2015年10月開催の東京・中国映画週間で観逃した周迅(ジョウ・シュン)主演映画、


藤原紀香の日本語吹き替え版のみしかかけないという悲報。
通常、日本語吹き替え版を上映するにしても、字幕版と半々にしたりするわよねぇ…??
中国映画週間の時も、映画祭では異例の吹き替え版上映であった。
その時すでに一般劇場公開が決まっていたので、私はそれを待つことにして、中国映画週間ではパス。
そして2016年4月8日、いよいよ一般公開。…が、蓋を開けてみたら、まさかこんな事だったとは。
本作品は、全国百館近くの映画館で上映と、中国映画としては珍しい大規模公開。これって一応“紀香効果”?
でも、今どき“日本語吹き替え:藤原紀香/日本版主題歌・華原朋美”にソソられ映画館に足を運ぶ人なんて、
そんなに居るだろうか…?!
確かに“中国映画”、“周迅主演”のキーワードで引っ掛かる人も少ないだろうけれど、
中華電影の日本公開は少ないので、最低限飢えた中華電影マニアは、お金を払ってでも映画館へ行く。
監督したのが、
韓国の郭在容(クァク・ジェヨン)なので、韓流ファンを狙ったのかも知れない。

近年、中国を目指す韓流スタアは非常に多いが、彼らが出演する中国の映画やドラマでは、
本人の声が使われず、中国人の声優に吹き替えられてしまうので、
「えぇー、○○ssiの声じゃなーい…!変!中国語なんてイヤ~!
どうせ吹き替えられちゃうんなら、日本語吹き替えの方がマシ!」と嘆く日本の韓流ファンは多いと思う。
でもね、この『更年奇的な彼女』には、どうせ韓流スタアは出ていませんから。
配給会社は一体どういう層をターゲットにし、どれ程度の集客を見込んでいるのだか…。
仮に紀香のギャラが10万円ポッキリなら、損もしないだろうが、
“腐っても紀香”だから、きっと随分払ったに違いない。
そして、大枚をはたいたところで、それに見合った結果が出せるとは、到底思えない。
こんな風にお金をドブに捨てられる配給会社は、
きっと“超お金持ち”もしくは“著しく馬鹿”のどちらか(私は後者と推測)。
万が一、これが大ヒットなどというミラクルが起きたら、たっぷり包んだ御祝儀をくれてやるワ。
あっ、けれど、数年前、知人とこんな話をしたことがある。
“神田うのデザインのストッキングが馬鹿売れ”というニュースを見て、
数人で「信じられない。あんなダサいのがヒットなんて有り得ないわよねぇー!」と話していたら、
内一人が、「いや、有り得る。コンビニ行ったことある?神田うののストッキングしか置いてないから」と。
出先で急にストッキングが必要になり、コンビニへ行っても、
それしか売っていないから、好む好まざるに関係なく、それを買うよりほか無いというのだ。
つまり、一定の利益を得たかったら、“消費者に選択肢を与えない”は、結構有効という事。
(消費者の満足は得にくいだろうが…。)
中国映画週間で上映された周迅主演作だったら、私の本命は『愛のカケヒキ』の方で、
この『更年奇的な彼女』には元々さほど期待していなかったので、
今回の劇場公開でわざわざお金を払って観るのはもうやめることにする。
もし『愛のカケヒキ』も日本に入って来て、同じように“ONLY日本語吹き替え版上映”なんて事になったら、
こちらは好きな作品なので、その時は本気でキレます。
(これは映画より、近年テレビドラマに有りがちなのだけれど、それまで中華作品とは無縁だった会社、
例えば、韓流ビジネスで成功し、“二匹目のドジョウ”的に中華作品に手を出す会社などは、
作品をめちゃくちゃにしてしまったり、元々のファンを失望させる事ばかりする…。![]()

そういう所は、サッサと撤退して欲しいわ…。)
怒りは美容にも悪いので、頭をハッピーな方に切り替えます。
今週月曜、いよいよ放送が始まった大陸ドラマ『琅琊榜(ろうやぼう)麒麟の才子、風雲起こす』、
チャンネル銀河がおうちに入る皆さま、視聴していらっしゃるでしょうか。
私は、今のところ録画を溜め込まず、順調なペースで視聴続行中。
順調もなにも超順調で、面白いと、一話があっと言う間に感じるものだ。
それに、二度目ともなると、一度目では気付かなかった細かい部分に目が届いたり、
「ここ、後々の出来事を暗示していたのか」とか「実はこの台詞、こんなに含みが有ったんだぁ」
などという発見が沢山あって、より深い物語として楽しめている。
すでにオチを知っていると、ミステリーとしての魅力が薄れそうだけれど、それも要らぬ心配で、
言うなれば“壁の向こう側にある黒い影を知りつつ扉を開けなければならない”みたいな、
えも言われぬ息苦しさがあり、妙にゾクゾクする。
今回の放送で『琅琊榜』お食い初めの皆さまにも、“おかわり”を是非お勧めいたします。
そして、そのような『琅琊榜』お食い初めの皆さま、まだ登場人物が把握しきれず、アップアップでしょうか。
それとも、すでに贔屓の俳優やお気に入りキャラは見付けられましたか?
当ブログで、梅長蘇役の胡歌(フー・ゴー)素敵!靖王役の王凱(ワン・カイ)美声!
小さな護衛・飛流役の吳磊(ウー・レイ)可愛い!蒙摯役の陳龍(チェン・ロン)、顔クドイけれどなんかイイ!
と一人叫び続けていた私に共感するには、まだ時期が早いですか…?

“大陸男前名鑑:『琅琊榜』の麗しき殿方たち”を御参考に♪
まぁ、美少年・吳磊は放っておいても注目されるので、
敢えて本日ここには、なかなかスポットライトが当たらない地味めなお子ちゃまを。
巨漢の猛者・百里奇を倒す3人の子供たち、キレッキレの“カンフー・キッズ”って感じで、可愛かったですね~。
この3人の中で、出自に何かワケ有りと匂わるのが、張巨明(チャン・ジューミン)扮する庭生という男の子。
この子、華のある吳磊とは違い、人知れず日陰にひっそり咲く野菊のように儚げで、
黙って佇んでいるだけで、同情を誘う。
『琅琊榜』と同じキャスト、同じスタッフによるドラマ『偽裝者~The Disguiser』にも出ているのだが、
そちらでも、なんか可哀相っぽい雰囲気が漂い、最終的に若くして惨死(苦笑)。
本日の『琅琊榜』の放送では、指先まで武術の型が決まっていたし、
少林武術学校にでも通っている子を引き抜いてきたのかと思いきや、
江蘇省無錫の普通校に通う2001年生まれの子役であった。
1999年生まれ、2歳しか年上じゃない吳磊が、お兄さんに見える。
(キッズ3人の指導を任され、したり顔の飛流も可愛かった。
)

吳磊は今では身長も180に届き、すっかり若手のイケメン俳優だが、
張巨明も一説には174~5センチまで伸びているらしい(←吳磊ほどの売れっ子ではないので情報が少ない)。
そんな張巨明クン、憧れの俳優は、やはり2作品で共演している胡歌。
「胡歌老師は、お芝居している時はとても真剣で、普段は僕たち皆にとても気さく。
僕が上手く演じられない時も、厳しく叱ることなく、優しく教えてくれました。
僕の夢は、胡歌のような素晴らしい俳優になることです!」とのこと。
まぁ胡歌タイプの二枚目俳優になるのは難しいようにも思うが、えぇ、いいのよ、夢は大きくて!頑張れ張巨明。
ちなみに…
カンフーキッズ、あとの2名はあまり目立っていないけれど、画像真ん中の子は符濤(フー・タオ)といい、
張巨明より出演作の多い子役。最近私が観たものだと、ドラマ『賢后 衛子夫~衛子夫』で、
衛子夫の兄・衛長君の子供時代で、ちょこっとだけ出ていた。
『琅琊榜』チャンネル銀河の放送は、本日で6話まで。まだ序の口。
これからどんどん梅長蘇が智謀を弄していく…。明日以降の放送も楽しみ!
他、今週、毎日追っているのは、日テレ朝の情報番組『ZIP!』の“MOCO's kitchen”のコーナー。
今週はスペシャルで、速水もこみちの香港取材を放送している。
香港で“MOCO's kitchen”を放送している亞洲娛樂頻道GEMが、
3月にもこみちを呼んでファンミーティングを主催した際、ついでに収録した模様。
『ZIP!』の“MOCO's kitchen”コーナーは、2~3分と短いので、
一時間くらいの番組に再編集してくれれば良いのに。
今朝までにすでに3回の放送を終えてしまった“MOCO's kitchen”香港スペシャルだが、観逃しても大丈夫。
放送から一週間は、こちらで無料配信していますので。
ちなみに、もこみちは、漢字しか使わない中華圏では、“速水直道”と表記。
“もこみち”じゃなくて、“ちょくみち”(笑)。
以前、もこみちが自分の名前の由来を
「どこかの国の言葉で、“モコ”は“真っ直ぐ”という意味と聞いた父が命名」と説明していたので、
意味に合わせた漢字を当てたのであろう。
試しに、“速水直道”で検索をかけたら、第二検索ワードで“橄欖油(オリーヴオイル)”と出てきた。![]()

あちらでも、もこみちに付く枕詞は“橄欖油”に定着しつつある模様。
これから放送の番組では、まずは4月13日(水曜)の今晩、もう直始まるNHK『探検バクモン』。
今回は横浜の人気スポット、横浜中華街を取材。
人々はなぜ中華街に行きたがるのか?番組では、横浜中華街の魅力を“和中折衷”をキーワードに解剖。
今回はミッツマングローブがゲストで、最新グルメや中華街一のパワースポットを巡りながら、
現在進行形で進化する横浜中華街の秘密に迫るという。
近場で中国を体感できる中華街は、楽しい。
…と言いながら、東京のお隣だというのに、中国へ行くより、行く頻度が低いので、取り敢えずはこの番組で。
本日の放送を観逃しても大丈夫。一週間後、4月20日(水曜)午後4時20分に再放送あり。
続いて、4月15日(金曜)、BS TBSの『世界絶景紀行』を録画予約。
今週は、“夜空を彩るランタン祭り”と題した台湾特集。
旅は台北から始まり、途中九份に立ち寄り、お目当ての絶景の舞台・十分へ。
春節最後の日に開催される天燈節(ランタン祭り)で、天燈(ランタン)が舞い上がる幻想的な夜空を。
最後は、週をまたいで4月20日(水曜)、
NHK BSプレミアムで放送の『2度目の台湾~おこづかい3万円で充実旅』。
旅は2度目が楽しい!をテーマに海外の都市を紹介する“2度目の旅シリーズ”、今回は台湾。
モデルで俳優の呂敏(ロビン)が、地元の食通に教えてもらった小籠包、台南の幻のミルクティー、
恋愛運アップのパワースポット、漢方カフェ、台北の癒し系スウィーツ、朝食の豆乳等々を取材。
呂敏は、以前ベトナムの回にも出ていた。一回だけ訪れたアジアの国が沢山あるのかもね。
幻想的な天燈節もいいけれど、こちらも楽しそう。

★ 紀の国屋:たんざく最中(桜葉入り)
大きさは、長さ約5センチ、幅3センチ弱。
桜葉を練り込んだ桜色の生地の中に、栗餡を詰めた、小ぶりの最中。
ひとつめは、紀の国屋(公式サイト)の“たんざく最中(桜葉入り)”。
たんざく最中は、紀の国屋の人気商品“相国最中”をちょうど半分のサイズにした物。
通常、中の餡は、大納言、こし餡、栗餡、柚子餡の4種類で、

私は、同じ餡で、もっと大きな相国最中だったら、食べたことがあるけれど、たんざく最中では初めて。
これ、中に桜の餡が入っているのかなぁ~と想像してしまうが、
実は、中の餡は、大手亡豆を使った白餡に、細かく刻んだ栗を混ぜ込んだ
栗餡。

通常栗餡最中として売られている最中の餡と同じ。春というより、秋っぽいイメージ。
春っぽいのは、皮の方。
ただ単にピンク色で春らしさを演出しているのではなく、
この生地には、塩漬けの桜葉を粉末にした物が練り込まれている。
皮に桜葉を練り込んで焼いたくらいでは、普通の皮と大して変わらないのではないかと思うが、
口にすると、ほんのり桜の香を感じ、やはりどこか春らしい。
★ 聖和堂:白桃大福
大きさは、直径5センチ弱。
スライスしたシロップ漬けの白桃を、白餡と共にお餅で包んだ大福。
こちらは、聖和堂(公式サイト)の“白桃大福”。
季節ごとに様々なフルーツを使った大福を出している聖和堂。今回は、
白桃。

白桃は岡山産を使用。
その地元名産の白桃を、県の農業試験場の技術指導で、シロップ漬けにした物が、
白餡と共にお餅に包まれている。
シロップ漬けの桃と聞くと、安っぽい缶詰の桃を連想してしまうが、
いざ食べてみたら、トロリと柔らかで、甘みは強いが、案外自然な感じ。
白餡との相性も良し。
このままでも、まぁ美味しいけれど、
もしシロップ漬けにせず、本当に自然のままだったら、どんな感じなのかが、気になる。
美味しく熟した桃は、そのままでも充分甘いはずだし。
これまでに食べた聖和堂の他のフルーツ大福は、加工しない果実をそのまま使っていたのに、
白桃に限ってシロップ漬けにしているのは、そうした方が良い何か理由が有るのだろうか。