Quantcast
Channel: 東京倶樂部★CLUB TOKYO
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1332

北京2016:ホテル④~朝食

$
0
0
大好き、ホテルの朝ゴハン♪
北京四季酒店(フォーシーズンズホテル北京)では、
私の場合、朝食は、26階の行政酒廊(エグゼクティヴ・ラウンジ)と、
1階にある通常のラウンジ、Opus酒廊(Opus Lounge)のどちらも選べるはずである。

一般的にどこのホテルでも、エグゼクティヴ・ラウンジより、
宿泊者全員に開放されている通常のレストランの方が、食べ物の種類が豊富なので、
一応Opus酒廊もチラリと覗いてみたのだけれど、雰囲気がガサガサしていたので、
結局朝食は連日上階のエグゼクティヴ・ラウンジでとることにした。

★ 北京四季酒店 行政酒廊 朝食ブッフェ

イメージ 1


食べ物は、洋風と中華で、充分豊富。
コックさんも常に一人待機しており、卵料理などを、リクエストに応じ作ってくれる。
私は、「ホテルの朝ゴハン、大好き!」と言う割りに、
選ぶのはいつも代わり映えしないメニューばかりで、洋モノ中心。
そんな訳で、今回も手を付けなかったが、中華の点心などは、ホテル内のレストランで作っている物だろうから、
きっと相当美味しいはず。

では、以下、食べた物をザッと。

★ 飲み物

イメージ 2


飲み物はカプチーノと西瓜ジュース。

西瓜汁(西瓜ジュース)は、夏に中華圏へ行くと、朝必ず飲む大好きなジュース。
西瓜なら日本にも昔から有るのに、ジュースにして飲む習慣が無いのは、やはり価格の問題だろうか。
そんな日本でなかなか飲めない西瓜ジュースは、中華圏へ行った時ならではの朝のお楽しみ。

…なのに、ここのラウンジに置いてあるジュースは、オレンジ・ジュースとグレープフルーツ・ジュースだけ。
あまりのショックで、めまいを起こしながら、ラウンジの女の子に、「西瓜汁は無いの?」と尋ねたら、
彼女、台の上のフルーツ・コーナーに有るカットされた西瓜を指差しながら、
「今ここに西瓜汁は無いけれど、西瓜なら有るから、絞れば良いだけ」と言って、奥で作らせてきてくれた。

う~ん、絞りたて西瓜汁、美味なり。
お蔭で、以後、毎朝西瓜汁にありつけた。

★ サラダと卵料理

イメージ 3


生野菜のみならず、温野菜も。
ベイクド・トマトは、ホテルの朝食で必ず食べる好きな一品。
卵料理は、ボブという中国人のコックさんが、毎朝リクエストに応じて作ってくれます。
私のオーダーは、パプリカ、トマト、ズッキーニ、アスパラガス、ハム等々、有る物全部入れたオムレツ。

★ パン

イメージ 4


ただでさえすぐにおなかいっぱいになってしまうのに、
炭水化物をとると、益々おなかが膨れてしまうので、避けたいところだが、
目が欲してしまい、パン、…と言うか、お菓子っぽい物をちょっとだけつまんでみた。
うーン、どちらも生地がイマイチ。
四季酒店の朝食で食べた物の中で、一番イケていなかった。改善の余地あり。

★ フルーツ

イメージ 5


フルーツは毎日たっぷり。
ドラゴンフルーツは、本当は敢えて食べたい程の果物ではないのだけれど、
「千疋屋で買うと、やたら高いのよねぇ…」なんてケチくさい思いがよぎり、
中華圏へ行くと、ついつい食べてしまう。



日本で高価なドラゴンフルーツより、よほど気に入ったのが、(↓)こちら。

イメージ 6

梨。
実は私、中国で梨を食べるのは、初めて。
…って言うか、中国で梨を食べたいと欲したことすら無かった。

見た目は洋梨に近く、色は黄色い物から赤味がかった物まで。
それが何なのか確信が持てず、ラウンジの女の子に「これ何?梨?」と尋ねたら、
「そう、梨。新疆の物で美味しいですヨ。食べてみて」と言われ、
試しに一個食べてみたら、あらら、本当に美味しい。

食感は、洋梨より日本の梨に近いが、味は微妙に異なり、瑞々しく、サッパリしていて美味。
“日本の二十世紀梨の遠縁”という感じだろうか。
これまで、中国で食べたい果物といったら、“いかにも中国!”を感じる荔枝だったり龍眼だったりで、
“中国でわざわざ梨を食べる”という発想が無かった。もっと前から食べていれば良かったワ。
今回、滞在3日目にして、ようやくこの梨の美味しさに気付き、以後、最終日まで毎朝食べ続けた。
侮れません、美味しいです、新彊の梨。

★ ヨーグルト

イメージ 7


ヨーグルトも、フルーツたっぷりで。
あと、シリアルもちょっと。

★ 未知との遭遇~甜醬甘露

イメージ 8

気になった物が一つ。
様々なお粥のトッピングの内、(↑)こちらの画像右端に写っている螺旋形の不思議な生物(…?!)。



「何コレ?!虫…?」と尋ねたら、「虫じゃない、一種の野菜」と返答。
“甘露子”、北京の辺りでは、地元の訛りで“甘露儿 Gānlouer”と呼ばれているそう。
お粥のトッピングとしてここに置かれているのは、その甘露子のお漬物。

イメージ 9

北京四季酒店では、起源が1630年(明・嘉靖9年)に遡る北京の超老舗漬け物店・六必居の
“甜醬甘露”という甘露子のお漬物を使っているんですって。

恐る恐る一つ口にしてみた。
見た目から想像した、芋虫のようなグニュッとした食感とはまったく異なり、蓮根のようなサクッとした歯応え。
イヤなクセは無く、案外イケる。あぁ、なるほど、中華粥に合うかも、…と思った。




イメージ 10

私がラウンジの人たちに、「虫?」、「何ていう名前の野菜?」などとしつこく聞き回っていたものだから、
よほど興味が有ると思われたのか、
コックさんのボブが、六必居の“甜醬甘露”を、ひと瓶くれちゃいました~。
この人、奥ゆかしい、ホント、イイ人なのです。
私が余計な質問をしたばかりに、もらい物をすることとなり、恐縮してしまった…。
申し訳ない。そして、ありがとうございました!


で、帰国後、ちょこっと調べたところ、
この甘露子、日本では“チョロギ”と呼ばれていることが判明。
韓国語のような響きだが中国原産で、
中国では千年以上前から親しまれている、冬虫夏草に似た成分をもつ健康野菜とのこと。
日本には江戸時代に伝わり、少量ではあるが、東北地方や京都で栽培されているらしい。
中国でお漬け物になっている芋虫のような不思議物体は、そのチョロギの塊茎部分。
お漬け物にされていない素の状態だと、(↓)こんな感じ。

イメージ 11

色白で、益々芋虫っぽいかも…。


どなたか、このお漬け物・甜醬甘露に詳しい方はいらっしゃるでしょうか。
お粥のトッピング以外に、何か簡単で美味しい食べ方が有るなら知りたい。
ただ、私が、この甜醬甘露の瓶を開けてしまったところで、到底食べ切れるとは思わないので、
興味のある方に未開封で差し上げますヨ。




北京2016、旅の記録では、ホテル情報がまだ続きます。



◆◇◆ 北京四季酒店 行政酒廊 Executive Louge~朝食◆◇◆
6:30am.~11:00am.

ホテル1階にある通常のラウンジ・Opus酒廊なら、
恐らくもう30分早い朝6時に朝食のサービスが始まる(情報未確認)。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1332

Trending Articles