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シンプルなおフランス系ケーキ3種(+テレビ雑記)

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2016年5月24日(火曜)の昨日、チャンネル銀河で放送されていた大陸の神劇、
『琅琊榜(ろうやぼう)麒麟の才子、風雲起こす』がついに最終回を迎えてしまった…。
最終回の録画、とーーーっても観たいのだけれど、「これを観てしまったらもうあとが無い…」と思うと、
その後確実に私を襲うであろう喪失感が恐ろしくて、手が出せない。
ダイエット中でお菓子を控えている人が、口寂しさを紛らわすためにガムを噛む感覚で、
今日から同じ枠で放送が始まった『蒼穹の昴~蒼穹之昴』を観て、我慢した。


正直言って、『琅琊榜』レベルに慣れてしまった目で観ると、『蒼穹の昴』はやはり画的に野暮ったく感じてしまう。
ただ、久し振りに観ると、すっかり忘れていた部分がかなり有るため、所々で新鮮に驚けるのも確か。
主人公・慈禧(西太后)役が田中裕子であることは忘れようがないけれど、
岡圭之介という日本人ジャーナリスト役で小澤征爾も出演していたことなんて、すっかり忘れていた。
あと、架空の女の子・玲玲役で、初々しい趙麗穎(チャオ・リーイン)が出ていたことは覚えていても…

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その玲玲の子供時代を演じているのが蔣依依(ジアン・イーイー)だったのは、再発見。
日本でこれっぽっちも話題にならない子役・蔣依依であるが、現在、チャンネル銀河の本ドラマ以外にも、
ホームドラマチャンネルの『ときめき♡旋風ガール~旋風少女』、LaLaTVの『蘭陵王』と、出演作が3本も放送中。
へたな中華アイドルよりよほど日本での露出多し。

『蒼穹の昴』はすでに一度観ているドラマだし、これが『琅琊榜』の穴埋めには到底ならないので、
私は恐らくこの先視聴は続けないであろう。
でもまぁ、清朝の歴史が学べるし、田中裕子主演だし、一度も観たことが無い方はどうぞ。

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『宮廷の諍い女~後宮甄嬛傳』で華妃が使っていたような美顔ローラーを
コロコロやっている田中裕子も見られます。 (美顔ローラーは実際に清代にすでに存在。)

私は近々いい加減観念して、『琅琊榜』の最終回の録画を観て、
遅くとも今月末までには、感想を交えた解説を当ブログにアップ予定。興味のある方は、そちらもどうぞ。
(実は少し書き始めたのだけれど、あまりにも『琅琊榜』に対する想いが大きいゆえ、
みるみる長文化し、終わりが見えない…。)




他、近々放送予定の気になるテレビ番組は…

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まずは、5月28日(土曜)、NHKの『NEXT 未来のために』
今回は“中国人社長がやってきた~伊豆修善寺‘温泉ホテル’の9ヶ月”と題し、
去年9月、中国の新興の旅行会社に買収された伊豆・修善寺のホテルを取材。
中国人の日本旅行ブームに乗じ、このホテルの収益を柱に、日本でのビジネス拡大を狙う新オーナー。
効率重視で、中国人向けの接客やノルマの達成などを求められるようになった従業員たちは、
日本型の“おもてなし”の接客との両立に悩み続けているという。
観光を成長戦略の柱に掲げた日本に参入してきた中国企業は何をもたらすのかを探るドキュメンタリー。

中国人観光客を狙った中国人経営のお店が増えている昨今に興味深い内容。
日本の企業が外国人に買収される事に対しての、日本人としての心情の問題ではなく、
単純に“中国人による中国人狙いのビジネス”がどれ程度、そしていつまで上手く行くのかという疑問。
私は海外で日系のホテルには絶対に泊まらないし、
いかにも“ターゲットは日本人”と丸分かりのサービスは大嫌い。
かつては海外旅行ツアーで、おとなしくお土産屋さんに連れ回されていた他の日本人だって、
最近はそういうお仕着せをイヤがるではないか。
ただ、「朝食は和食がいい」とか「あのお店は日本語が通じるから安心よねぇ」という日本人が
高齢者を中心に未だ多いのも事実。
日本における中国人による中国人狙いのビジネスは、今後どういう方向へ進んでいくのでしょう…?





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5月28日(土曜)は、観たい番組が集中。続いては、TBSの『世界ふしぎ発見!』
今週は、“13億人のパワースポット!中国の奇岩地帯 武陵源”という特集。
世界遺産にも登録されている湖南省張家界の自然保護区・武陵源で、有名な石柱群の絶景のみならず、
黄龍洞という鍾乳洞や、そこからさらに移動して鳳凰古城なども取材しているらしい。





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その日は、同時刻に裏のNHK BSプレミアムも中国関連で、
『シルクロード謎の民~タクラマカン砂漠 楼蘭の末裔』という日中共同制作の番組を放送。
別名“死の砂漠”と呼ばれるタクラマカン砂漠(塔克拉瑪干沙漠)の奥深くに存在する、
周囲から孤立した謎の民のオアシスを世界初のテレビ取材。
古代シルクロード、楼蘭の文化を守りながら生きる人々の暮らしを追うと共に、
その歴史のミステリーを紐解いていくドキュメンタリー番組。
旅人は、俳優の満島真之介。満島クン、顔濃いぃから、西域で現地人化し易そう。
(↑)上の画像でも、すでに“謎の民”っぽくなっているし。

前日、5月27日(金曜)には、その満島真之介をゲストに迎え、
本人直々にこの番組の見所を語る『BSコンシェルジュ』が、
地上波NHKで午後12時20分から、BS1で午後2時から、BSプレミアムで午後4時から、それぞれ放送される。





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最後は、5月29日(日曜)、NHK BS1の『ドキュメンタリーWAVE』
“‘傘兵’はどこへゆくのか~新党ブームに揺れる香港”という特集。
一昨年、民主的な選挙制度を求め、路上を占拠し、政治に目覚めた
“傘兵”と呼ばれる30万人の若者たちを中心に、香港に起きている新党立ち上げブーム。
独立のために暴力も辞さない過激な“本土派”と、対話で民主主義を実現するという“民主派”、
これら2ツのグループに分かれ、9月の選挙に向け、議論が沸騰。
30万人の若者はどんな選択をしていくのか?揺れる香港の今を探るドキュメンタリー。




お菓子は、今回、おフランス風のケーキ。凝った物ではなく、シンプルな物ばかりを3ツ。

★ メゾン・カイザー:フラン

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大きさは、約7センチ角×厚み2.5センチ。
大きなパイ生地にカスタードソースを流し入れ、四角くカットしたタルト。




ひとつめは、パン屋さん、メゾン・カイザー(公式サイト)“フラン”
メゾン・カイザーは、新宿伊勢丹に入っていた頃は、
“クロワッサン・オ・ザマンド”や“レモンパイ”を頻繁に買っていたのだけれど、
撤退してからはすっかり御無沙汰であった。この“フラン”も、最後に食べたのは、もう随分前。

パン屋さんが作るタルトだから、実にシンプル。
大きな天板に敷いたパイ生地の中に、カスタードソースを流し入れ、焼いただけ。
それを、升目に切り分け、販売。

メインの部分は、トロンとした食感ではなく、しっかりした固さと弾力がある。
“クリーム”と言うより、固めの焼きプリンに近い。
味も、甘さ控えめのプリンといった感じ。

形こそ異なれど、素材はマカオ名物の蛋撻(エッグタルト)とほぼ同じ。
似て非なる物なので、比べるのもナンなのだが、絶対にどちらか一つしか食べられないのなら、
私が選ぶのは、フィリングが温かで茶碗蒸しのようにフルフル食感なマカオの蛋撻の方。
でも、このフランも、“いかにもフランスのブーランジェリーが作った”という感じの素朴な味わいや、
日本にはあまり無いドーンとした大きさが良い。一個で結構な食べ応え。

★ ダロワイヨ:シューキュービック(ローズ)

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大きさは、約6センチ角。
薔薇で香り付けした木いちごのジュレとカスタードクリームを詰めたキューブ型シュークリーム。




こちらは、ダロワイヨ(公式サイト)“シューキュービック”
中は、色々な味があるけれど、これは期間限定販売のローズ。

見ての通り、四角いシュークリーム。
私のキューブ型シュークリーム初体験は、数年前に食べたカカオエット・パリの“シューキューブ”。
その後、あちらこちらのケーキ屋さんで、同じようなキューブ型シュークリームを目にするようになったので、
皆こぞってカカオエット・パリをパクリだしたと思っていた。
…ところが、ダロワイヨがキューブ型シュークリームを売り出したのは2006年で、
自分たちこそ元祖だと言うのだ。
カカオエット・パリは、以前他にもセバスチャン・ブイエにそっくりなマグナム型のケーキも出していたし、
キューブ型シュークリームも、ダロワイヨ元祖説の方に信憑性の高さを感じる。

で、その元祖であるダロワイヨのキューブ型シュークリームで、私が今回試したのはローズ。
薔薇の香りがキツイお菓子は、香水を食べているみたいで、好きではないのだけれど、
これは後味にほんのり香りが感じられる程度で嫌味が無い。
シッカリと味が感じられるのは、その薔薇の香りが付けられた木いちごのジュレ。
まろやかな甘さのカスタードクリームに、木いちごの酸味が上手く混ざり、爽やか。


これは、他社のキューブ型シュークリームにも言える事だが、自然に膨らます普通のシュー生地と異なり、
型に入れて焼くため、どうしても生地の食感がゴワつき、固めになってしまう。
本当に美味しいシュークリームを食べたいのなら、普通のシュークリームの方が良いであろう。
こちらは、見た目の楽しさで、手土産などには良さそう。
お味は良かったし、量がたっぷりで食べ応えがあるのも良い。

★ オリジーヌ・カカオ:サントノーレ・フレーズ

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大きさは、幅が約6センチ、高さが約8センチ。
苺ピューレ入り生クリームを詰めたプチシューを、赤すぐりクリームを繋ぎに盛ったお菓子。




最後は、オリジンーヌ・カカオ(公式サイト)“サントノーレ・フレーズ”
前出の2ツに比べると、シンプルというよりデコラティヴな様相だけれど、
プチシューを盛ったフランスの伝統的なケーキ“サントノーレ”のアレンジ版で、作りは非常にシンプル。

“fraise フレーズ”と名付けられている通り、苺味のサントノーレ。
実際には、苺のみならず、赤すぐりもかなり使われているので、ベリー系サントノーレと言った方が正しい。

底部には平たいシュー、その上には4個のプチシュー。2種類、計5ツのシューで構成。
コロコロのプチシューは、苺ピューレを混ぜた生クリーム入り。
平たいシューも、形が違うだけで、中身は同じだと思っていたら、
生クリームの他に、中央部分に赤すぐりジュレが。
しかも、シュー皮の底には、パイ生地が合わさっており、食感がよりサックリし、バターの風味も良い。


サントノーレは、見た目が可愛らしくても、所詮“形を変えたシュークリーム”であり、
味の想像が容易につくので、普段はほとんど買わない。
これは、見るからに美味しそうなピンクの生クリームに惹かれ、ついつい買ってしまったものの、
大して期待せずに食べたら、意外にも本当に美味で、気に入った。
見た目が美味しそうな生クリームは、フワッ!ととても軽い食感で、適度に酸味が効いていて爽やか。
甘い中にも清涼感のあるサントノーレ。これは、また買いそう。

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