2012年12月、台中Rクラブの創立記念式典に出席する父にお供して台湾へ飛び
現地で熱烈歓迎され、恐縮するほど厚くもてなしていただいた。
この4月、今度は父が所属するRクラブで、やはり創立記念式典が行われるため
冬に台中でお世話になった方々が、東京にやって来た。
こちらから台中へ行ったのは7人の小グループだったが、あちらからやって来たのは、なんと35名!
日本だと、夫と行動を別にしたがる妻が多いけれど
あちらは欧米のように、漏れなく妻が付いてくるので、おのずと人数が倍に膨らむわけ。
大所帯ということで、台湾の旅行社を通し、東京での移動手段からホテルの予約、スケジュールまで
全てご自分たちで手配済み。
到着の日の空港からホテルまでの移動も、
大型バスが用意されているらしい。

それでも、昨年末の台湾での経験から、
空港へお迎えに出向くのが筋!と学び

父と数名のお仲間に付き添い、私も成田空港へ行ってきた。
飛行機は定刻に到着し、皆さんをお出迎えして、用意されていたバスで、まずはホテルへ直行。
予定通りの到着だったとはいえ、午後便だったし、成田だったし
ホテル着後も時間が余裕たっぷりという程ではなく、身支度を整える程度で今度は品川へ。
そう、創立記念式典とは別に、到着日の晩には、歓迎会があるから。
せっかく
桜の季節なので、台湾の皆々様に東京の夜桜を楽しんでいただこうと

当方で準備したのは隅田川の屋形船。
今年の桜が超早咲きだったのは、残念な番狂わせであった。 自然はどうにもならないから、仕方が無い。
★ 船清
今回、お世話になったのは、
船清(公式サイト)。

乗り場は、品川にある船清専用の桟橋。
ここに、プロのカメラマンを呼び、乗船前に
記念撮影。

台湾の皆々様は、ここにも撮影用に台湾からわざわざ“My横断幕”を持参されていた。
乗船前に撮った記念の集合写真は、船が桟橋に戻って来た時に、ひとりに一枚ずつプレゼントできるよう手配。
集合写真を撮った後、乗船を待つ間、皆ここで各自写真撮影をしており
この乗り場の雰囲気だけでも、結構日本情緒を楽しんでいただいけた様子。
★ いざ乗船
さほど待たずに、いよいよ乗船。
今回は大人数だったので、120人乗りのドカーンと一番大きな屋形船を貸し切り、3時間のクルーズ。
何度か屋形船に乗ったことがある母から、「綺麗な船と汚い船があって、当たりハズレが有る」と聞いていたが
これはどちらなのだろう。 私は初めてなので、分からないけれど、恐らく綺麗な方だと思う。
この大型屋形船は、約52畳分の広さがあるらしい。
ズラーッと並べられたテーブルの下は、掘りごたつのように床が下がっているので
正座する必要が無いのが有り難い。
もちろん、
おトイレも完備されているので、長時間の川下りにも安心 (私は利用しなかったけれど)。

船内では、ねじり鉢巻きを頭に巻いた船員さんたちが、所狭しとキビキビ働いている。
★ お料理
お料理の画像はほとんど無いのだが、内容は、屋形船の定番、お刺身の舟盛りと天ぷらがメイン。
季節柄、桜の花の天ぷらや、桜を混ぜ込んだゴハンなど、
桜を使った品が多数。

台湾側に、お誕生日を迎える奥様がいらしたので、最後に
バースデーケーキもサプライズで用意。

★ 芸者
お江戸情緒を満喫していただくため、今回は奮発して、向島から芸者衆を3名徴収。
顔写真を見て選んだわけではないので、ヨレヨレのバァさま芸者、
…いや失礼、ベテラン過ぎるおねぇ様方がいらしたらどうしようかと、実物を見るまでドキドキ。
実際に来た3人は、そこそこに若く、かと言って未熟というわけでもなく、“当たり”であった。
歌や演奏、踊りを披露してくれる他、テーブルを回って、写真撮影に応じてくれたり、ゲームをしたり。
お椀を使ったこのゲーム、私は最後までルールが分からなかったのだが
とにかく負けると、芸者さんが「○○ちゃんのカッコイイとこ見てみたい♪」と囃しながら
敗者に
お酒を呑ませるという罰が有り、呑み干すと「○○ちゃんはイイ男♪」と必ず持ち上げてくれる。

いい年したオジちゃんたち、“○○ちゃん”なんて呼ばれ、さらに「イイ男♪」と褒められ、満更でもなさそう。![]()

男性と限らず、女性陣も大喜びで、大盛況であった。
“芸者”というだけあって、芸があり、場を盛り上げるプロ中のプロだと、私もすっかり感服。
★ 東京スカイツリー
残念ながら、満開の桜を楽しむには、今年は時期が悪かったが
東京の新名所・東京スカイツリーは見ることが出来る。
東京スカイツリーの近くまで進むと、船が停まってくれるので、天井のデッキに出ることが可能。
多いに盛り上がり、3時間の船旅終了。
台湾は、日本へ何度も来たことがあるリピーターが多いので、今更どう接待したら良いものか迷うが
こういう屋形船の宴は、皆さん未経験だったらしく、感激の言葉をこれでもかというほど戴いた。
安価なお遊びではないので、特別な機会でないと、なかなか利用できないけれど
海外からのゲストを持て成すのに、お薦め。
ちなみに、翌日お付き合いしたショッピングでは、
ゴルフ・ショップとマツモトキヨシが一番盛り上がった。

マツキヨで、どっさりオトナ買いされていたのは、眼精疲労や関節痛に効く薬から、入浴剤、サロンパス、
はたまた“耳かき付き綿棒”なる珍品まで。 台湾人が日本の薬局で欲しがる商品の基準が分からない。
とにかく、各人それぞれ数万円のお買い物。 マツキヨって、案外儲かるのね。
ちなみに、ちなみに、“耳かき付き綿棒”を欲したのは
急用でキャンセルになった父親に代わりやって来たグループ最年少の青年で
以前、陳柏霖(チェン・ボーリン)が運営するwebサイトの会社で働いたことがあるという。
「私、今、陳柏霖のドラマ観ているの。 実物もカッコイイでしょー?!」と言ったら
「女性にとってはカッコイイかも知れないけれど、僕は男だから、分からん」と。