私以上に“結婚から遠い人”と思い込んでいたある人から、嫁入りの報告を受け、
ノケ反り返る。

彼女が結婚するということは、この世からまたひとり独身男性が減るという不幸を意味する訳だが
誰にでも奇蹟は起こり得ることを身をもって示してくれた彼女は、もはや私の
希望の星。

結婚といえば、第1話が放送されたばかりの
wowowのドラマ『ソドムの林檎~ロトを殺した娘たち』。

木嶋佳苗を髣髴させるおブスな結婚詐欺師・宮村恵に扮する寺島しのぶが、期待通りの面白いさ。
婚活サイトに入力した自分のプロフィールが「おっちょこちょいで甘えん坊」だったから笑った。
また、現実に木嶋佳苗がやっていたように、劇中宮村恵もセレブな日々を発信するブログをやっており
そのタイトルが“毎日がメグミDay♡ ”。 これまた“いかにも”。
しかも試しに検索したら、そのブログ、存在していた(→こちら)。

楊雅(ヤン・ヤーチェ)監督の『女朋友。男朋友~GF*BF』。
今年のアジアン・クィア映画祭でも上映するの?
開催期間も上映回数も限られているだろうから、行けるか分からないけれど、本当だったら嬉しい。
その前にもう一度同監督の『Orzボーイズ!』も観ておきたい。
どうでもいい作品が公開される割りに、秀作がなかなか一般公開に漕ぎ着けないのは残念。
それにしても、今年は
桜の開花が早かった。 ちゃんと見ないまま、もう散ってしまいそう。

こちら(↓)は、通りすがりの外苑の桜。
有名な銀杏並木ほどではないけれど、満開の桜はそれなりに綺麗。
数種類の桜がいっぺんに咲いており、薄いピンクから濃いピンクまで数段階のグラデーション。
私は、白に近いソメイヨシノが清楚な感じで、やはり一番好きかも。
では、この季節に相応しい
桜のお菓子を3種類♪

★ 鈴懸 : 桜葉餅
大きさは、直径約4.5センチ。
道明寺でこし餡を包み、塩漬けした2枚の桜葉を上下に和えた桜餅。
毎春数回は食べている鈴懸(公式サイト)の“桜葉餅”を、今年の春も食す。
ここの桜餅は、道明寺を使った上方風。
道明寺粉にもコダワリが有るようで、佐賀県産のヒヨクモチを使用。
ヒヨクモチ…? 聞いたこと無かったけれど、九州でしか作付けされていないもち米で
“ヒヨク”とは“肥沃”の事らしい。
中の餡は、鈴懸定番の上品なこし餡。 葉っぱは大き目。
所詮桜餅なので、珍しさは無いけれど、餡が美味しいので、間違いの無い味。
★ 笹屋伊織 : 桜餅(こし)
大きさは、直径約4センチ。
道明寺でこし餡を包み、塩漬けした桜葉1枚を巻いた桜餅。
笹屋伊織(公式サイト)の“桜餅”も、ナンだカンだいって毎春一度は食べているかも。
このお店では、ピンクと白の2色の桜餅を販売。
色によって、中の餡が、こし餡かつぶ餡か見分けがつくようになっている。
あぁ~、なのに、どちらの色が何餡か忘れた…。
適当にピンクを取ったらBingo! ちょうど食べたかったこし餡であった。
桜葉は、塩分が弱めに感じる。 そのため、全体的にもまろやかな味。
小ぶりなので、あっという間に完食。
★ 紀の国屋 : 相国最中 (桜葉最中)
大きさは、約5センチ角で、厚さ約3センチ。
塩漬けした桜葉を練り込んだ皮で、栗餡をはさんだ最中。
“桜葉最中”などという商品は初めて見た。
私が知らなかっただけで、これまでも毎年春の限定商品として出していたのかしら。
最中に桜葉? 想像がつかない。 中に桜餡がはさまっているのかしら…、とワクワクしていたら
中は、通常の栗最中と同じ
栗餡だと知り、ガッカリ…。

ということは、皮を春らしくピンク色に染めただけで、要は定番の栗最中なのか…??
そうしたら、皮は通常の最中種ではなく、塩漬けした桜葉が練り込んであるという。
セロファンの包装を開くと、確かに桜の香りがする。
ただ、最中の皮自体、地味な存在なので、桜葉を多少練り込んだくらいでは
普通の最中と差がつかないだろうと思ったら、ちょっと違う。
皮がちょっぴり桜味。 いや、もしかして、食べる時に鼻を抜ける桜の軽い香りで「桜味だ」と感じるのかも。
ちなみに、中の定番の栗餡は、大手亡豆を主原料にした白餡がベースで、そこに栗を混ぜている。
毎度の栗最中なのに、皮に施したひと工夫で、さり気なく桜の季節を感じられる。