第21回上海國際電影節(上海国際映画祭)が、本日、間もなく開幕。
私が溺愛する張震(チャン・チェン)は、カンヌに引き続き上海でも審査員を務めるため、
今晩、レッドカーペットに確実に登場。
多くの役が生まれ育つ上海は、張震にとって“家”のような街と言う。
開会式の前に散髪でおめかし。
「白玫瑰理髮店 今日營業(白バラ理髪店 本日営業)」だって(笑)。
(↑)こちら、『グランド・マスター』(2013年)の伝説の白バラ理髪店、…念の為。
張震が一緒に登場するであろう審査員団は、審査委員長の姜文(チアン・ウェン)を筆頭に、
女優の秦海璐(チン・ハイルー)や、日本の映画監督・河直美も。
あと、俳優では、周冬雨(チョウ・ドンユィ)、馬思純(マー・スーチュン)、鍾楚曦(ジョン・チューシー)、
劉嘉玲(カリーナ・ラウ)、鄭秀文(サミー・チェン)、李易峰(リー・イーフォン)、馮紹峰(ウィリアム・フォン)、
羅晉(ルオ・ジン)、吳磊(ウー・レイ)、趙又廷(マーク・チャオ)、阮經天(イーサン・ルアン)、
林更新(ケニー・リン)、吳鎮宇(フランシス・ン)などは確実にレッドカーペットに登場する模様。
今年も上海国際映画祭では、有難いことに、日本映画が人気とのことで、
日本でも現在ヒット中の『万引き家族』は、カンヌでパルム・ドール受賞後、中華圏最速で観られるとあり、
上映2回分のチケットがものの数十秒で完売し(一説には20秒以内)、追加上映も決定(こちらも即完売)。
是枝裕和監督とキャストの松岡茉優が現地に赴くことが決まっているけれど、
上映日がまだ先だから、レッドカーペットには登場しないでしょうか。
その『万引き家族』以上にチケット争奪戦が凄まじかった日本映画は、
土屋太鳳+佐藤健主演の『8年越しの花嫁 奇跡の実話』だという。意外。
土屋太鳳は本日インスタに「上海国際映画祭で上映されると聞きました」と記しているので、
現地へ行く様子ではありませんね。
(でも、弟の友人に訳してもらったという、かなり長文で熱い中国語のメッセージを載せている。
それによると、2010年、日本の学生の代表として、北京で開催の中日青少年交流大会に参加し、
人民大会堂での歓迎会が楽しい想い出として記憶に刻まれているらしい。へぇー、そうだったの。)
日本映画と言えば、その上海国際映画祭同時期に
映画祭の正式イベントとして2018上海・日本電影周(2018上海・日本映画週間)も開催。
日本における“東京・中国映画週間”の逆ヴァージョン。
上映ラインナップに目を通すと、幼稚な大衆娯楽作品に偏っているのは、少々残念ではあるけれど、
久本雅美、池脇千鶴、中条あやみ、板野友美、安藤政信、佐野勇斗らが現地へ趣き、
登壇することになっている。
本日のレッドカーペットに登場するかどうかは、現時点で未確認。
中華圏でも通用する“ルックスが良い日本の若手女優”がなかなか中国の映画祭に参加しない事を
私は残念に思っているので、今年は中条あやみちゃんが上海へ行くと知り、ちょっと嬉しいの。
第21回上海国際映画祭は、間も無く、現地時間午後6時10分(日本時間7時10分)に開幕。
華やかであろうレッドカーペットが楽しみ。(…でも、すでに眠いので、中継見られないかも。)
さて、こちらが本題。
本日6月16日は、和菓子の日らしい。
11月11日がポッキーの日とか、11月22日がいい夫婦の日とか、2月22日が猫の日とか、
5月8日がゴーヤーの日とか、7月10日が納豆の日とか、
何らかの団体が、何かを普及させるために、若干無理のある語呂合わせで、制定した“〇〇の日”は数知れず。
でも、和菓子の日は、今の今まで知らなかった。
だいたい、なぜそれが6月16日なのかと思ったら、
平安中期の848年、疫病が蔓延したため、仁明天皇が年号を“嘉祥”に改め、
直後の6月16日、その“16”にちなみ、16個のお菓子やお餅を神前に供え、
疫病除けや健康招福を祈ったという故事に由来するらしい。
その後、民間でも、6月16日“嘉祥の日”にお菓子やお餅を食べる風習は、
脈々と明治時代まで続いたという。
このような日本の食文化を後世に伝えるべく、現代に復活させたのが、
全国和菓子協会が制定した“和菓子の日”。
私はそんな記念日を全然知らなかったけれど、
制定されたのは1979年というから、もう40年近く続いているのですね。
そもそもの起源である、平安時代の出来事に関しては、私、“疫病”と聞いただけで、
自然発生したものか疑わしい、逆恨みから故意に起こされたバイオテロの可能性が…、
と勘繰ってしまいましたヨ。
それは、現在『琅琊榜(ろうやぼう) <弐> 風雲来る、長林軍~琅琊榜之風起長林』を
熱心に視聴中であるからに他ならない。
平安時代と聞いても、頭に思い浮かべたのは、濮陽纓の顔であった…。
で、今日は、本当はケーキを買うつもりだったのだけれど、
たまたま和菓子の日限定販売という商品を見掛けたので、「じゃぁ、どうせなら」と、それを購入したわけです。
★ 叶匠壽庵:煮小豆餅
大きさは、幅約10センチ。
羽二重餅で大納言小豆をはさんだ餅菓子。
購入した和菓子の日限定商品は、こちら、叶匠壽庵(公式サイト)の“煮小豆餅”。
“にあずきもち”と読むのかと思いきや、“にあずきにもち”と読むそう。
パッケージも、お菓子本体も、私が近年、毎年お正月に購入している同店の“花びら餅”と同じ。
羽二重餅も、花びら餅のと同じであろう。
天日干ししたお座布団みたいに、柔らかでフワッフワ。
違うのは、中に挟まっている物。
花びらもちには、当然、ゴボウと人参が味噌餡と共に挟まっているけれど、
こちらの中身は、大納言小豆。
小豆と言っても、つぶ餡とは明らかに違い、商品名通り、“煮小豆”である。
大量の砂糖で煮詰め、練り上げる餡子ではなく、一粒一粒お豆の形状を残し、ホクホクに炊いている。
餡子よりサッパリしており、豆本来の味が楽しめる。
小豆&お餅で作られているのは、それが邪気を祓い、精気を養うと言い伝えられているからですって。
“小豆=邪気払い/魔除け”として、お菓子に使うのは、
この時期の定番菓子・水無月と同じ発想ですね。
一見、“アレンジ版大福”。
実際、大福のように、シンプルで素朴なお菓子なのだけれど、
ふわふわの羽二重餅とホクホクの大納言の組み合わせは、大福よりずっと上品。
私が知らなかっただけで、毎年販売しているそうなので、
興味ある方は、来年の和菓子の日にどうぞ♪