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桜餅3種(+テレビ/映画雑記)

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お江戸、及びその周囲にお住いの皆さま、2017年4月4日(火曜)の昨日、
久し振りの監督&主演作『おじいちゃんはデブゴン』のプロモーションで来日中の
あの洪金寶(サモ・ハン)をスペシャルゲストに迎えた東京MX『5時に夢中!』は御覧になりましたかー?!
“あんな大物がMXなんかに出ちゃった”という話題作りは、
2016年6月のジョディ・フォスターにはじまり(→参照)、今回が2度目であろう。
(実際、映画と何の関係も無いアイドルやお笑い芸人を呼んでやるイベントより、よほど話題になっている。)
ジョディ・フォスターの時は、番組中盤のほんの数分の出演だったので、
今回も同じような感じを想像していたら、洪金寶が、冒頭から出ていたので、びっくり。
その後、5時43分くらいまで、出ずっぱり。『5時に夢中!』史上最も豪華な放送であった。
通訳を介すので、会話のキャッチボールはどうしても滞りがちだったけれど、
家ではよく上海料理を食べる、顔の色艶が良いのはラードを食べているから、日本食はお刺身もラーメン好き、
日本ではお菓子を爆買いするつもり、3箱分買って一つは自分用、あとの2ツは孫用、
(日本のAVは観たことがあるか?の問いに)ある、アクション映画を撮らなければAVを撮っていただろう、
でも、AVを撮っていても徐々にアクションになってしまいそう、…なんて事を語っておられた。
アクロバティックなエロ映画“動作色情片(アクションAV)”、いいんじゃない?それ、ウケると思います。



この先もまだ有ります、要録画番組。

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一本目は、4月7日(金曜)、TBS『ぴったんこカンカン』
“三婆女子会ツアーin 香港”と題し、大竹しのぶ、渡辺えり、キムラ緑子が、安住紳一郎アナと香港へ飛び、
グルメを楽しんだり、テーマパークでパンダと触れ合ったり、
オープントップトラムの貸し切りツアーなども体験するそう。
見ていてイラっとしてくるアイドルのキャピキャピ香港レポより、
オバちゃん女優の香港旅の方が、もはや私にはシックリきて、精神衛生上良い気がする。
どうやら、この“三婆女子会ツアーin 香港”は、2週連続で放送されるみたい。




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同日、4月7日(金曜)、その後は、NHK BSプレミアムで『岩合光昭の世界ネコ歩き』
特別猫贔屓ではないので、これまで数えるほどしか観たことのない番組だが、
今回は舞台が香港なので、録画を予約。
漢方薬店の猫、ヘビ料理屋の猫、夜景を楽しむ猫などなど、
活気ある街で大らかに暮らす猫たちを、岩合光昭がカメラに収めているのだと。
私は、猫自体が目的でこの番組を観るというより、
猫を通し、その背景に広がる香港の街を楽しむという感じだろうか。
猫が好きで、なおかつ香港も好きな人なら、外せない番組ですね~。





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翌4月8日(土曜)も、引き続きNHK BSプレミアムで『絶景 巨大石柱林~中国・張家界を鳥観する』
高層ビル並みの巨大な石柱が見渡す限り3000本以上広がる湖南省の張家界は、
映画『アバター』のモデル地とされ、多くの観光客を集めているが、実はその多くは未開放地区だという。
今回、この番組では、地元政府の許可を得て、ドローンを使い、上空からの撮影に成功したのだと。
雄大かつ幻想的な絶景を楽しめそう。





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4月9日(日曜)は、映画を。BSフジで放送の『容疑者Xの献身』がそれ。
東野圭吾の原作を、福山雅治主演で、ドラマ演出でお馴染みの西谷弘監督が撮った映画。
正直言って、一生観る必要のない映画だと思っていた。
観なければ!と急に考えを改めたのは…

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これが『嫌疑人X的獻身~The Devotion of Suspect X』のタイトルで、
中華圏でも映画化され、最近現地で公開されたばかりだから。
メガホンをとったのは、『左耳~The Left Ear』で監督デビューを果たした台湾の蘇有朋(アレック・スー)。
主演は、王凱(ワン・カイ)と張魯一(チャン・ルーイー)。
フジが今このタイミングでわざわざ日本版を放送するのは、
もしかして中華版が日本に入って来る予定があるの??深読み&期待し過ぎ…???
とにかく、この機会に、日本版を観ておき、もしかして有るかも知れない中華版公開に備え、予習しておく。


ちなみに、中華版の主演男優・王凱は、現在『英雄本色4~A Better Tomorrow4』を撮影中。
一昨日の4月3日(月曜)には…

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その『英雄本色4』の日本ロケのため、北京首都空港から、東京に向け、飛び立っており、
早速、都内で、撮影しているところがボチボチ目撃されている。
洪金寶も王凱も居る東京、どんだけ素敵なのヨ…!


ついでなので、作品に関するちょとした補足情報。
『英雄本色』の一作目は…

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周潤發(チョウ・ユンファ)、張國榮(レスリー・チャン)、狄龍(ティ・ロン)出演で
大ヒットを記録した吳宇森(ジョン・ウー)監督1986年の作品、かの『男たちの挽歌』。

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第4弾となる新作では丁晟(ディン・シェン)監督がメガホンをとり、
王凱、王大陸(ダレン・ワン)、馬天宇(マー・ティエンユー)の3人が義兄弟を演じる。
(上の画像は、青島でクランクインした時の物で、左から丁晟監督、馬天宇、王凱、王大陸。)

丁晟は、成龍(ジャッキー・チェン)主演作『ポリス・ストーリー/レジェンド』(2013年)の監督さん。
丁晟監督の昨年公開された前作、やはり王凱や王大陸が出ている成龍映画『鐵道飛虎』は、
日本の池内博之も参加しているが(→参照)、抗日戦争期を背景にしているので、
愛国度が増し、ピリピリしている昨今の日本では、もしや公開は難しいのでは…と懸念もしたけれど、
『レイルロード・タイガー』の邦題で、2017年6月16日、無事日本公開決定。

同じ丁晟監督作品だし、日本で撮影しているし、元の『男たちの挽歌』が超有名だし、
『英雄本色4』も、日本上陸を期待してしまって良いですか…?
日本の中華ドラマニアの皆さまにも広く知られるようになった“靖王殿下”王凱、
いよいよ映画ファンにも知られる存在になっていきそう。

話はちょっと戻るけれど、『嫌疑人X的獻身』で王凱と共演の張魯一は、
日中合作映画『空海 KU-KAI~妖貓傳』の玄宗皇帝。(→参照
張魯一もまた出演作が日本で紹介される機会が増えていきそう。



そうそう、、テレビをもう2本。

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4月11日(火曜)は、NHK BSプレミアムで『2度目のバリ島』
リポーターの細田善彦が、中心部の喧騒を離れ、
郊外の村や山で、2度目ならではのホンモノのバリ島を堪能。
大衆食堂“ワルン”でバリの3大名物を味わったり、激安スパで薬草オイルマッサージを体験したり、
地元の人しか知らないパワースポットに出向いたり…。
それらを、お小遣い3万円で楽しむそう。激安スパって、どれくらい激安なのでしょう。


あと、BS日テレの『旅してHappy』、4月12日(水曜)から新シリーズで、
桝渕祥与が紹介する台湾・台南編になるとのころ。
私は桝渕祥与という人を知らないのだが、どうも大食いタレントみたい。
台南の紹介も、食が中心になるのかしら?
放送は、正確には13日(木曜)未明なので、要注意。





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ところで、東京に桜の季節が到来!
特に今日の東京は暖かだったので、春気分を満喫。洪金寶や王凱にも、東京の桜をお楽しみいただきたい。
そして、桜の季節と言えば、桜餅。
本当は他にも色々食べているのだけれど、今回ここには取り敢えず3ツを。

★ 青柳正家:さくら餅

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大きさは、だいたい5センチ×4センチ。
薄く焼いた生地で、こし餡を四角く包み、さらに塩漬けした2枚の桜葉で巻き上げた桜餅。



向島のお店、青柳正家(公式サイト)“さくら餅”
菊最中で有名なお店だけれど、実は桜餅も絶品なのです。

一般的なお江戸風桜餅は、楕円形に焼いた生地で、餡をクルッと巻いた形状。
しかし、ここのは、ふくさで四角く包んだ小箱のよう。
その生地がまた、一般的なお江戸風桜餅の生地とは比べ物にならないほどシットリ。
原材料表示を見ると、小麦粉以外に、羽二重粉、上南粉、蓮粉が配合されている。
これが、独特なシットリのワケなのであろう。
中に包まれているのは、藤色で上品な餡。
上品な餡たっぷりの菊最中で有名なお店だから、餡の味も間違いナシ。

う~ん、美味なり。
青柳正家と言えば、日中合作映画『空海 KU-KAI~妖貓傳』に出演の染谷将太が、
中国での撮影を終了した際、あちらのスタッフに、お礼の品として贈ったのが、
写真で見る限り、どうやら青柳正家の包みなのだ。(→参照
贈り物は、贈り主のセンスが現れるもの。
染谷将太が、青柳正家を贈り物にする人だとは思っていなかったので、意外なセレクトに彼を見直した。
具体的にどのお菓子を選んだのかも知りたい。
この桜餅は生菓子なので、海外土産には出来ないが、本当美味しいから~!

★ 虎屋:桜もち

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大きさは、だいたい5センチ角。
中に求肥を隠したこし餡を生地で四角く包んだ上に、桜の花を飾り、
さらに、塩漬けした大きな桜葉2枚で上下からはさんだ桜餅。




2ツめもお江戸風で、吉祥寺お店、虎屋0422-22-2083)の“桜もち”
羊羹で有名なかのとらやではありません。
吉祥寺ダイヤ街の片隅にこじんまりと佇む知る人ぞ知る和菓子屋さん。
吉祥寺の和菓子屋さんというと、羊羹を求める人々で行列ができる小ざさばかりが有名だが、
この虎屋は、そのすぐ近く。

虎屋の桜餅も、青柳正家と同じように、生地がしっとりと柔らかで、中には藤色の上品なこし餡。
さらに特徴的なのは、そのこし餡の中に、とろけるように柔らかな求肥が隠れていること。
求肥入り桜餅は、珍しいと思う。

こちらも美味!
前出の青柳正家の物と、この虎屋の物は、お江戸風桜餅の双璧。
道明寺を使った関西風一辺倒だった私を、コロッとお江戸風贔屓に変えたのが、これら2ツなので。
これ以上があるなら、是非試したい。

★ 老松:紅桜餅

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大きさは、長さ約5センチ、幅約4センチの俵型。
桜の花と葉のペーストを混ぜ込んだ白餡を、桜色の外郎生地で包み、
2枚の桜葉で上下からはさんだ桜餅。




最後は、創業明治41年(1908年)、京都に4代続く和菓子屋さん、老松(公式サイト)“紅桜餅”
老松は、京都の老舗らしく、通常の桜餅は、道明寺を使った関西風。
こちらの紅桜餅は、新宿伊勢丹だけの限定商品。

これを伊勢丹の広告で是非買いたい!と欲した理由は、
お江戸風のクレープ状生地でも、関西風の道明寺でもなく、外郎(ういろう)で作られた珍しい桜餅だから。

実際に食べてみたら、外郎という感じではない。この生地は、すあまである。
中の餡には、桜の花と葉が混ぜ込まれているそうだが、うーン、それも感じられず。
通常の白餡と、あまり変わりかないように思う。
塩漬けの桜葉が2枚添えられているので、その葉の香りで、桜の季節は感じられるけれど、
食感は、桜餅より柏餅に近い。

小田原の老舗・ういろうの“菊ういろう”が、桜葉入りの白餡を、外郎生地で包んだお菓子で、
春らしく、美味しかったため、あれに近い物を期待してしまったのだが、違った。
この紅桜餅は、不味くはないけれど、普通の和菓子という印象。
老松の通常の桜餅が270円なのに対し、こちらは389円と、約4割増しの価格設定だが、
その価値を感じられなかった。一度食べて、どういう物か分かったので、もう買わないと思う。
4月11日(火曜)まで新宿伊勢丹で販売されているので、
珍しい桜餅に興味のある方は、この機会にお試しを♪

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