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范冰冰×蜷川実花

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金城武さま、お誕生日おめでとうございます!
そして、村上春樹さま、ノーベル文学賞おめでとうございます!…と言いたいところであったが
またしても受賞を逃し、賞は中国の莫言(モー・イェン/ばく・げん)の手に渡った。
微博を覗くと、歓喜に沸く人民の皆さまの様子が窺えるけれど
それでも村上春樹が好き!支持し続けます!という温かなメッセージも多く見られる。
莫言は、張藝謀(チャン・イーモウ)監督が映画化した『紅いコーリャン』『至福のとき』
霍建起(フォ・ジェンチィ)が監督し、日本の香川照之も出演している『故郷の香り』などは観ているが
原作小説はいずれも未読。 映画から受けた印象だと、私の好みに合いそうなのは、『紅いコーリャン』くらい。
もっとも霍建起監督作品は、原作に関係無く、どれもあの霍建起特有のメロドラマっぽい作風が、どうも苦手。
とにかく莫言さん、おめでとうございます! 取り敢えず何か一冊莫言を買ってみようかしら。
 
 
 
さて本題。 かの島の領有権問題で中国の反日感情が高まってきた8月下旬、
この敏感な時期の大陸明星としては珍しく堂々と微博上で
「大好きな日本人アーティスト蜷川実花と一緒に仕事ができ嬉しい」
と発言した勇敢な女優・范冰冰(ファン・ビンビン)。 (→参照
蜷川実花が北京出張し、范冰冰を撮ったことは分かったが
当時、「乞うご期待」と具体的には何のお仕事か伏せられていた。
その後、日中関係は悪化の一途。 中華圏の芸能人が来日を控えたり
日中合作映画の制作、公開が滞る状況が続いているので
せっかくの范冰冰×蜷川実花コラボもまたこの御時世ではお蔵入りも止むなしか。
…と半ば見ることを諦めていたら、あらら、嬉しい予測の読み違いで、案外早く日の目をみた。
 
そのお仕事とは、結局何だったのかというと
イギリス発男性誌<FHM>の中文版<男人装>のために撮り下ろした写真であった。
 
イメージ 1
                                                         (クリックで拡大)
 
実際に雑誌を手にとっていないので、具体的なことは分からないが
表紙は勿論のこと、どうやら中にも多くの写真が掲載されているようだ。 いわゆる“グラビア”。
 
イメージ 2
                                                         (クリックで拡大) 
 
この御時世だから…、と担当フォトグラファーが日本人・蜷川実花である事を伏せたりはしていない。
むしろ范冰冰と蜷川実花が<男人装>のためにコラボしました!ということを全面的に打ち出している。
もっとも伏せたところで、蜷川実花ワールド全開の写真なので、バレバレだろうが。
 
この撮影にあたり、雑誌社は当然多くの衣装を準備したわけだが
范冰冰自身も家から自前の服を何ケース分も持ち込むほどの力の入れよう。
シューティング中は、言葉の通じない蜷川実花とボディランゲージで交流するかのように
最低でも3度はハグしていたという。 いい香りしそう。
華やかな蜷川実花ワールドの中で霞まない存在のゴージャス美女・范冰冰。 お美しい。
 
 
 
現在、新宿K's Cinemaで開催中の中国映画の全貌2012では
そんな范冰冰2007年度の作品『ロスト・イン・北京』を上映。 
これ、好き。 范冰冰主演作ではBEST3に入る秀作。 
ゴージャスとは程遠い下層階級のマッサージ嬢を演じる范冰冰が見られます。

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