと察した模様。

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当の梅長蘇は、靜妃から差し入れされたお菓子のお重に榛子酥が入っていなかったため、
靜妃に自分の正体がバレたと気付く。
榛子酥は、ママンお手製ホーム・メイド、…もといパレス(芷蘿宮)メイド菓子に目が無い
“スウィーツ殿下”靖王の大好物。
でも、梅長蘇には、どうやら榛子(ヘーゼルナッツ)アレルギーが有るらしく、食べられないので、
靜妃が気遣って、敢えてお重に入れなかったんですねぇ~。

この靜妃は、元々が医女で地位が低かったこともあり、かなりマメにお菓子作りをしている。
今回キーとなった“榛子酥”は、情緒の無い言い方をしてしまえば、ヘーゼルナッツ・クッキー。
作る際に加える油分は、時代、国、お店によってバター、オリーヴオイル、ラードと多少変わるが、
砕いたヘーゼルナッツを主原料にしたいわゆる“ヘーゼルナッツクッキー”を想像して間違いないであろう。
私もちょうど数日前、イタリア人から「イタリアのクッキーが有るから食べな」と言われ、もらった物が、
見た目からしてまさに“イタリア版・榛子酥”とも呼びたくなるヘーゼルナッツのクッキーであった。
ちなみに、イタリア語では“biscottini alle nocciole(ビスコッティー二・アッレ・ノッチョーレ)”と言う。
この名前だと、とってもイタリアンな感じだが、味も見た目も靖王の大好物・榛子酥とほぼ同じはず。
ヘーゼルナッツさえ用意すれば、お菓子作りが得意な人は、榛子酥らしき物を簡単に再現できると思います。

作る気が無ければ買えば良い。
試しに、中国最大手のショッピングサイト、お馴染み淘宝Taobaoを覗いたら…

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案の定ありました、御丁寧に“靖王妃親啓(靖王妃親展)”、“靜妃手制(靜妃お手製)”などと
あからさまな嘘の添え書きで、『琅琊榜』人気に便乗した榛子酥が(笑)。


あと、本日の放送では、榛子酥以外にもう一つ、“太師餅”というお菓子の名前が出てくる。

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こちらは、千年以上前から食べられている湖北省荊門発祥の伝統菓子らしい。
パッと見た感じは、パイ生地を使ったシンプルな円形の焼き菓子。
割ると、中には餡がたっぷりで、月餅の元祖という説もあるそう。
餡は見るレシピによって差があるので、どれが正式なのか、私には分かりかねる。
特によく目にしたのは、豚肉や茶花(ツバキ)を使ったレシピ。
確かにドラマの中でも、靜妃が沢山のお花をちぎっていましたよねぇ…?
ポーク&カメリアねぇ。うーン、味の想像がしにくい…。甘じょっぱい餡らしい。
どなたか、ホンモノを食べたことある方、いらっしゃいます?


ちなみに、靜妃お手製お菓子をいつも梅長蘇に代わり平らげている飛流に扮する吳磊(ウー・レイ)は、
昨晩、スティーヴン・スピルバーグ監督を迎え、北京で行われた
映画『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』のプレミア・イベントに出席し、
范冰冰(ファン・ビンビン)とも再会。
吳磊クンは、2006年の范冰冰主演ドラマ『封神演義~封神榜之鳳鳴岐山』に、
子供時代の哪吒役で出演しているため、范冰冰とも旧知の仲なのです。
さすがは人気子役出身。16歳のクセに顔が広い。

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范冰冰は、自身の微博で、久々のツーショット写真を、十年前の懐かしい写真と並べ、
「小哪吒は、背が大きくなっただけで、まったく変わらない。
あの時のセーターはチョッキになったのね。」とコメント。
そう、范冰冰お姐サマとのツーショット撮影時には、吳磊クン、なぜかいつも黄色いニットを着用。
吳磊も、「十年に一着を着つぶしている。次の十年も期待して」とユーモラスにお返事しております。
(もちろん「冰冰姐はどんどん綺麗になるね」とお姐サマを誉めることも忘れていない。よくできた子です。)




さて、『琅琊榜』以外にも、録画予約必須の番組が何本か。

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一本目は、10月13日(木曜)、NHKで放送の『ファミリーヒストリー』
今回、家族の歴史を紐解かれるのは女優・財前直見。
財前直見が気になっているのは、祖父が亡くなる前に中国旅行をしていたこと。
戦争と関わりがあることは分かっていたが、祖父が経験した事は、具体的には聞かされていなかったという。
今回、多くの記録を見付かったことで、彼女の祖父の足跡を明らかになる。

勝手な想像だけれど、財前直見って、ご先祖様に大泥棒や大資産家がいるような
特殊な家系の出ではない気がする。
つまり、今回の『ファミリーヒストリー』は、奇想天外なドラマは期待できなくても、
“一般的な日本人が経験した日中戦争”が紹介されるかも知れないという点で、少々興味あり。





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同日、13日(木曜)、『ファミリーヒストリー』の後は、
チャンネルをNHK BSプレミアムに替え、『ザ・プロファイラー~夢と野望の人生』を。
今回は、“大国を衰退へと導いた美女~楊貴妃”と題した楊貴妃特集。
楊貴妃(719-756)は、その美貌ゆえ、唐を衰退させたとされる“傾城の美女”。
番組では、彼女の人生を左右した3人の男性、息子から楊貴妃を奪い寵愛した玄宗皇帝(685-762)、
楊貴妃の縁戚というお蔭で宰相にまで登り詰めた楊國忠(?-756)、
楊貴妃の養子になった安禄山(705-757)を取り上げ、彼らが楊貴妃の運命をどう変えたのか、
なぜ悲劇的な最期を迎えたのかを検証。

陳凱歌(チェン・カイコー)監督が現在撮影中の日中合作映画『妖猫伝~妖貓傳』(→参照)の予習で購入した
夢枕獏による原作小説<沙門空海唐の国にて鬼と宴す>が、ちょうど唐代のお話で、楊貴妃も出て来るので、
今回の『ザ・プロファイラー』は絶対に録画を仕損じないように気を付けたい。





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翌10月14日(金曜)は、毎度の日テレ『アナザースカイ』
今田耕司の新アシスタントに中条あやみが登場してからの第2弾では、
ゲストの水原希子が、彼女の“アナザースカイ”香港を訪れる。
行きつけのお粥屋さんへ行ったり、南丫島(ラマ島)で海鮮を食べたり、
番組司会者二人のお土産探しで、ショッピングに熱中したり、大好きな映画の撮影場所を訪れたり…。
また、カメラは、彼女の香港でのお仕事にも密着するという。
香港編は、オリラジ藤森の時が意外にも良かったのだが(→参照
あれくらいのものを期待しちゃって良いですか(BGMを含め)…?

今回密着されている“香港でのお仕事”がどういうものかは知らないが、
当ブログでも以前チラッとこちらに記したように、
水原希子はb+abという香港のアパレルブランドのイメージモデルを務めています。

私が一番気になるのは、水原希子の好きな映画が何かという事かしら。
以前、何かのインタヴュで、確か、王家衛(ウォン・カーウァイ)監督のファンで、
中でも『恋する惑星』(1994年)が好きだと言っていた記憶がおぼろげに有る。
『恋する惑星』のロケ地って、もう無くなってしまっている場所が多い気がする。
無難に重慶大厦(チョンキンマンション)とか…?それとも、ぜんぜん違う映画のロケ地…?
それにしても、好きな映画でヒロインを演じた王菲(フェイ・ウォン)の娘・竇靖童(リア・ドウ)と
今お友達になっているなんて、不思議な御縁ですね。



余談になるが、竇靖童と同じく水原希子のお友達と言われている楊穎(アンジェラベイビー)が、
伏せていた妊娠の事実をようやく公表。
ふっくらしてきたおなかを抱え、つい最近もまた、夫・黃曉明(ホァン・シャオミン)と東京に遊びにきております。

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私はラーメンを食べないので知らないが、銀座朧月って有名なの?
黃曉明がこんな画像を微博にのせたら、中華圏からのお客さんが殺到しそう。


ついでなので、もう一組。べいべー&黃曉明と同時期に…

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陳偉霆(ウィリアム・チャン)と李易峰(リー・イーフォン)も東京に。
このレベルの男子が二人一緒に東京の街をブラブラしていたら、目立つでしょー…?!

で、このお二方もやっぱり…

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ラーメン食べている。
「天天拉麵(毎日ラーメン)」だって。 あちらの方は本当に好きですよね、ラーメン。


日中関係が相変わらず良好とは言い難いため、
中華明星が大っぴらに「日本へ遊びに行っちゃった~!」と公言することは、もうここ数年無くなっているけれど、
最近徐々に訪日を完全に隠しまくることもしなくなってきている。
言える風潮ができつつあるのは、関係改善の良い兆しと、私は前向きに捉えております。



最後はお菓子。
残念ながら、“イタリア版・榛子酥”は、ここに無し。写真を撮っておけば良かった。
『琅琊榜』スウィーツは用意できなかったけれど、
今回、私のおやつも伝統的な感じがする素朴な和スウィーツでまとめてみた。

★ 竹芳:黒もち

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プラスティック容器の大きさは、だいたい5センチ角。
刻んだ大徳寺納豆と和糖と共に煉り込んだ生地をきな粉でまぶした餅菓子。




ひとつめは、盛岡のお店、竹芳(公式サイト)“黒もち”
包み紙に書かれた“黒もち”という名を見て、
餡子や黒ゴマに覆われたポテッと丸いおはぎのようなお菓子を想像したが、ぜんぜん違った。

通常、上生菓子などを一個入れるのに使われるプラスティック容器に、小さな餅菓子が5個入り。
お餅のベースになっているのは上南粉と葛粉だし、割ってみると、黒い宝石のような透明感もあるので、
柔らかな物を想像して口にすると、意外にもシッカリした食感で、弾力がある。

特徴的なのは、食感以上に味。
京都大徳寺で作られる貴重な寺納豆・大徳寺納豆が細かく刻まれ、練り込まれているのだ。
確かに、お餅の断面をよく見ると、黒い点々がある。
私は、その大徳寺納豆とやらを食べたことが無いので、この餅菓子で初体験。

強烈なクセは無いけれど、軽い酸味あり。
見た目と味のギャップという点では、エチオピアのクレープ、インジェラを初めて食べた時にも、
似たような感覚を覚えた。
この黒もちにしても、インジェラにしても、発する酸味は、発酵食品特有の物なのかも知れない。

インジェラを引き合いに出してしまうと、ドン引きする人も多いだろうが、
黒もちはそこまでクセのあるお菓子ではない。
有りそうで、実はあまり食べたことのない味のお菓子であることは確か。

★ くるみ餅

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大きさは、幅3センチ×長さ5センチ×厚さ2センチくらい。
胡桃を混ぜ込んだ餅菓子。




続いても、同じ竹芳のお菓子で、“くるみ餅”

こちらも、上記の“黒もち”と主原料は同じ上南粉と葛粉だが、仕上がったお菓子の印象は随分異なる。
これ、要は胡桃ゆべし。
餅生地は胡桃の“繋ぎ”という程度で、香ばしく旨味のある胡桃がたっぷりゴロゴロ。
大きめにカットされた物も所々にあり、サックリした歯応えが楽しめる。

珍しさでは、黒もちだろうが、味での比較なら、私はこちらのくるみ餅の方が断然好み。
良質な胡桃を使っていると感じるし、それが結構な量入っているのも嬉しい。

★ 小島屋:けし餅

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大きさは、直径約4センチ。
こし餡を包み、たっぷりのケシの実をまぶした餅菓子。





最後は、江戸時代創業の大阪は堺市の老舗・小島屋(公式サイト)“けし餅”
江戸時代初期・延宝年間の創業時から作り続けている小島屋の看板商品らしい。

見ての通り、お餅の生地がこれっぽっちも覗かないほど表面にケシの実をたっぷりまぶした餅菓子。
ケシの実の香ばしさと、ちゃんと適度に甘いこし餡が相俟って、良いお味。
プツプツとしたケシの実は、食感も楽しませてくれる。

シンプルな作りで、なんとなく味の想像ができたため、あまり期待せずに食べ、
案の定、想像に近い味であったが、それでも美味しかった。
小ぶりなので、パクパク食べられてしまい、あっと言う間に箱が空っぽ。

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