幻の名作『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』(1991年)の日本再上映に際し、
来日して舞台挨拶を行った張震(チャン・チェン)を拝みに
新宿武蔵野館へ足を運んだあの日から(→参照)、早2日。
未だどっぷり夢の中で、薄汚い現実社会に目を向けられない私mangoでございます。
そして、もう一人。
私がズブズブに足を突っ込んだまま、長年抜けられないでいる“金城武”という底なし沼…。
日本には出演作が上陸せず、すっかり御無沙汰の金城クンだけれど、中華圏では作品の公開が続いている。
王家衛(ウォン・カーウァイ)プロデュースの『擺渡人~See You Tomorrow』に続き、
この春、公開されるのは、陳可辛(ピーター・チャン)プロデュースの『喜歡·你~This Is Not What I Excepted』。
タイトルは、『男人手冊』→『你看上去很好吃』と変わり、最終的に『喜歡·你』。
以前こちらにも記したように、相手役は周冬雨(チョウ・ドンユィ)。
恋と仕事を同時に失う危機に立たされている周冬雨扮する女性シェフ・顧勝男と、
勝男が働くホテルの買収を目論む金城クン扮する国際ホテル財団総裁・路晉の
ラヴ・ストーリー。

お話自体は単純で、斬新!って程ではないように見受けるけれど、
20歳近く年の離れた“大叔(おじ様)&蘿莉(ロリータちゃん)”の組み合わせが目新しいという。
ま、確かに、金城クンの恋のお相手に、周冬雨ちゃんがキャスティングされるなんて、考えたこと無かった。
金城クンは、過去にすでに3本の陳可辛監督作品に出演しており、
周冬雨ちゃんは、陳可辛がプロデュースしたもう一本の話題作『七月と安生~七月與安生』に出演。
この『喜歡·你』を監督した許宏宇(デレク・ホイ)は、数々の陳可辛監督作品の編集を手掛けてきた人で、
『七月と安生』の編集も担当。
金城クン、周冬雨ちゃん、そして陳可辛P、許宏宇監督は、そんな風に繋がっているわけ。
そんな『喜歡·你』の記者発表会が、
昨日、2017年3月15日、北京四季酒店(フォーシーズンズ北京)の5階バンケットルームで行われ、
主演の金城武と周冬雨が登場。
金城クンは、監督の要望に応え、瞬時に役に入り込む周冬雨ちゃんの演技を絶賛。
周冬雨ちゃんは、金城くんの体力を称賛。
全館貸し切りにしたホテルで、ぶっ通しで36時間以内に撮影をしなければならなかった時、
金城クンが最後まで疲れ知らずで、しっかりと覚醒していたので、そう思ったらしいが、
いや、もっと他に褒める所あるでしょ。![]()

一応、「まだ金城さんと知り合っていなかった昔、
私、本当に金城さんのカレンダーを買って、部屋に掛けていたんです。
今は一緒に映画も撮れる。女性ファンに怒られちゃいますね~」とも発言している。
女性主人公がシェフという設定なので、『喜歡·你』はちょっとした“美食映画”にもなっているのかもね。
金城クン扮する富豪の路晉は、年上らしい優しく懐の深い紳士という感じではなく、
口が悪く、ケチをつける面倒な男みたいなので、そこら辺の演技も楽しみ。
この映画では、他、孫藝洲(スン・イージョウ)や奚夢瑤(ミン・シー)が共演。
孫藝洲は、『続・宮廷女官 若曦(ジャクギ)輪廻の恋~步步驚情』で、
⑧様の生まれ変わり康司瀚を演じたあの俳優(あまり日本人女性ウケするタイプに思えない)。
奚夢瑤はスーパーモデル。
一口にモデルと言ってもピンからキリまでだが、奚夢瑤は、CanCamモデル程度ではなく、
ヨーロッパの一流メゾンのショーや広告は勿論のこと、
来世があるなら、私も次回はこのボディで生まれたい…。
この『喜歡·你』、ポップなラヴコメだと、日本に入って来る可能性は低いでしょうか。
日本のスクリーンで、毒舌かます金城クンが見たい。
★ お嫁入りニュース&お嫁様トレンド
さて、話変わって、お嫁入りのニュース。
前出の孫藝洲(スン・イージョウ)とも『僕たちのプリンセス~全民公主』で共演している
台湾の女優・安以軒(アン・アン)が、36歳にして、この度お嫁サマに。
お相手は、かねてから噂のあった陳榮煉(チェン・ロンリエン)。
芸能人ではありません。福建省出身で、澳門(マカオ)を拠点にビジネスを展開する実業家。
“百億CEO”などと呼ばれる大富豪。
常々当ブログにも記しているように、台湾女優は毛に無頓着な人が多い。
中でも、私がこれまでに見た中で、最も多毛だったのが、安以軒。
ドラマ『アウトサイダー~鬥魚』で見せた背中が、
ちょっとしたカーペット並みにフサフサだったのが、記憶に鮮明。
大富豪をオトすにあたり、あの毛はどう処理したのだろうか。もしくは、大富豪が毛フェチとか…?
全国の大玉の輿狙いの黒いオトメたち(私を含む)に、参考までに教えて欲しい。
いえ、そんな事より、安以軒の足元。
ウェディングドレスに合わせているのが、
スニーカー。

アディダスのStanSmith(スタンスミス)というモデルだそう。
日本だと、だいたい1万2千円くらいで買える物みたい。
この安以軒と限らず、近年、中華圏では、スニーカーを履いて結婚写真を撮る明星が激増。
まずは、古いところで、2010年に、
香港明星、“小春(こはる)”こと陳小春(ジョーダン・チャン)と結婚した應采兒(チェリー・イン)。
この画像だと分かりにくいが、レースをたっぷりあしらったスニーカーを履いている。
この頃は、スニーカーがまだ珍しかったので、
あまり身長差の無い新郎・小春を気遣ってスニーカーにしたのでは…、などとも言われていた。
(應采兒=169センチ、陳小春=178センチ)
香港繋がりで、鐘麗緹(クリスティ・チョン)。
昨年、一回り年下の(!)大陸俳優・張倫碩(チャン・ルオシュン)と3度目の(…!!)結婚をした時のお写真。
赤いスニーカー&鉄アレイ。熱いっ!肉食系の鑑!もー、エネルギーみなぎっております。
台湾からは、2011年に“人”こと陳建州(ブラッキー・チェン)と結婚した范瑋(ファン・ウェイチー)。
新郎はブラック、新婦はシルバーのナイキ。結婚記念日が記された特注品。
190センチ&172センチのスポーティーな大型カップルに、スニーカーはぴったり。
台湾だったら、舒淇(スー・チー)も。
昨秋、40歳で、香港の馮倫(スティーヴン・フォン)についにお嫁入り。
億単位のお金を注ぎ込む人もいるほど、ド派手婚の多い中華圏の明星にしては珍しく、
さら~っとシンプルに結婚した二人。
ハレの日のお召し物も気負わず、履いているのは、
ステラ・マッカートニーが手掛けたアディダス・ピュアブーストのピンク。
着ているドレスも、なんと懐に優しいあのH&M製(しかも、自腹ではなく、H&Mから贈られた物)。
お金ならたんまりある大物カップル。敢えて派手にせず、自分たちのスタイルを貫いたのが分かります。
とても可愛らしいし、幸せそう。
日本人でも、台湾を拠点に活動する大嘴巴Da Mouthの千田愛紗が、
昨年、台湾の年下モデルと結婚した際、スニーカーを履いたお嫁サマ姿を披露。
小柄な彼女は、キュートに決まっている。
日本国内だと、どうなのでしょう。
小栗旬と結婚した山田優は、スニーカーを履いていたけれど。
山田優くらい足が真っ直ぐ長ければ良いけれど、
日本人はふくらはぎがシシャモみたいに張っている人が多いから、
スニーカーをお嫁入り衣装にするのは、ちょっとキビシイかも…?