Quantcast
Channel: 東京倶樂部★CLUB TOKYO
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1332

大陸男前名鑑:夏凡

$
0
0
かなりどうでもいい話ですが、
先日、第27回レインボーリール東京で、台湾映画『アリフ、ザ・プリン(セ)ス』を観ていた時の事、
物語前半、主要登場人物の一人、レズビアンの佩貞が、交際していた女性と揉めるシーンがあって、
その相手女性の名が“東青”だったことに、えらく反応してしまった私。

だって、今の私にとって“東青”と言えば、
視聴中の大陸ドラマ『琅琊榜(ろうやぼう)<弐> 風雲来る長林軍~琅琊榜之風起長林』に登場する
(↓)こちらですから。

イメージ 1

長林軍で、黃曉明(ホァン・シャオミン)扮する蕭平章に仕える護衛。
蕭平章が戦場で没した時もお側にいて、
そこへ駆け付けた劉昊然(リウ・ハオラン)扮する弟・蕭平旌から、
「どうしたんだ?何が起きたんだ?!」と問い詰められるのも、この東青であった。
蕭平章の死後は、引き続き長林軍で弟・蕭平旌に仕えているようだ。

イメージ 2

(↑)このように、蕭兄弟の近くでチラチラ画面に映り込む東青は、信用できる長林王府の忠臣。
でも、まぁ、主要登場人物とは言い難い脇のキャラなので、出番はそう多くはない。
私、そんな東青が登場する度に、ずっと思っていたのよねぇ、
『琅琊榜』、脇にまで男前を配備している、スキ無し、…って。


演じているのは…

イメージ 3

夏凡(シア・ファン)という俳優。


そんな訳で、話題に上りにくい『琅琊榜<弐>』の脇キャラにもスポットを当てるべく、
今回は、この夏凡を取り上げ、久し振りに“大陸男前名鑑”を更新いたします。



まずは、簡単なプロフィール。

氏名       :夏凡 (拼音:Xià Fán) 
日本での通称 :シア・ファン / シャー・ファン

生年月日 :1980年6月27日
出身地   :北京
身長    :185センチ 
学歴    :福岡の大学(日本・福岡県)


“福岡の大学”って所が、我々日本人には注目ポイントですよね。
(あちらでは、「卒業校:福岡大学」という情報が最も多く流れているけれど、
他の大学名も見掛け、それら情報源の信憑性に確信がもてない。
福岡にある私立大学だという事は確実なので、当ブログではザックリと“福岡の大学”と記しておく。)

夏凡本人が積極的に答えているインタヴュ記事等が非常に少なく、
以下の情報も、かなり古い記事から得た物なので、どこまでが正しいのか責任はもてません。
興味のある方は、適当に割り切って流し読みして下さいませ。



1980年生まれというから、今年38歳の夏凡。

イメージ 4

ベイビー夏凡も可愛いけれど、
その後方に置かれている悟空のお人形が、ヴィンテージ感漂う中国テイストでこれまた可愛い。

この夏凡の両親は、父は大学教授、母は小学校の先生という教育者。
高校時代は、英語と化学が好きで、将来俳優になろうなどとは考えたこともナシ。
父親が一時期日本で仕事をした経験があったり、周囲にも日本人留学生がいたので、
彼らとの交流を通し、日本に興味を抱き、高校卒業後、留学を決意。



留学中は、懐の淋しい苦学生。
初恋もその頃で、相手はやはり留学生だった中国人。
相思相愛と思われたが、結局、彼女は、ビンボーな夏凡をフッて、日本人ビジネスマンと付き合うようになり、
夏凡の初恋、無残にThe End。

他の留学生と同じように、バイトも新聞配達、お魚の処理、リストランでのお給仕、皿洗いなど色々経験。
中国の実家では大切に育てられてきたであろう夏凡青年は、
この時初めて生活することの難しさを味わったという。



しかし、そんなバイト生活の中で、将来に繋がるキッカケが。
レストランでバイトをしていた頃のこと、185センチと長身でルックスの良い夏凡は、お客さんの目を引き、
「君、カッコイイね。なんでモデルをやらないの。もっと稼げるよ」と言われることしばしば。
そのような言葉にちょっと心が動き、電話帳でモデル事務所の広告を見付け、自らオーディションへ。
そして、思い掛けず採用となり、雑誌などに彼の写真が載るようになる。

その一例として、具体的な雑誌名も紹介されていた。
<melon>というブライダル関係の雑誌。
結婚情報誌と言えば<ゼクシィ>でしょー。<melon>なんて聞いたこと無いしぃー。
そんなの本当に存在するのかと疑ったが、いや、いや、ちゃんと存在した。

イメージ 5

福岡・佐賀を中心に発行のローカルな結婚情報誌<メロン>!
2014年3月を最後に、惜しまれつつ休刊。
所詮ローカル誌と少々侮ったが(…スミマセン)、
吉川ひなの、武井咲、剛力彩芽といったメジャーな女優が表紙を飾った号も多々あり。
きっと夏凡は、この雑誌でお婿さん役のモデルをやったのでしょね~。

…で、探してみたら、な、な、なんと有りました。鮮明ではないけれど、当時のお写真が。

イメージ 6

初恋が留学時代と遅めな割には、こなれた印象。
フラレたことで、ハジケちゃったのだろうか。純な青年ほど振り幅が大きいものだ。
とにかく、凄いですよ、一応表紙モデルだもの。
『琅琊榜<弐>』のあの硬派な東青が、まさかその昔、福岡でブライダル雑誌の表紙を飾っていたとは、ビックリ。

雑誌の画像だと、顔がよく判らないので、(↓)こちらも。

イメージ 7

留学中の1999年、学生証に使っていたお写真。
ちょっとワルにも、利発そうにも見える。昭和の刑事ドラマに出てくるイケメン刑事っぽい雰囲気もあるかも。
どちらにしても、端正な顔立ちで、これなら福岡でモテたかも知れない。


ま、このように、お仕事をしたことで、演じることの楽しさにも覚醒。
日本に残ることも考えたが、
長期の海外生活は、やはり他人様のお宅にお邪魔しているような居心地の悪さも感じ、
大学卒業を機に、帰国を決意。
5年間暮らした日本を去り、故郷の中国へ。




帰国した夏凡は、日本でやったのと同じように、広告で見付けた芸能事務所に片っ端から資料を送付するも、
そもそも大陸芸能界は人脈重視なので、梨のつぶて。
途方に暮れるも、間も無くしてチャンス到来。
パパの教え子が、当時企画進行中だったドラマ『大敦煌~大敦煌』の制作事務所を紹介。
陳家林(チェン・ジアリン)監督は、ドラマの第3部で日本人画家を演じる
日本語や日本文化に精通する俳優をまさに探している最中。
条件の合う夏凡は、こうして遂に母国で俳優デビューに漕ぎ着ける。

イメージ 8

扮するは、画家にして剣の達人、その名は千葉三郎!…ベタな名前ですね(笑)。
幕末の剣客・千葉道三郎(1835-1872)から命名か…?

この『大敦煌』は、どうやら2007年12月に日本でも放送されたらしい。
しかも、無料で視聴できるBS11で。
(もっとも、何の説明も無いまま、途中で打ち切られたようだが。)
私は、まったく気付かず、スルーしていたけれど、当時日本で視聴した人はそこそこ居るようで、
日本語満載のシーンがYoutubeにも上がっていた。


夏凡は、台詞の日本語訳もアフレコも自ら手掛けたんですって。
発音で日本人じゃないことはすぐに判るけれど、外国人の日本語としては、かなり上手いと感じる。


幸か不幸か、『大敦煌』の千葉三郎が注目されたため、
舞い込むオファーは日本人役が多数で、ほぼ“日本人役専業俳優”状態。
夏凡が過去に演じた役に目を通すと、向井とか、三木とか、羽田とか、森口義雄とか、鈴木幸二とか(笑)。
幸い、その後、役の幅が広がり、近年はフツーに中国人を演じられるようになり、
我々も『琅琊榜<弐>』でカッコイイ護衛の東青を拝めるわけです。



芸能界では、共演が多いためか、趙達(ジャオ・ダー/チャオ・ダー)や、
今をときめく楊爍(ヤン・シュオ)などと親しく交流している模様。
お三方とも、顔が濃いぃ。
楊爍は、『歡樂頌 第一季~Ode to Joy1』を観てから、遅ればせながら私もファンに。
趙達は、『琅琊榜<弐>』に、北燕の拓跋宇の役で出ている俳優さん。

イメージ 9

趙達は、二枚目俳優ではないが、彼もまた独特の魅力あり。

ちなみに…
イメージ 10

その趙達、ちょうど一年前の2017年7月、日本に遊びに来たようです。
この画像の場所、マサカの中野…??
もしかして、中野ブロードウェイのまんだらけとか、そこら辺がお目当てだったのか?
ちょっと意外。中野で拓跋宇に出くわしたタマゲる。益々好きになるワ、趙達。


このエントリの主役である夏凡も、2016年には、青春時代を過ごした福岡を再訪。

イメージ 11

ハウステンボスなどに行ったようだ。
ハウステンボスは、学生時代に一度昼間遊びに行ったことがあるけれど、夜はさらに良いと夏凡。




私生活では、残念ながら、いつの間にかシレーッと妻帯者に。
奥方が芸能人ではないため、家庭については、あまり語りたがらないようだが、
子供のいるパパであることは確か。

イメージ 12

お子ちゃまは、双子の女児。可愛らしいですね~。





『琅琊榜<弐>』で、ちょこちょこと登場する東青を見て、
「あら、なかなかの美男」と、トキメいている視聴者は、日本で私だけなのだろうか。
今まで気にしていなかった方々は、これから注視してみて下さい。
あっ、あと、どなたか勇気のある方は、夏凡の微博に試しに日本語でコメントしてみて、
もし反応があったら、是非ぜひ私にご報告願います。ヨロシク。


他、『琅琊榜<弐> 風雲来る長林軍』関連の“男前/美女名鑑”では、
今のところ、濟風堂少堂主・林奚を演じる張慧雯(チャン・ホイウェン)のみ更新済み。
詳細は、こちらから。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1332

Trending Articles