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Channel: 東京倶樂部★CLUB TOKYO
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フルーツ餅2種(+テレビ雑記)

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昨晩始まったTBS日曜劇場『下町ロケット』。世間の皆さまの反応はいかがでしょう?
私は、4年前に先にドラマ化したあまりにも完璧なwowow版『下町ロケット』とついつい比較してしまうためか、
TBS版の初回は、それなりに面白くても、一話だけでググーッと惹き込まれることはなかった。
池井戸潤の同じ小説を原作にしていても、2本のドラマは演出に大きな差がある。
TBS版の方は、日曜夜の民放ということで、分かり易く誇張された演出。
主人公・佃航平を演じる阿部寛が、特許侵害の賠償金の額、90億円の文字を見て、
松田優作が乗り移ったかのように思わず口走った「 なんじゃこりゃぁっっっ…!」を聞いて、
おぉこのドラマはこの路線で行くのねぇ、と察した。

この先、ドラマ後半部分は、現在朝日新聞で土日に掲載されている
池井戸潤の書き下ろし小説<下町ロケット2>に繋がっていくという。
こうなると、wowow版とはまったく違う展開になっていくので、これはこれで楽しみ。
先週末で第6回まで掲載された朝日新聞の<下町ロケット2>を読む限り、
佃製作所は、ロケットから医療分野へシフトしていくようだ。


TBS×wowowのドラマといえば、
香港映画『インファナル・アフェア』をリメイクした全2話のドラマ『ダブルフェイス』
今晩、10月19日(月曜)と来週26日(月曜)にTBSで再放送。
このドラマ、香港映画ファンには悪く言う人も結構多いみたいだけれど、
私はかなりレベルの高いリメイクだと思っている。




他のテレビで注目は、明日10月20日(火曜)、NHK BS1で放送の『BS世界のドキュメンタリー』
今回この番組では、2012年に初回放送があった
中国のドキュメンタリー制作者・陳為軍による『中国 教育熱のゆくえ~出路』を放送。

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「大学さえ出ていれば豊かさを手に入れられる」という思いから、
中国の親たちは貧しくても多くの犠牲を払い、子供たちを大学へ送るために頑張ってきたが、
近年、大学を出ても就職できない若者が増加傾向。
このドキュメンタリーでは、1997年の大学民営化を機に、高等教育がビジネスとなり、
詐欺まがいの手口で学生を勧誘する私立大学の講師や、
娘を大学に行かせるため、片手を失っても肉体労働を続ける貧しい母親などを追い、
中国社会の夢と病んだ現実に切り込んでいるようだ。う~ん、これ、以前観たような、観ないような…。
仮に視聴済みでも、変化の速い中国では、2012年からまたすでに状況が変わっているだろうから、
今改めて観ておくのも悪くない。


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これを撮った陳為軍という監督は、河南省のエイズ村でエイズに冒された家族を追った
『好死不如活著~To Live Is Better Than To Die』で、
サンダンス、アムステルダムといった映画祭やアメリカのピーボディ賞等を、
また、武漢の小学校で行われる級長を決める選挙を追った『請為我投票~Please Vote For Me』で
(日本のメディアが誇らしげに言っていた「中国人はAKB総選挙で初めて民主的な選挙を体験するんです!」
ってあれは一体ナンだったんだ…?!)カナダやアシュランド・インディペンデント映画祭等々、
他にも海外で数々の賞を受賞しているドキュメンタリー作家。
どの作品も内容が内容なので、中国国内だと堂々と上映(もしくは放送)するのは
困難なのかも知れないけれど、私はせっかく日本に居るのだから、この機会に観賞させていただきます。
(NHKの放送枠は50分なので、残念ながらカットされているとは思う。)




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10月22日(木曜)は、NHK BSプレミアム『世界遺産「黄山」に遊ぶ~片岡鶴太郎 中国“仙境”への旅』を。
今やすっかり画家の鶴ちゃんが、日本の雪舟や東山魁夷などにも影響を与えた水墨画のふるさとを
中国の水墨画の第一人者・傳益瑶と共に巡る番組。





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翌10月23日(金曜)、TBS『ぴったんこカンカン』は、吉田羊in台湾の後編を放送。
前回安住アナと台湾を飲み歩いた吉田羊、後編でも飲みまくるのか…?
(↑上の画像は、前回の物。高雄・左營、火鍋の店・天水玥秘境鍋物殿にて。)

前回放送時は、ナイナイ岡村in香港がお目当てで、裏番組の
『はじめまして日本の芸能人です!まさかのキャラかぶってましたSP』の方を楽しみにしていたのだが、
録画して、いざ両方を観たら、下戸の私にも吉田羊in台湾の方が面白かった。
安住アナって、もしかして少し中国語を勉強したことがあるのかしら?
現地の人々と筆談でやり取りするのだが、値段を尋ねるのにちゃんと「多少銭」と書いていた。
中国語をまったくやったことがない人に限って、「中華圏は筆談で何でも通じるから」などと軽く言うが、
実際には、そこまで単純なものでもなく、値段を尋ねるのに「多少銭」は
“謝謝”と“你好”しか知らない日本人からは、まず出てこない。
吉田羊は、『アナザースカイ』で台湾を紹介し、また今回も台湾と、
位置付けが“台湾好き芸能人”となりつつある。その内台湾観光大使に任命されるかもね。



あと、ちょっと先になるけれど、杏をナビゲーターに、4回シリーズで
これまでカンボジアのアンコール、ミャンマーのバガンを紹介してきたNHK『アジア巨大遺跡』が、
11月7日(土曜)、第3回目の放送で中国・始皇帝陵の謎に迫る。
来週、10月27日(火曜)に幕を開ける東京国立博物館<始皇帝と大兵馬俑>は
この番組を観てから行くべきか…?




お菓子は、中にフルーツを包んだ和のフルーティな餅菓子を2種類。

★ 聖和堂:桃太郎葡萄大福

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大きさは、だいたい直径4.5センチ。
マスカットを丸々ひと粒、白餡と共にお餅で包んだ大福。




ひとつめは、岡山のお店、聖和堂(公式サイト)“桃太郎葡萄大福”

フレッシュなフルーツを包んだ大福。
包まれているそのフルーツは、“桃”太郎という名前なのに、葡萄。
桃太郎という品種のトマトなら知っているけれど、葡萄は知らなかった。
グザルカラとネオ・マスカットを交配させ、岡山を中心に栽培されている“瀬戸ジャイアント”という品種があり、
その中でも基準を充たしたものが“桃太郎”と呼ばれるらしい。
そんな桃太郎が、丸々ひと粒、白餡と共にお餅に包まれている。

第一印象は、粒の大きさ。丸々と太った立派な実である。
皮付きなので、噛んだ時、口の中でプチッと弾ける感じが良いし、種無しなので、食べ易い。
果肉はシッカリしていて、ジューシー。
味は、渋みや酸味が無く、甘いけれど、しつこい甘さではなく、爽やかな甘さ。
一緒に包まれている白餡は、葡萄のそのデリケートな味を殺さないよう、控え目で柔らかな味。

フルーツ大福の代表格と言えば、苺大福だが、葡萄の大福も美味。こちらの方がスッキリした味。
また食べてみたいけれど、桃太郎は一年中収穫されているわけではないので、
このお菓子の販売も、9月から11月末までの限定。

★ 三陽:黄金餅

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大きさは、約4センチ。
金柑の甘露煮を白餡と共にお餅で包んだお菓子。




ふたつめは、三陽042-383-7400)の“黄金餅”
住宅街にひっそり佇む小さく、ごくごく平凡な店構えだが、
麩饅頭が評判でメディアにもしばしば取り上げられる和菓子屋さん。
噂の麩饅頭は確かに美味しいけれど、私は麩饅頭なら他にも美味しいお店が有ると思っているので、
ここの一番のお気に入りはこちらの黄金餅。

とても柔らかなお餅の中に白餡と共に包まれているのは、その名の通り、黄金色に輝く金柑。
金柑特有の苦味のある爽やかな味が、まろやかな白餡と相俟っ良い感じ。
金柑は甘露煮になっているので、柔らかで(でもピールに適度な歯応え)、
噛むと中から甘いお汁がジュワァ~。

看板商品の麩饅頭は通年売られているが、こちらの黄金餅は冬の期間限定なので要注意。
これからの季節、他のお店でも金柑を使ったお菓子がぼちぼち出てくるけれど、
私のベスト・オヴ・金柑和菓子は、今のところコレ。金柑好きにはお薦め。
今回撮影した黄金餅は、中の金柑が潰れてイビツなのが残念。真ん丸だと、もっと美人に写るのに…。

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